さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

ヤマジノホトトギス・クサギの実など

2018年10月15日 | 
野鳥が続いたので、今回は、北本自然観察公園の続きです。
公園でのもう一つの目的が、ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)です。
昨年は時機を逸してしまって、見れなかったのですが、今年は綺麗な花を見ることが出来ました。咲いていたのは暗い日陰の斜面です。


ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
ヤマジノホトトギスは北海道南西部から九州に分布するユリ科ホトトギス属の多年草で、日本固有種です。
白色の花に、紫色の斑点があるのが特徴で、花びらは6枚。
ホトトギスという名前、もともと、花被片の斑点が鳥のホトトギス(杜鵑)の胸にある斑点に似てるからその名がつけられたそうですが、
山路で見られるホトトギスで「ヤマジノホトトギス」。面白いですね。
しからば、平地で見られるホトトギスは「ヘイチホトトギス?」・・・・・・・・まさか!!(笑)
調べてみるとホトトギスの仲間って結構種類が多いんですよね。


もう少し近寄ってみると・・・・・
ヤマホトトギスやセトウチホトトギスに似てるそうですが、花被片や花柱の模様や形状が違うそうです。実物は見たことないのですが・・・・・・
(見分け方)
ヤマジノホトトギス:花被片は水平に開き、、花柱には斑点がない
ヤマホトトギス:花被片は反り返り、花柱に斑点がある
セトウチホトトギス:花被片は水平に開き、下部に黄色の斑紋がある。また、花柱には斑点がある



管理棟の前では、クサギ(臭木)の実が生ってます。葉に悪臭があるそうですが、どんな匂いがするのでしょうね。
実は、美味しそう~!!


湿地帯では、ミズアオイ(水葵)の花が咲いてます。日本では、準絶滅危惧種に指定されています。


次の植物はなんだか分かりますか?      タコノアシ(蛸の足)です。蛸の足に見えますか?
以前は、河川下流域・河口域の湿地や水田周辺などでよく見られたのですが、最近は見つけるのが難しいほど減少してるそうです。


木道では、ツマグロヒョウモンの遅い春??  雄が盛んに雌にラブラブアタック??仲が良さそうです。



久しぶりの公園も、秋の気配が漂い始めて、あとひと月もすると、冬鳥たちも到着することでしょう。




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