今日は映画『バガボンド』についてちょこっと書きます。
Webcomic【時空マジシャン】の制作のほうはここのところまとまった時間が
とれなくて進んでません。
バガボンドというと私は二つの作品を思い浮かべます。
一つはあの天才バカボン...ではなくて井上雄彦氏の劇画『バガボンド』です。
もう一つが映画『バガボンド』。
じつは劇画バガボンドについて書こうと思ってたんですが『バガボンドと言えば
十数年前に観た映画のタイトルもバガボンドだったっけな...』
と思い出したら急に映画バガボンドについて書きたくなりました。
知り合いの女性編集者が『バガボンドという映画があるんだけど...放浪者の
主人公が、バガボ~ン!と絶叫して死ぬのよ。私も身につまされるわ...』『へぇー、バガボ~ン...か、おもしろそうだね』というわけで観てみました。
実はこの映画を観たのは旅行先のアメリカの映画館だったので正直言って
会話の部分はほとんど分からなかったです。それでも何となくストーリーは
分かるもので、私が理解した内容は以下のような物語でした。
ヒッピーのような暮らしをしている若い女性放浪者が道端で行き倒れになって
息絶えます。警察関係者が、その女性と関わりのあった人たちの話しを聴いて
調査するのですが、なぜその女性がそのような境遇になって死ななくてはならな
かったのかは良くわかりませんでした。(べつにミステリーとかサスペンス
ではなくて『うーん、なぜだろう...わからん』というような感じだった)
そして冬枯れの寒々しい景色の中で、どこにも所属しない女性のひとりぼっちの
寂しい感じだけが引き立ちます。
映画の最後のシーン(だったと思う)で主人公が『バガボ~ン!』
と絶叫してバタッと倒れる映像がときどき頭によみがえります。
英語の壁があり、しかも十数年前に観たにもかかわらず良い作品というものは
いつまでも心に残るのですね。
上の画は、そのバタッとたおれたシーンのつもりですが、あくまでも私の頭の中
のイメージです。実際に映画をもう一度観たら、記憶違いや長年の間に色々と
自分勝手に書き換えていることに気づくかもしれません。(ストーリーも含め)
それにしてもあの絶叫は、自分の信じる人生を生ききった証しの叫びだったの
でしょうか。
それとも...
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