ユーロな日々

blogの更新を終了しました。

レアル対エスパニョール すでに正念場のカマーチョ 〔リーガ3節〕

2004年09月19日 | 欧州2010-2003
カマーチョは決断した。ラウルをベンチに置くことを。それだけでない。レバークーゼン戦の采配を批判したベッカムも外した。しかし、さらにアクシデントが重なる。ジダンは3週間の離脱、フィーゴも体調不良でベンチを外れ、試合前にカシージャス指を痛めて欠場。FWはロナウド、オーウェン、その後ろにソラリとファンファン、ボランチはエルゲラとセルデス。GKはセサル。
2連勝と最高のスタートを切ったエスパニョールはすばらしい立ち上がりだった。そして前半42分、マキシに先制打を決められる。レアルが前かりになったところをカウンターで反撃。ファボンが競り負けて前節ハットトリックのマキシに決められたのだ。実はこの前段、サムエルがPKをとられたのだが、代役GKのセサルが見事に防いでいただけに痛かった。ファボンはレバークーゼン戦でも弱さが感じられたが、この日も防ぎきれなかった。
レアルが得点できないまま、前半を終えた。ジダン、フィーゴ、ベッカムのいない中盤はスリリングな場面を作れない。ロナウドにもいいボールが入らない。後半どうするのかと見ていると、カマーチョは、まず、ファボンを許さず、エルゲラをセンターバックに下げ、グティをボランチに入れた。
その直後にラックが来た。ロナウドにスリリングなボールが入り、イバーラが倒してPKをとったのだ。いつもならPKはフィーゴが蹴るところだが、今日はそのままロナウドが蹴った。で、止められた。
次にカマーチョはファンファンを下げてベッカムをいれた。3枚目のカードはオーウェンとモリエンテスの交代に使った。しかし得点できなかった。それだけではない。サムエルとサルガドの退場という痛手を負った。
あらゆる意味において、最悪の結果、絶望的な事態だ。リーガ第3節、チャンピオンリーグ一試合を終えた段階で、すでにカマーチョは正念場を迎えてしまった。
【第3節 エスパニュールーレアル 1-0】