http://www.shizuoka-sake.jp/prize/h25_report.html
上記が静岡県清酒鑑評会の結果です。
以下個人的な感想です。(敬称略)
《吟醸部門の印象》
知事賞(1位)の喜久酔のお酒は、精緻さと静謐さのなかに静岡酵母的華やぎがあるすばらしい酒でした。また3位の若竹のお酒も、シャープさと力強さがあり、こういう方向性のお酒も評価されるということは良いことだと思いました。7位の開運は、バランスのよさ、上質な香りがあり、非常に優れたお酒だと思いました。
志太泉のお酒は同着11位でしたが、昨年のお酒と比較するとやや若さや荒さがあったかなと思います。鑑評会の出品戦術としては、もう少し暖かい場所でやや熟成を進めた方がよかったかもしれません。秋には美味しくなると思います。
《純米吟醸部門の印象》
2位の花の舞のお酒は、良い意味での重厚さがある素晴らしいお酒でした。
志太泉(5位)の酒は、以前書いたとおり、まだもっと蔵として良い酒は造れるはずですが、現状で出来ることはだいたい出来ました。
《全体の印象》
今年は、鑑評会的お酒の評価としては各蔵のお酒の差はわずかだったように感じました。その中で各蔵の個性というか技術的芸風が発揮されていたのではないでしょうか。