ユーロな日々

blogの更新を終了しました。

ディポルティーボ ベティスと分け ムードは最悪だろう 〔リーガ5節〕

2004年09月28日 | 欧州2010-2003
ホームでビルバオ、バレンシアに、まさかの2連敗とピンチのディポルティーボ。前節は5失点とバレンシアにボロボロにされた。イヌレタは、昨日の練習で、スカロー二、セルフィオに入念な指示を与えたという。そのためだろう。序盤からディフェンスは集中していた。しかし攻撃は、攻めてはいるのだが、単調だった。パンディアーニをターゲットに放り込むのだが、後方からの飛び出しがなく、スリリングな場面が作れない。ポゼッションでもシュート数でも数字の上ではベティスを圧倒しながら、0-0で前半を終了した。
ベティスは意図的にディフェンシブだったような気がしたが、後半はオリベーラがよく動き、攻撃の場面もでてきた。そして15分、裏に出したスルーパスに、オリベーラが飛び出し、モリーナの股間を抜いて決めた。攻めても攻めても得点できないと、こういう失点をしてしまうものだ。
ここまで1勝2分1敗、しかもディアソールで2連敗で、絶対に負けられないイヌレタはついにスカロー二を下げた。セルフィオにもっと攻撃しろというメッセージだった。ベンチへ下がるスカロー二はイヌレタに目もくれない。そのあとはコーチと激しく罵り合うシーンが流された。前節イヌレタに下げられてイヌレタを罵ったセサルは先発を外されている。勝てないとこうしてチーム内がゴタゴタしてくるものだ。
しかし結果的に、この直後にディポルティーボは追いつく。
ペナルティエリアのすぐ外でバレロンにボールが渡り、バレロンは強烈なシュートを放つ。GKが弾いたところに、ビクトルが飛び込み、同点打を叩き込んだ。
時間はまだ後半30分。勝ち越したいところだ。イヌレタはバレロンを下げ、ムニティスを入れるというカードを切ったが、これは当たらなかった。負けなかったが、チームのムードはひどいままだろう。
【第5節 ディポルティーボーベティス 1ー1】