つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

これぞ最強(凶? 狂?)

2008-01-10 05:10:56 | おしゃべり
さて、第936回であります。


鈴:やっぱりお年玉にはまだまだ早いよなで安心したLINNで~す。

扇:ちっ、今年は生き延びやがったか、と悔しがるSENでーす。

鈴:まぁ、当然だな、まだ0歳10ヶ月くらいだし。
滅多に顔見せんから、甥っ子の顔見て、少しだけ遊んでやってそれだけだ。

扇:貴様の惚けた顔が目に浮かぶのぅ。
で、喋れるようになったら、どう呼んでもらうつもりだ?
オススメはおじ様だが。(笑)

鈴:なに、正月は食う、飲む、寝るで死んでたから惚ける余裕などない(笑)
しかし、おじさまってな……。
男の子からだとなんかびみょーやぞ。
従妹の娘からなら、何となくOK……のよーなOKでないよーな……。
……やっぱ、なんか怪しげだから却下

扇:いや、君は素で怪しいから無問題。
まー、三年後ぐらいを楽しみにしつつ、次のコーナーに参りましょう。

鈴:何をお互いさまなことを言っておるかい。
さておき、3年後ねぇ……怖い……(笑)
あんまり想像したくないので、確かに次のコーナーに行って払拭しよう。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:今回のWikiは、誰もが知っている……わけではないが、ある意味とても有名なアメリカ産炭酸飲料、その名も!

扇:ごめん、飲んだことない。

鈴:名前もいわんと先にそれを言うなっ!!
ったく、今回のWikiは知る人ぞ知る「ドクターペッパー」であります。
ちなみに、私は1回くらいしか飲んだことはありません。

扇:どんな味?
口の中で化学反応起こしたりする?

鈴:味……ひじょーにまずかった記憶だけはあるぞ(爆)
化学反応は……起きんとは思うが、起こしてんじゃねぇかってくらいの飲み物ではあるな。
これに匹敵するインパクトは焼きりんごジュースくらいだな。

扇:まぁ、俺は昔から炭酸嫌いだから別にいーけどね。
しかしこれ、『世界中で今も飲まれている最も古い炭酸飲料(wikiの記述による)』だったんだねぇ。
俺はてっきり、ラムネあたりだと思ってたよ。

鈴:ラムネはなんか古いとか、懐かしいイメージがあるからなぁ。
つか、Wikiのコカ・コーラの記事を見ると、原型が出来たのが1886年で、ドクターペッパーが1885年だから確かにドクターペッパーのほうが古いな。

扇:おや? ラムネの記事に1872年6月9日にラムネ製造の許可が下りたって書いてあるぞ……。

鈴:……書いてあるなぁ、しっかりと……。
まぁ、確かに「世界中で」と注釈をつければ、いちばん古いんかもしれんが、炭酸飲料としてはラムネのほうが古いとは……。
つか、イギリスではレモネードに炭酸入ってるみたいだし、突き詰めればこっちのほうが古いんかもしれん。

扇:ま、まぁ……製品として売り出して、世界中でまだ売れてるのがドクターペッパーってことなんだらう。(苦しい)
話を戻すが、テキサス州ではペプシ・コーラの売上を上回ることが頻繁にあるらしいな。
テキサスの味覚がおかしいのか、ペプシがそれだけコカに押されてるのか……どっちだろうねぇ。

鈴:頻繁とは言え、テキサス州限定ってとこがまたミソだよなぁ。
もともとは……バージニア州か……、その後カリフォルニア州で商品化……なんか発祥とはまったく関係のところで売れてんだな。
まぁ、テキサスの味覚がおかしいかどうかは別として、後者は厳然たる事実だな。
ペプシマンのCMとか、そういうところはコカ・コーラよりもずっといいものを作る会社なんだがねぇ。

扇:いかにもマイナー人気って感じだよなぁ。
地元で売れてないわけじゃないんだろうが、何か虚しいもんがあるな。
ちなみにCMはブリトニー・スピアーズが剣闘士の格好で『We Will Rock You』歌う奴が好きだね、あれは格好良かった。
って……ドクターペッパーの話はどうした?(爆)

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
じゃ、じゃぁ話を戻すか。

扇:残念ながら、時間が来てしまったようだ。
それでは皆さん、磁界をお楽しみに。

鈴:戻す前に終わりかいっ!!
しかし、素で突っ込むが、どっからマグニートー様を引っ張ってくるつもりだ?


『今週の一冊』


鈴:では、Aパートの時間が終わったので、Bパートの「今週の一冊」です。
今回のネタは、木曜劇場のころから1巻ごとに続けている由貴香織里の作品で、とうとうこのたび4巻をもって完結した「ルードヴィッヒ革命」第4巻です。

扇:来たぁっ! 現時点で、少女漫画最大のオススメッ!
最新刊出る度に、大々的に紹介した漫画はこれぐらいだったなぁ。
完結作品ばかり漁りまくるウチにしちゃ珍しい話だ。(自虐的)

鈴:そういえばそうだなぁ。
これくらいだな、毎巻出るたびに記事にしてるマンガって。
しかし……3巻でいまいちシリアスでつまんないと言ったが……。
最後の最後でやらかしてくれたね、由貴香織里! って感じだな。

扇:最初はしっかりシリアスしてるんだが……噂のあの人出た瞬間に終わったね。
敢えて詳細は書きませんが、前巻で登場が示唆されていた人物――最強で最凶で最狂です。
この漫画、今までひたすら濃い連中ばっかり出てきましたが、その中でも群を抜いてます。
この土壇場でこれ程のキャラを出してくるとは、恐るべし由貴香織里ィッ!

鈴:なぁ、もうそのセリフだけで終わってもいいんじゃないか?(笑)

扇:ある意味、それが正解かも知れん。
ここで下手に解説して興を削ぐより、直接読んで腹の底から笑って頂きたいしな。
んじゃ、その他の連中についてさらっと話して終わっとくかね。
まずは今回のヒロイン――。

鈴:まぁ、あのひとに関してはいろいろ言うより見てもらったほうがよいな。
で、今回のヒロインと言えば、やっぱり1巻でSからドMに開眼した魔女のドロテアやね。
まー、見せ場の多いこと多いこと。
……っつーか、最終話がドロテアの話だからな。

扇:ヒロイン街道まっしぐらだったね、ドロテア。
ギャグ一切なし、最初っから最後までシリアス全開……よくここまで育ったもんだ。
三巻は殆どモブキャラ扱いだったので、ファンとしては嬉しい限りだぁねぇ。
一方リゼッテは、前巻でヴィルとの決着は付いたよーなものだったので、今回はほぼ脇役だったね。

鈴:育ったっつってなぁ……まぁ、胸は十分育ってるが(爆)
しかし、ホント3巻であれだけ活躍どころか、ほとんど出番すらなかったってのに、最後の最後でここまでシリアスで、健気で、さらにかっこいいところまで見せてくれるとは……Mでなくても十分いいキャラになってるわ(爆)
そのぶん、いちおうほんとうのヒロインのはずのイーディケがあんまり目立ってないけどね。
まー、神様的に最後のほうで出てきただけじゃぁ、あの濃ゆい面々に太刀打ちできるはずがねぇがな(笑)

扇:まぁ、当初は王子の充電地点だったからなぁ――ドロテアの胸。(爆)
つーか、エロコワメイドって何ですか、由貴先生?(二巻参照)
ドロテアとイーディケは登場も同じ回で、まさに白と黒のヒロインって感じだったけど、最終巻は完全に黒のヒロインの独壇場だぁね。
彼女が魔法使うまで、この漫画が一応おとぎ話だったこと、すっかり忘れました……あははは。
どう考えても、魔法より、ライフルとかマグナムとかバズーカとかか幅効かせてる世界なので……。

鈴:つーか、まともに魔法を使った話って4巻だけだろ(笑)
いちおう、イーディケの話のときは、いちおうドロテアの呪いがあったから、魔法らしきものの匂いはあったが、本気で魔法っぽい技術を使ったのは今回が初めてじゃないか?
まー、別に魔法がなかろうがおとぎ話でなかろうが、笑えるからいーんだけどさ(笑)

扇:まー、おとぎ話だから、赤頭巾が流しのスナイパーだったり、ヘンゼル&グレーテルが殺し屋兄妹だったり、騎士とダイバー合わせてバイアだったりしたところで別にオールオッケーなんだがね。
てなわけで、内容をまったく紹介せず、好きなことをひたすら吠えるだけで進んできた最終巻レビューですが、最後に何か一言どうぞ。

鈴:なんか、おとぎ話ってところで変な設定が混じってる気がするが……まぁ、置いてこうか。
おとぎ話だから。両方。
えーっと、最後に一言……巨乳だろうがちっこくなろうが、やっぱりドMがドロテアだよね。ってとこか(爆)

扇:フム、ドS属性が薄れて、守銭奴ネタしかなくなったリゼッテとは違うな。ってとこさね。(笑)

鈴:なんかやっぱりヒロインとサブヒロインの扱いの違いってのが顕著に出てるよなぁ、ドロテアとリゼッテ(笑)

扇:リゼッテも、要所要所で格好良く決めてはいるんだが――格好良さだけで生き残れるほどこの漫画は甘くないってことだな。(笑)
本当は、二つ前の台詞でまとめに入ったつもりだったのですが、延びちゃいましたね。
ともあれ、読んだことない方は、今すぐ全四巻原価で買って読みましょう。絶対笑えます。
過去の作品に比べて、ちと絵の方が不安定な感じはしますが……最終巻はすべて気合い入った絵で決めてくれるので、一応安心。
ぶっちゃけ、四巻読み終わった後で、よくぞ描ききった由貴香織里! と吠えてしまいました……産休をもらうために一応一区切り付けた、とは思えないぐらい素晴らしい仕事してます。あ、もちろん、絵だけじゃなくてストーリーも。
というわけで、いつになく褒めちぎりのレビューでしたが、今日はこのへんで……さよーならー。

鈴:安心も何も、少々絵がどうであろうと、おもしろいからいーんだよ(笑)
と言うわけで、これはかなり珍しいながら私も読め! と本気でオススメできる作品です。
ただし、童話のイメージを大切にしたいひと、あるいはこの手のパロディ、下品ネタあたりが嫌いなひとは手を出さないほうがいいでしょう。
少々寛容な方ならば、是非是非、是非是非是非是非、あ、是非とも読みましょう。
原価で買っても、はっきり言って、これっぽっちも損はしません。
と言うわけで、なんか木曜劇場っぽく、退場致しませう。
ではでは、この辺で、さよ~なら~


to be continued……