さて、何度も読むのやめようと思ったの第325回は、
タイトル:恋愛中毒
著者:山本文緒
出版社:角川文庫
であります。
とあるホームページの掲示板でネタになっていたのを見て、どんなもんかと思って……何ヶ月経ったっけ?(笑)
まぁ、そんなわけでいい加減、なに読もうと悩んでて、それで話題になっていたのを思い出して手に取ってみた。
50~60ページくらい読んで、あぁ、やばい、と思った。
ホントに投げ出したくなるくらい、主人公がまったく受け付けないキャラだったから。
ストーリーは、主人公である水無月という女性の話で、とても深く描かれている。
最初は水無月が勤める会社の社員の一人称で始まる。
この社員には付き合っていた女性がいて、この女性がほとんどストーカー状態だったので、引っ越しをし、会社を辞めて、いまの会社に勤めるようになっていた。
まぁ、ある掲示板の話を見ていたので、このあたりでどういう話になるのか、想像がついた。
さておき、この社員、結局いまの職場をその女性に突き止められ、水無月とのいざこざなどがあり、社長の計らいで行った飲み屋で、この水無月の身の上話、と言う形でようやく主人公水無月の話となる。
ここからは、上にも書いたようにとにかくこの水無月と言う女性の姿が深く深く描かれている。
こういう人間を深く描く話、と言うのは好きなほう……のはずなんだけど……。
まぁ、とにかく話は夫と離婚し、弁当屋でアルバイトをしながら友人のコネで洋書の翻訳をしながら生活している、と言う状況から。
ここで構成作家、タレントを経て作家活動をしている創路功二郎が弁当屋に訪れたところから生活が変わっていく。
もう他人を愛しすぎないようにと心に誓っていながら、結局同じ轍を踏む姿が、これでもかとストレートに描かれていて、まぁ、確かに共感できるのならばとても共感できるのだろう、と思う。
しかし、いかんせん、野郎にはまったくわからん(笑)
つか、男が読む本じゃないな、これ。
何に共感するって、水無月と離婚した夫に共感するわ(笑)
まぁでも、物書き的には、ここまで深く人間を描いたところはすごいと思うし、キャラも、はっきり言ってどーでもいいが、こういうキャラはいままで書いたことがないので、参考にはなる。
このほか、途中で出てきた女性キャラも、キャラ造形と言う意味でとても参考になったと思う。
なんか、話っつーよりかは物書き的に収穫のあった本って感じだなぁ。
かなり読み方としては間違ってる気はしないでもないけど(笑)
タイトル:恋愛中毒
著者:山本文緒
出版社:角川文庫
であります。
とあるホームページの掲示板でネタになっていたのを見て、どんなもんかと思って……何ヶ月経ったっけ?(笑)
まぁ、そんなわけでいい加減、なに読もうと悩んでて、それで話題になっていたのを思い出して手に取ってみた。
50~60ページくらい読んで、あぁ、やばい、と思った。
ホントに投げ出したくなるくらい、主人公がまったく受け付けないキャラだったから。
ストーリーは、主人公である水無月という女性の話で、とても深く描かれている。
最初は水無月が勤める会社の社員の一人称で始まる。
この社員には付き合っていた女性がいて、この女性がほとんどストーカー状態だったので、引っ越しをし、会社を辞めて、いまの会社に勤めるようになっていた。
まぁ、ある掲示板の話を見ていたので、このあたりでどういう話になるのか、想像がついた。
さておき、この社員、結局いまの職場をその女性に突き止められ、水無月とのいざこざなどがあり、社長の計らいで行った飲み屋で、この水無月の身の上話、と言う形でようやく主人公水無月の話となる。
ここからは、上にも書いたようにとにかくこの水無月と言う女性の姿が深く深く描かれている。
こういう人間を深く描く話、と言うのは好きなほう……のはずなんだけど……。
まぁ、とにかく話は夫と離婚し、弁当屋でアルバイトをしながら友人のコネで洋書の翻訳をしながら生活している、と言う状況から。
ここで構成作家、タレントを経て作家活動をしている創路功二郎が弁当屋に訪れたところから生活が変わっていく。
もう他人を愛しすぎないようにと心に誓っていながら、結局同じ轍を踏む姿が、これでもかとストレートに描かれていて、まぁ、確かに共感できるのならばとても共感できるのだろう、と思う。
しかし、いかんせん、野郎にはまったくわからん(笑)
つか、男が読む本じゃないな、これ。
何に共感するって、水無月と離婚した夫に共感するわ(笑)
まぁでも、物書き的には、ここまで深く人間を描いたところはすごいと思うし、キャラも、はっきり言ってどーでもいいが、こういうキャラはいままで書いたことがないので、参考にはなる。
このほか、途中で出てきた女性キャラも、キャラ造形と言う意味でとても参考になったと思う。
なんか、話っつーよりかは物書き的に収穫のあった本って感じだなぁ。
かなり読み方としては間違ってる気はしないでもないけど(笑)