ユーロな日々

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ビルバオに敗退 レアルは並のチームにすぎない 〔リーガ5節〕

2004年09月26日 | 欧州2010-2003
レアルをホームに迎えるビルバオはまだ勝利がない。前節、リードしながら最後にエスパニョールに追いつかれたゲームはショックだったろう。しかし今日は立ち上がりから気迫に満ちていた。高い位置からレアルのバックラインにプレッシャーをかけ、前方に出したところで、ことごとくボールを奪った。レモンはロベカルを外していた。それが裏目に出た。左から早い展開で放り込まれたボールを、代役のラウルブラボがクリアミス。ヘディングの空振りだった。ウルサイスがきっちりと決めて、前半10分でビルバオが先制した。
そのあともビルバオはゲームを支配しつづけた。
レアルは中央がロナウドとグティ、右がフィーゴで左がラウル、ボランチはベッカムとセラディス。中盤でボールをもてないので攻撃の形ができない。しかたなくフィーゴが右サイドの突破を図るが、孤立している。37分、ボールをもって切り込んだにラウルがフィーゴにつなぎ、フィーゴがゴール前に出したが、ろなうどがわずかに届かない。今日のロナウドはスピードがなかった。
そして前半終了間際の43分。左サイドでビルバオのスローイン。しかしサルガドしかいかかず、2対1。フリーでゴール前に放りこまれ、またもラウルブラボがエスケーロに競り負けて2点目を失った。
後半5分。ラウルブラボが上がって、グティにつなぎ、グティがヒールで出したボールをラウルが受け、ゴール右隅に叩き込んだ。本当に久しぶりに見たラウルのゴールだ。
しかし、レアルのペースにはならなかった。レモンはロベカルを投入、さらにモリエンテスを入れて、精彩のないベッカムを下げた。グティがボランチに下がった。しかし、なかなかスリリングな場面が作れないまま、時間が過ぎていく。
残り時間が20分をきっても、ロべカルやサルガドがガンガン上がり、2バック気味で猛攻をしかけるというレアルの形ができない。ビルバオも守りに入らず、そのまま押し切った。
リーガの中で、レアルは並のチームにすぎない。それがはっきりしたゲームだった。
【第5節 ビルバオーレアル 2-1】