
先週の土曜日(14日)に行なわれた「市民がおこなう松葉のダイオキシン調査」の報告集会のことが、朝日新聞に載っていました。
「99年度に続き、2回目の調査。その時と比べると、(世田谷、目黒、大田、品川、江東、江戸川)全域でダイオキシン濃度が改善している」ということ。
しかし「廃プラスチックの焼却についての懸念の声も聞かれた」とあります。私もそう思います。
そうなのですが、ごみ問題は、単純ではありません。
理想を言えば、発生抑制(生産者責任)でごみ量を減らし、埋め立ても焼却もしないで済むように、できるだけ減らすようにすべき、です。
しかしながら、今、現実を見ると、リサイクルプラスチックの中間処理施設が確保できない状況では、リサイクルすると言って容器包装プラスチックを集めても、結局はごみとして処分することになってしまいます。(それでは区民を欺くことになってしまいますよね。どこかの自治体では一部そういう状況にある、とも聞いていますが・・・)
そんな状況の中、「焼却反対!」だけを叫んでも、問題は解決できない、という、苦しく厳しい状況にあるのが現実なのです・・・。
とはいえ、ごみ・環境問題は放っておけません!これからも、できることを見つけて積極的に取り組んでいくよう、議会で取り上げていきたいと思っています。
今日、世田谷区と区議会では、ボロ市などで交流のある上越市と柏崎市に見舞金を送ることが決定しました。世田谷区としてはそれぞれに25万円ずつ。区議会としては、議員一人5000円の見舞い金を集め、15万円ずつ送る、というものです。
その他、物資の支援、職員の派遣等、東京都との連携で話が進んでいます。(でも、物資の支援は、上越市は辞退、柏崎市では照会中ということでした)
また、個人情報保護の問題が、新聞各紙で取り上げられていましたが、“災害時要支援者”リストがきちんと使われていなかった実態があるようです。人の命が助けられない個人情報保護法って何なのでしょう?!
“行き過ぎた個人情報保護”、“勘違いの個人情報保護”、大問題だと思います。
とにかく、一刻も早く、現地が復興できるよう祈っています。