さて、いつの間にか過ぎてしまった50回を記念する間もなく第52回は、
タイトル:聊斎志異(上)(下)
著者:蒲松齢
出版社:岩波文庫
であります。
清代に書かれた、神仙や幽霊、狐などなどが出てくる怪奇譚を集めたもの。
もちろん、著者の手が入っているから、集めた話のまんま、というわけではない。
ともあれ、そんなことより、日本と中国の幽霊ってのはここまで違うかねぇ、と言う感じかな。
日本は番町更屋敷に代表されるように、恨み辛みで出てきて、呪い殺すとか、どろどろしたのが多いけど、中国の幽霊(鬼(キ)と呼ぶ)は極めて人間的。
ある幽霊は、ある書生と所帯を持ったりするし、ある幽霊は釣りの途中で酒を飲んでた人間と仲良くなって酌み交わすし、あげくの果ては土地神様になって恩を返すわ、日本の感覚で幽霊を見ると、その違いがとてもおもしろい。
本書は精選した92編の訳文を収めたもので、ひとつひとつの話も短く、通勤通学の電車やバスの中で読むには最適。
古典だしなぁ、と言うひとにもさらっと読めておもしろいと思う。
あとは全491編を読むだけだな(爆)
タイトル:聊斎志異(上)(下)
著者:蒲松齢
出版社:岩波文庫
であります。
清代に書かれた、神仙や幽霊、狐などなどが出てくる怪奇譚を集めたもの。
もちろん、著者の手が入っているから、集めた話のまんま、というわけではない。
ともあれ、そんなことより、日本と中国の幽霊ってのはここまで違うかねぇ、と言う感じかな。
日本は番町更屋敷に代表されるように、恨み辛みで出てきて、呪い殺すとか、どろどろしたのが多いけど、中国の幽霊(鬼(キ)と呼ぶ)は極めて人間的。
ある幽霊は、ある書生と所帯を持ったりするし、ある幽霊は釣りの途中で酒を飲んでた人間と仲良くなって酌み交わすし、あげくの果ては土地神様になって恩を返すわ、日本の感覚で幽霊を見ると、その違いがとてもおもしろい。
本書は精選した92編の訳文を収めたもので、ひとつひとつの話も短く、通勤通学の電車やバスの中で読むには最適。
古典だしなぁ、と言うひとにもさらっと読めておもしろいと思う。
あとは全491編を読むだけだな(爆)