こまんたれぶ~下福田小学校

当時の同級生との交流場所
(ここ数年は模型三昧)

航空母艦 蒼龍 5

2010-10-14 20:53:05 | Weblog
今日は飛行甲板の取り付けです。
モールドが深めなので伸縮継手等の塗装は比較的楽にできました。

蒼龍の飛行甲板は鉄甲板部が多いですね。
特に前部の鉄甲板面積は非常に広いのですが、
これはカタパルトを設置する事を前提に設計された為なのかしら。
(写真では確認し難いのですが、艦首右舷側にカタパルト用の溝がモールドされています)

空母用のカタパルトはアメリカでは小型空母にさえ搭載し、発艦時の滑走距離を短縮。
これにより甲板にズラリと艦載機を並べて次々と発艦させることが可能でしたが
日本海軍は空母用のカタパルトを最後まで実用化出来ませんでした。

したがって、飛行甲板の短い小型空母では大型航空機の運用すら出来ない有様で
大戦末期に入っても小型空母は旧式&軽量な航空機を搭載せざるを得ませんでした。

日本の護衛空母と呼ばれる商船改造の低速空母は航空機の輸送がメインで
膨大な工数を経て改造されたにも関わらず、南洋の島まで飛行機を満載し
港でクレーン等により一機づつ降ろしていたのです。

一方、アメリカの護衛空母は日本よりも小型・低速の船体にも関わらず
カタパルトを使って搭載機射出、機動部隊の補助的な役目も充分に果たしています。