ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

キリの番

2012年08月23日 | Family
我が家はクリスチャンなので、食事前や寝る前には一緒にお祈りをする。
誰が祈るかはその時その時で我が家の長であるジョセフ君が選ぶ。
ジョセフ君は一応みんなに満遍なくお祈りの順番が当たるように気を配りながら選んでいるつもり。


でも我が家にはキリがいる。
2歳児キリ、標準英語はまだまだ全然話せないのにキリ語が堪能であるが故、お祈りも自分がやると主張する。
上の子達もね、そういう時期はあったの。
食事の前のお祈りを言うのが好きで、毎食自分が言う、と言っていた時期が。
でも上4人は

「んー、今回は別の人に頼もうかな?」

と言ったら大抵の場合は素直に納得してくれた。
キリは違う。

「キリはランチのときに祈ってくれたから今度はシャーちゃんにしてもらおうね」

などと言うと、泣き喚く。
今から祈ろうというときなのに。
もしくは言われたときは状況がつかめず大人しいが、選ばれた人が祈り始めた途端に自分が選ばれてないことに気付き大騒ぎになる。
だから祈ってるんだってば。
祈っている最中は静かにする、ということが未だに理解出来てない。
(いや、数ヶ月前に比べたら大人しく出来るようになったんだ、これでも)


ちなみに自分が祈るときはしっかり腕組をして目を閉じている。
一応少しずつは学んでおります。



と、まぁ前置きはこれくらいにして。
今夜の寝る前のお祈りのときのこと。
パパとキリのやり取りがおもしろすぎた。


 Who wants to say a prayer?
  (誰がお祈りしたい?)
 Me!!
  (ぼく!!)
 You said for lunch and dinner today. Let's pick someone else. Who should say the prayer?
  (キリはランチとディナーのときに祈ったから他の人にしようね。誰がいいかな?)
 Me!
  (ぼく!)
 OK. You pick. Who do you want to say the prayer?
  (わかった。キリが選んで良いよ。誰に祈ってもらいたい?)
 Tili.
  (キリ)
 Tia? OK, Tia. Would you like to...
  (ティア?よし、ティア、お祈りを…)
 Noooooo!!! Tili!!
  (ちっがう!キリ!)
 What?! No, YOU pick someone else.
  (いや、だからあんたは誰かを選ぶんだってば)
 ...Mimey
  (…マイキー)


『Me』から『Kili』に変わったときはもう爆笑。
そんな変化球が投げられるようになったとは。
しぶしぶマイキーを選んでるし。


こんなにお祈りが好きなキリですが、寝る前と食事前のお祈りの内容は一緒だったりする。
そしてそれを聞き取れるのは家族だけ。
キリ語は難しいからね、経験がないと理解できないのです。