つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

もう気付かれてるに決まっているが

2005-01-29 20:29:43 | 雑記
さて、あ、さて、あ、さてさてさてさての第60回は、

タイトル:悲桜祭り
著者:諏訪萌葱
出版社:扇文庫

であります。

諸君に衝撃の事実を明かそう。

実はsen-linnで二人です。

で、そのうちの主な執筆者のLINNでーす。

で、真のメインライターのSENでーす。
(お互い何言ってんだか……)

さて、悲桜祭り、であります。
主人公は大学生、ヒロインは……、

死体だよな? 白骨化した。

なに言ってんだ、てめぇっ! ヒロインは八重、だいたい16歳前後の不思議な少女であります。

「はぁ……、早い…ぞ、八重……はぁ…オレは体力ないんだから…はぁ……もうちょっと…、あわせろよ」
という台詞から解るように、日活ロマンポルノの亜流ですな。
主役の名前も祐×郎だし。

……SEN……、名前もちゃうし、誰からもホラーと呼ばれた話をポルノにする脳みそに感服するよ。
そこは山登りするところのシーンだろーに。

そう、とんがった二つの山を――。

そうそう、二本指でとことこと……
あ、いかんいかん……(無視無視)
で、話の中身ははしょるけど、要するに、桜の古木の精霊が夜な夜な精気を求めて大学生辺りを虜にして、血を吸ったりとか……

電撃くらわしたりとか……

誰が虎縞ビキニの女の話をしとるかっ!
……まぁよい。で、血は吸わないけど、怪しく自分の本体(八重桜の古木)の前で主人公の心臓をえぐり出し、満開の桜を咲かせる八重……まぁ、確かにホラーだよなぁ。

そう、心臓を秤にかけて罪を裁くのだ。

どっかの国の神様にするなっちゅーに。
で、心臓をえぐられて主人公は死亡。
おしまい。
……ぜんぜん話の中身がわからんなぁ。

元ネタは梶井のモッくんだっけ?
ほら、第13回で紹介した桜の下の死体の話。

ジャニーズのアイドルにいたような名前だな。
まぁ、梶井基○郎の「桜の木の下には」がベースには違いない。
つか、ラストでそのまんま書いてるし。

そだっけ?(失念)×2
それにしてもこの話、盛り上がりにかけるっつーか、暗いっつーか……。
短編としてはまとまっているけど、予定調和で終わっちゃってるのが何とも。

仕方あるまい。
作者としても、最初から最後まで計算して作った初の話だからなぁ。
つか、最初で最後だろうなぁ、ここまでまとまってるのは。

あ、言っちゃった。
実は本作、LINNが書いた作品です。
彼に悪口雑言を浴びせれば公開される可能性はあるかも。

絶対ないな(断言)
まぁ、でも、これ、何故かコバルト文庫の公募で2次選考まで通ってしまった話。
予定調和すぎて個人的にはいまいちな話だと思っていただけに、かなり意外だったなぁ。
まぁ、いまとなっては懐かしい話だが……

気にするな、過去のという奴さ。
とゆーわけで、駄文で埋めた第六十回ですがそろそろお別れの時間です。(黒柳徹子風)
次回からはどっちが書いてるか予想しながら読んでみちゃって下さい。
上品な物言いをしている方が私で、著者とファンに喧嘩売ってる方がLINNです。

まぁ、こういうことを言うほうが……ってのは賢明な読者にはわかると思うので、あえて言わないけど。
ともあれ、第60回はこれにて。

いやー、書物って――本当に素晴らしいですねぇ。

あ、さいなら、さいなら、……さいならっ(どっかの映画評論家風に)