ユーロな日々

blogの更新を終了しました。

浅越ガンバレ

2004年09月08日 | day by day
浅越がやった。エレニ・ダニリドゥ(ギリシャ)を7―6、4―6、6―3で破って、見事に全米でベスト8入りだ。このダニリドゥはミスキナを破って上がってきたのだが、フォアハンドが強烈だった。第1セットはワンダウンで4-5とリードされ、ダニリドゥのサーブ。もうここでブレイクするしかないという場面に追い込まれたのだが、そこで見事にブレークして5-5。そこから互いにキープし、6-6で進んだタイブレークを浅越が制した。
フォアでの打ち合いで押されると、バックを攻めてダニリドゥのペースにさせなかった。左右に振り、ドロップショットで前後に揺さぶって、ダニリドゥのスタミナを奪っていった。ラリーでも踏ん張り、ここぞというところではリスクを犯してネットにも出た。すばらしいゲームだった。
第2セットは4-6で落としたが、第3セットはダニリドゥが崩れて5-0という展開。しかしダニリドゥもそこから立ち直り、3ゲームを連取されたが結局6-3で押し切った。すばらしい勝利だ。
杉山がカプリティ戦でセットポイントを握りながらそのセットを取れずに敗退したゲームも見ていたが、対照的だなと思った。
ここぞというところでふんばられない杉山と、ブレイクするしかないところでやってしまった浅越。
杉山には、またまたがっかりさせられた。浅越の方が自然と応援したい気持ちにさせられる。強気に見えるからだろう。試合後のインタビューも、本音で喋っていてすがすがしい。杉山の方は、いいわけや後悔が多くてつまらない。
次はダベンポートだ。ダニリドゥと同じでパワーはあるがスピードとスタミナに難がある。ビーナス戦は素晴らしかったが、激しいラリーのすぐ後のゲームでボールを追わない、ということが度々あった。息があがって動けないのだ。そこをうまくつければ、チャンスはある。