こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

航空母艦 蒼龍 4

2010-10-13 23:07:52 | Weblog
船体の塗装が終了しました。
(写真だと塗装したのか全然、判りませんね)

艦底板も塗装して取り付けたのですが、これも全く判りませんね~。

三段甲板の赤城に比べ、格納庫が非常に幅広なのは判ると思います。

蒼龍の搭載機数は常用57、補用16と書かれているので常用は赤城と似たような数字です。
(真珠湾攻撃の際は戦闘機、急降下爆撃機、艦上攻撃機が全て18機づつ計54機が常用)

中型空母ながらも最初から航空母艦と建造された蒼龍の完成度の高さが伺えます。

一緒に飛行甲板の塗装も行いましたが、こちらは細部の塗り分けが未実施なので
写真には入れませんでした。おそらく明日には飛行甲板を取り付け出来ると思います。

航空母艦 蒼龍 3

2010-10-12 20:47:45 | Weblog
続いて右舷側の舷側を組み立てていきます。
蒼龍は艦橋と煙突が右舷に集中しています。(まだ艦橋は取り付けていません)

煙突は日本空母お馴染みの湾曲式で下方に曲がっています。
これにより煙突から出る熱気をが飛行甲板上で乱気流を起こす可能性を下げたそうです。
(海面近くに熱気を放出し、いち早く温度を下がる効果もあったそうです)

この煙突、船体が傾斜した時に排気口から海水が入ってくる危険が有りそうですが、
こういう場合は煙突上部の排気口を使うそうなので浸水問題は大丈夫だそうな。

後に日本も直立式に近い傾斜煙突を採用した空母が建造されますが、
アメリカ空母は最初から直立式の煙突を採用していました。

舷側の組み立てがほぼ完了したので、明日は船体塗装に入ろうと思います。

航空母艦 蒼龍 2

2010-10-11 17:50:30 | Weblog
本日は左舷側の組み立てがメインです。
機銃や高角砲のスポンソン支柱は別パーツ化されていますが取り付けは簡単でした。

当たり前の話ですが、空母は甲板上に構造物が殆どないので舷側の組み立てがメインになります。
少ないパーツで構成されていますが、かなり出来は良いなと感じました。

艦首機銃台の組み立ても完了しました。
説明書には錨の取り付けが書かれていないようです・・・(アオシマの説明書は適当なんです)
同様に軍艦の証である菊花紋章の取り付けも無いですね。

右舷は明日以降に製作し、基本部分の組み立てが終了したら塗装に入ろうと思います。

航空母艦 蒼龍 1

2010-10-10 19:40:10 | Weblog
航空母艦が連続します。
今日から製作するのは蒼龍。

三段甲板の赤城、二次改装した龍驤を作りましたが、
赤城が全通式の飛行甲板を持つ形式になる前に完成したのが蒼龍になります。

改装を含めた日本海軍の航空母艦の登場順番として製作も正しい順序になっています。

蒼龍は過去に一度製作した事がありますが、今回のキットは最新のリニューアル品です。
この空母、精確な図面が現存しておらずリニューアルは無いだろうと言われていましたが、
写真解析等を含めた最新の考証を取り入れて誕生しました。

蒼龍は赤城等の建造により軍縮条約で割り当てられた残りの排水量と
旧式化した鳳翔(日本海軍が建造した全通甲板の第一号空母)を廃艦にして得られるt数から
中型空母として建造がスタートしました。(10500tの空母2隻として計画)

実際には完成時は15000tを超えており、2番艦として建造された飛龍の完成は
軍縮条約が切れる事が想定された為に蒼龍の課題を改良し更に大きな空母になりました。
この為、蒼龍と飛龍はサイズは同程度だが外観は大きく異なる姿になっています。

キットの方ですが、本日は船体左右の貼りあわせを行ないました。
強度確保用の仕切り板の上にはエレベーターを下げた場合の格納庫を再現した部品が用意されていますが、エレベーターは上げた状態で製作すると思います。

航空母艦 龍驤

2010-10-09 23:39:14 | Weblog
以前に製作した一次改装と並べてみました。

このアングルで比較すると、二次改装後との違いが明確に判ります。

それにしても小さな船体に巨大な弁当箱(格納庫)を背負わされたもんです。
これでは復元性に問題が生じるのは当たり前に思えてしまいます。

二次改装により艦首甲板の高さを増した事や、飛行甲板前端の形状、
艦橋付近のアレンジ等、二次改装のポイントは前から見ると判り易いですね。

しかし・・・甲板の白線、デカールのテカリが凄いですな。

航空母艦 龍驤(二次改装) 9

2010-10-09 18:11:39 | Weblog
キット同梱のエッチングパーツ、起倒式マスト等を取り付け完成しました。

マストは改装時に重量軽減目的で単純な棒型に近い形状に改められているのですが、
4本のマストのうち左舷側前部のみはトラス形状のままでした。

キットに付属しているマストは、4本全てが棒型なので
ピットロードの艦船パーツセットから空母用マストを探してきて交換しています。

赤城と同様にデカールのシルバリングが目立つので天気の良い日に
艶消し塗料を吹いておこうと思います。

航空母艦 龍驤(二次改装) 8

2010-10-07 22:36:06 | Weblog
今日は飛行甲板の仕上げを行いました。

前回の赤城に続き、塗装ではなくデカールによる甲板上のライン引き(?)です。

龍驤の飛行甲板後端には耳のような張り出しが有るのですが、
キットは同梱のエッチングを使う指定になっています。

この部品、舷側から大きく張り出しているのですが
ちょっとした接触により脱落や破損しそうなので、プラとの選択式でも良いのではと思います。
(おっと、まだ取り付けていないので何の事やら判らないネタですね)

甲板に使うデカールは大判1枚をベタ~と貼る方式なので難易度は高そうです。
失敗すると困るので、今回は4分割してから貼りました。

航空母艦 龍驤(二次改装) 7

2010-10-06 22:12:22 | Weblog
武装の取り付けです。

竣工時の龍驤は高角砲を6基(12門)装備していましたが、
トップヘビー問題で2基を降ろして8門に変更、沈没するまで変更は有りませんでした。

後に建造された日本海軍の中型空母が12門、小型は6~8門が一般的だった事を考えれば、
改装後の8門は妥当な数字だと思われます。

一方、機銃に関しては殆どの空母が25mm機銃のみで統一されていたのに
龍驤だけは13mm機銃が大半を占めています。

全通式に改装後の赤城の場合、25mm機銃は連装14基(28挺)です。
龍驤は二次改装後の状態で、13mm機銃が4連装×6(24挺)に25mm連装機銃2基(4挺)

挺数こそ同じですが、13mmと25mmでは破壊力が全く違うので
対空能力には雲泥の差があったと考えるのが妥当でしょう。

この13mm機銃は、戦艦~駆逐艦まで広く搭載されましたが
対空火器の増強に伴い25mm機銃へ換装されています。

時代が戦艦から航空機へと移る中、艦隊における最重要艦種も航空母艦へ代わりました。
同時にあらゆる艦船に対空火器が増強されていく訳ですが、
空母である龍驤が最後まで13mm機銃だったのは七不思議です。

航空母艦 龍驤(二次改装) 6

2010-10-05 22:19:14 | Weblog
短艇類を取り付けていきます。

この作業は部品数の割に使用する色が多いので思ったよりも時間がかかります。
しかし、この部分の出来は完成度への影響が結構大きいので踏ん張りどころです。

航空母艦の多くは短艇を艦尾側の飛行甲板下に置きます。
戦艦や巡洋艦、駆逐艦等の艦船はダビットと呼ばれる吊り下げ道具を使って
展開・格納を行いますが、航空母艦の多くは短艇を艦尾側の飛行甲板下に置きます。

ダビットを持たない空母は飛行甲板裏にはレールが付いていて、
短艇を釣り上げて移動する方式をとっています。

龍驤はスペース上の問題なのか殆どの短艇が舷側に置かれているので
少し変わった配置になっているようです。

航空母艦 龍驤(二次改装) 5

2010-10-04 22:31:11 | Weblog
一気に組み立てが進みました。
甲板は木甲板部分を塗装済だったので鉄部分を塗り分けて完了。
昨晩に製作した艦首付近の部品も塗装を済ませ、飛行甲板を取り付けてしまいます。

龍驤が建造された背景は以前にも書きましたが・・・
1921年に締結されたワシントン軍縮会議により
日本が保有出来る航空母艦は80000トンの制限を受けました。

これにより、海軍は建造中の巡洋戦艦・赤城と戦艦・加賀を航空母艦として建造します。
一方、条約には排水量10000トン以下の空母に関しては何隻保有しても構わないと言う
ルールが盛り込まれていた事から、海軍は小型の龍譲の建造に着手しました。
良い成績が出れば、海軍は一気に龍驤を量産する予定だったのでしょう。

ところが、龍譲の建造を開始した直後に締結されたロンドン軍縮会議の内容には
10000トン以下以下の空母も総計80000トンの中に含まれる事になってしまいました。
小型の龍譲を建造する意味が無くなってしまったのです。

既に船体が出来上がりつつあった龍譲は、ここで方針転換します。
従来1層とされた格納庫を2層にし、搭載機も24から36機に増加させたのです。
しかし、格納庫の層を増やした事は明らかなトップヘビー化を招きました。

小型な船体に重装備を施す方式で数的不利をカバーする思想は
友鶴事件、第四艦隊事件での相次ぐ転覆事故により大問題となったのです。
(龍譲も波浪により艦橋が圧壊するなど非常に危機的な状態になったようです)

結果的に龍譲は二度の大きな改修を受けています。
一次改修では高角砲12門を8門へ減らし、舷側のバルジを更に巨大な物へ変えました。
これでも復元力への不安は払拭出来ず、二次改装では飛行甲板先端の形状を変えたり、
艦首の乾舷を高くする等の改装が行われています。

結果的に龍驤は同型艦もなく、成功した空母と呼ぶには辛い出来になってしまいました。
同時期にアメリカも同じように小型空母レンジャー(CV-4)を建造しましたが、
これも中途半端な出来だったので、日米の空母建造は似たような経過を辿っています。