ちいさなおしゃべり

Shantia家のメインランド生活日記

ハラハラなレッスン

2008年11月20日 | Hula/Tahitian
昨日のレッスンはすごかった…。

最初に衣装のプチミーティングがあり、その後オリ→ベーシック。
そして既に習い終わっているカヒコ3曲、アウアナ2曲を一通り踊った。
ここまでは普通。

5曲踊ったところでクムが
「はい、じゃあウリウリとプーイリ持ってきて」
と指示を出し、2週間前から始めたアウアナの練習をすることに。
まずは習ったところまでのおさらい。
そして次のバースを習い、もう一度最初から。

ここからが…。
パートナーと向き合うように言われ、まず床に座らされた。
そしてマオリのTitiorea(スティックゲーム)と同じ要領で
ウリウリをパートナーに投げるっ!!

「ウリウリとは何ぞや?!」
と思っている方。
ウリウリとはフラの楽器の一つで、ラアミアという直径10cmくらいのボール状の木の実の中にアリイポエという植物の種が入ったマラカスのようなもの。
フラ楽器の中では割れやすく高い楽器。

その割れやすく高いウリウリを投げるんですよ、このハラハラ感が分かります??
Tititoreaをやったことがある人はまぁすんなり投げれたんだけど、やったことがない人はどうしても楽器を斜め上じゃなくて真っ直ぐ投げてしまうから、楽器が重力で下に行って、取るのが非常に困難

ウリウリが投げれるようになったら、次は楽器交換。
片方がウリウリを投げ、もう一人はプーイリを投げる。

プーイリとは、竹で出来た楽器で持ち手より上の部分が細く裂いてあるもの。
プーイリはウリウリに比べるとずっと安いんだけど…
竹の棒が飛んでくるのは怖いっ!!
ウリウリは割れるかもと思うとハラハラするし、プーイリは刺さるかもと思ってハラハラ

楽器を投げることに少し慣れたら、今度は立って投げる練習。
床まで高さがありますねー。
落としたら割れる可能性大ですよー。
立って投げることにも慣れたら、次はヘラステップをしながら投げる。
そう、踊りながら投げるんですから!!
「1,2,3、はいっ」
って言いながら投げてるうちは楽なんだが、踊りながらは大変だった。
クムがウクレレで歌いだしたら、間違ってる暇はないっ!
楽器が取れなくてもクムは止まらない、どんどん先へ進む

その後、パートナーチェンジしてもう一度トライ。
楽器交換後にウリウリパートもプーイリパートも踊れないといけないから、ってことで楽器も変更して。
これが更に混乱。
どっちを投げればいいのかわからないっ。

ここでクムが
「じゃ、最初から通してみようかー」
と一声。
みんな、楽器交換バースに集中しすぎて、その前に習ったバースをすっかり飛ばしてたね。
ま、Shantiaは記憶力"だけ"はいいので間違わずに踊れたけど
みんな事実に気付いて
「あ~、そうだった!すっかり忘れてたぁ
って。きっとクムもそれを予想していたと思われる。
実際の楽器交換のバースで無事に楽器交換が出来たペアは最高の笑顔で思わず歓声をあげてしまうし。
「よっしゃー!!!」
って。

みんながなんとかついてきたからクムも
「じゃ、最後のバースはまずカホロで…」
と曲を全て終わらせてしまった。
もう頭はいっぱい、いっぱい
でも先週クムが予測したとおり、笑いの耐えないレッスンだった。


高価な楽器ウリウリを投げる、ということでみんなちょっとドキドキだったんだけど、
クムがローズバーグにあるハラウからプラスチックウリウリを借りてきた。
ラアミアの部分がプラスチックで出来ているから割れにくいらしい。
私のパートナーが1個借りて使ったんだけど、楽器を交換した後のウリウリ担当は私だった。
なので片手はラアミアウリウリ、もう片手はプラスチックウリウリ。
このプラスチックウリウリ、
音がひどいっ!!!
耳が痛~くなる音でねぇ。
しかもハンドル部分、なんか棒にティッシュを巻いて、さらに上から植物繊維コードで巻きつけたような感じで、投げてるうちにコードがほどけてきて、非常に危険だった。
指にコードがからまったら投げれないから!!

そしてそして。
最後の最後に、一人のダンサーのウリウリがとうとう割れまして。
中のアリイポエがダァ~と床に散らばった。
クムは超冷静に
「あ、1個壊れた」
って。それも予想内だった?!

ハラハラで大盛り上がりだったレッスンは普段より30分以上オーバーして終了。
いやぁ、楽しかったねー