つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

ネタは少年マンガ?

2007-02-15 18:44:17 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、立野シリーズも一段落の第807回は、

タイトル:CUTE×GUY(1~4巻:以下続刊)
著者:立野真琴
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:キリ番でも特別編はしないって相変わらずだよなぁと思うLINNで~す。

扇:したくても、時間の余裕がないSENでーす。

鈴:そういえばそうだったな。
だが、第888回ってのは、やっぱなんかやりたいよなぁ。
第777回は思いっきりすっ飛ばしたから(笑)

扇:888回かぁ……。
666回なら、拷問部屋で決まりだったんだがな。

鈴:ぢゃぁ磔にされたキリストっぽいのがいて、そこで自分のNGを告白して水がぶっかけられるか、許されるかを試すんだな?

扇:そうそう、腕でマルかバツを作って……って、それはひょうきん族だ!

鈴:なんだ、「懺悔の部屋」の異名ではなかったのか……。
じゃぁ、付け髭つけて踊らされてる最中に金盥を落とされるところか?

扇:それはヒゲダンス。
まったく……拷問部屋と言ったらあれだ、その日一番ヤヴァイ発言をした女性を呼び出して、ピコピコハンマーで頭を――。

鈴:それは「恋のから騒ぎ」やっ!
まぁ、この番組、ほとんど見てないが……。

扇:俺もさほど視てない。
つーか、最近はGYAOばかりで、普通のテレビ殆ど視てないなぁ……。

鈴:私は半々かな。
まぁでも、HDDレコーダーなんてのがなかったら、たぶんGYAOばっかになりそうだけど。

扇:ウチにそんな文明の利器はないっ!
あったらあったで、撮っときたいものはあるけどね。
ともあれ、話を処刑部屋に戻すとしよう。

鈴:安いヤツでも買ったらば? 電子番組表は重宝するで~(笑)
で、あれ? 訪問部屋ではなかったか?

扇:あ~、確かにな。
新聞取ってないから、ありがたい話ではある。
で、誰が誰を訪問するための部屋なんだ、それは?

鈴:だろう?
おかげでいろいろと録画するのに苦労はせんし、いらんもんまで録画してしまうが(笑)
で、訪問って……やっぱり、たけちゃんマンの部屋にあみだばばあが訪問するための部屋ではないのか?
たまに水が降ってくるが。

扇:録画しても視る時間がねぇんだよ。
水が降ろうが槍が降ろうが俺の知ったことではないが……だから話を戻せっ!
888回に何をやるんだ?

鈴:それは致命的……。
しかし、888回って何やろう?
やっぱり、以前から話してたが、「つれづれ読書日記 ×評価の軌跡」とか?(笑)

扇:×の歴史か……数え切れんほど斬ったよなぁ――君が。
私はもちろん、○の方が多いけどぉ~。

鈴:ほほぅ……、誰だったかなぁ、粗悪品なんて単語を使ったのは……。
だが、各担当の評価で、○△×がどれくらいなのか、ってのは気にはならんでもない。
かなり、数えるのはイヤな数書いてるが……(爆)

扇:記憶にございません♪
まぁ、俺もさすがに落第なんて言葉は使えないがね。
888回でトータル出すのは面白そうだな。
君が何人の作家を地獄に送ったか、数えてみるのも一興だろうて。

鈴:どこの政治家やっ!
落第っつってもなぁ……どっかの誰かは問答無用で退学だった気がするけどなぁ。
しかし、地獄に送る云々はさておき、×特集はちょいとやってみたい気はするな。

扇:やったらやったで、また敵を増やしそうだけどな……。(爆)
んじゃ、いつものようにストーリー紹介をするかね。
親の薬の実験台にされてしまい、水をかぶると男の子に変身するというふざけた体質になってしまった女の子が、腕っ節だけが取り柄の男共をなぎ倒しつつ、ついでに彼らのハートまでゲットしてしまうという格闘ラブコメです。

鈴:どう見ても別の漫画やっ!!
ったく……。
では、ほんとうは、親父の薬の実験台(?)にされてしまい、「ときめくと」男になってしまうようになってしまった主人公高岡すみの、他にもおなじような性別が入れ替わってしまうキャラたちとのラブコメであります。

扇:……それ以外書きようがないな。
じゃ、じゃあCMいっとくか。


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鈴:では、キャラ紹介。
主人公兼ヒロインの高岡純。
父親の作った薬により、あるきっかけ(純の場合は「ときめき」)があると、性別が入れ替わってしまう難儀な体質を持ってしまった女子高生。
引っ込み思案な性格だが、変身後は無理して男らしく振る舞い、思い人の満に理想の男性と見られてしまうなど、受難の日々を送るかわいそうな子。
さらに、事情を知られてしまった保健室の養護教員には迫られるなど、満とのロマンスはそれなりに進展するものの、結局は女と男の二重生活に振り回される子である。

扇:ちなみに、変身後の名前は只野ジュン。切れ長の瞳を持つ美青年である。(笑)
では、ある意味ヒロインの須藤満。
立野定番の『女装が似合う美少年キャラ』で、ちっこくて可愛いというポジションにコンプレックスを感じており、男臭さ全開の只野ジュンに引っ付いて回る。(そういうとこがさらに可愛さを助長させているのだが……)
ただし、周囲の評価はともかく、本人自身は気が多く喧嘩っ早い、至って普通の少年であり、女顔でさえなければ特に問題なく生きていけるタイプだったりする。
もっとも……まったく抵抗無く女装ができ、しかもそれが似合っていて、純を悩殺してしまうというのは大いに問題がある気がしないでもない。(笑)

鈴:まぁ、女装すればヒロインだよなぁ(笑)
では、純の次に、別の理由で女になる薬を飲んだ西沢静。
純の場合は「ときめき」だったが、静の場合はシーフードを食べる、と言う結構変身に自由のきくキャラ。
もともとは、こんな身体にしてしまった連中に恨みを持って行動していたが、純のいる学校へ来たりして、純と接するうちに純に惚れてしまう、な~んて典型的なライバルキャラに成長する。
ちなみに、いままでの木劇で立野シリーズの例で行くなら、白髪(ベタなし)美形男性キャラなので、どんでん返しでこいつに転ぶ可能性もなきにしもあらず。
ただ、満くんも白髪なのでどうなるかは不明。

扇:ちなみに変身後の静に『持ちキャラの中で最も美しい女性』を持ってきているあたり、立野氏……ノリノリである。
では、もう一人変身キャラの穂積正男。唯一、自分の意思で自由に変身できるキャラ。
目付きが悪い、性格も荒い、おまけにガタイもいいと、絵に描いたようなバイオレス男……だったが、純の父親にもらった薬でフェミニンな少女に変身し、間違った意味で開眼(笑)した少年。
心底、変身後の自分に惚れ込んでいて、少女形態の時に着る服を買うために日夜バイトに精を出す。
純の正体も知っており、仲の良い女友達(?)として普通に付き合っている……それでいいのか?

鈴:いーんじゃねぇの?
だいたい、完全に自分の変身後の自分に酔ってるあたり、毒にも薬にもならないキャラだからねぇ。
では、ラスト、保健室の養護教員……なのか? と言う突っ込みはなしの京子先生。(名字不明)
純の変身後の只野ジュンに迫り、2巻では女王様ルックで学園祭に出演するなど、破天荒で自分の欲望に忠実な美人教師。
美人なわりに、生徒が寄ってくる描写がないのは、きっとこの性格のせいだと思う(笑)

扇:一部熱狂的なファンがいそうだけどな……。
ともあれ、変人ばかりが出てくる素敵なギャグマンガです。
学園恋愛物なのに、定番ネタのクリスマスやバレンタインを二巻で惜しげもなく使ってしまうあたり、勢いだけは凄いかも。
変身後の静は洒落抜きで美人だし、女版穂積はマジで可愛いので、かなりオススメ。(ん? 何か間違ってる?)
ではでは今日はこのへんで、さよーならー。

鈴:変人……まぁ、いちばん常識人のはずの静でさえ、変身するからなぁ。
しかし、だいたい変身後の女性になった連中って、だいたい立野、ノリノリだから純よりも綺麗なのは致し方あるまい。
ヒロイン的になんか変身後の男性連中に負けてるのが主人公としてどうかと思うが、ネタは少年マンガ、展開は少女マンガという、稀有というか、妙というか……まぁ、ラブコメとしてはバカすぎて楽しいので、けっこうオススメです。
と言うわけで、立野シリーズ3連荘は今回でお開きであります。
では、再見~



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誰か作ってくれ

2007-02-08 23:31:23 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、読むたんびに思うんだよなぁの第800回は、

タイトル:カードの王様(全9巻)
著者:立野真琴
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:マジで発売されたらはまりそうだと思うLINNで~す。

扇:ルールの曖昧さがネックだなと思うSENでーす。

鈴:あー、そうね。
けっこう解釈の部分が大きいから、審判の役割ってすんごいでかいよな、このゲーム。

扇:その意味では、競技には向いてないゲームだわな。
神話伝説好き同士が、その手の四方山話をしながら遊ぶにはいいかも知れん。

鈴:せやな。
でも、遊び心満載なのは確かやと思うぞ。
実際、マンガでもクリスマスにちなんだ技で勝敗が決まったりして、ある意味、想像力や発想に左右されるところがあるから、頭の体操にはいいんじゃないかえ?

扇:うむ、仲間内で遊ぶのはかなり楽しかろうて。
前の記事でも言ったが、これ、裁判ごっこに近いんだよね。
プレイヤーが検事と弁護人で、審判が判事ってとこだ。

鈴:あー、裁判ね。
確かに、天使軍と悪魔軍に分かれてやるところなんか、そういう感じだぁねぇ。
でも、本気でこのゲーム、やってみてぇ……(笑)
相棒はTRPGでGMとかやってたから、けっこう審判できそうな気がするけど?

扇:できるなぁ……あっちと同じで、プレイヤーやらせてもらえそうにないけど。(爆)
でも、このゲームって、悪魔側がかなり不利でねーか?
神話ネタを漁ったら、善側が悪魔側をとっちめる話の方が多いような気がするぞ。

鈴:いや、そう言い切れるものでもないな、読んでる限り。
キリスト教の天使は天使側だし、神話とかで善悪がはっきりしてるのは、天使、悪魔で区別されてるが、妖精や精霊とかは中立でどっちでもOKだし、イベントを起こす女神とかは、どっちでも使えるから、一概にそうは言えないんだよな。
ただ、イベント起こすのは、けっこうプレイヤーのセンスにかかってるとこが、このゲーム難しそうな感じがあるんだよなぁ。

扇:そこらへんは、知識と舌先三寸だろうな。
それを裁定せねばならん審判が一番悲惨なのは変わらんだろうが。
作中でも、主人公が突飛な作戦を思いつくたびに、頭捻ってたからなぁ……審判。

鈴:捻ってたかどうかはわからんが、まぁ、対戦相手に「それはありかよ!?」とか言われて、ルールブック見ながら「ありだな」とか言ってたしなぁ。
でも、ルールブックじゃぁどうにもならんイベントとか多かったような気がするが……。

扇:閃きと強運がまなみの強さのすべてだからなァ……。
重箱の隅をつつくような豆知識で形勢逆転して、選ばれた者だけが使える究極の役で一発勝ちしちまうんだから、審判も対戦相手もやってられんだろうよ。

鈴:まぁなぁ……。いちおう、主人公だから、そこまで負けさせるのはいかんのはあるだろうがな。
ただ、そうは言っても、蔑ろにされがちな弱いカードのイベントでどうにかしたりすることがけっこうあるから、なんか許せちまうところがあるんだよなぁ(笑)

扇:つーか、それは少年バトル漫画の基本だ。
いかにして決め技(まなみだと『魔道天』)を妨害するか、必殺技を封じられた状態で、いかに主役が逆転の手を打つか、そこに醍醐味があるのだからな。
あ……これって少女漫画だったっけ?

鈴:まごうことなき少女漫画だ。

扇:そだな……彼氏候補も『優しいけど頼りない系』と『怖いけど格好いい系』、ちゃんと二人用意してたしな。
で、どっちとくっついたんだっけ?(爆)

鈴:いちおう、「優しいけど頼りない系」のほうとくっついたな。
まぁ、このラストのこれには、かなり親心というか、よかったねぇ、あんた……って、ある意味、涙を誘ったよな(笑)

扇:いわゆる、『ヒロインの幸せを考えて、自分から身を引くタイプの男』だったからなァ。
それまでの見守りっぷりと、苦悩っぷりを見る限り……あれでフラれたら悲惨過ぎる。

鈴:悲惨だよなぁ。
あれでフラれたら、きっとあの子には同情票が山ほど白泉社に届いただろうことは想像に難くない。
じゃぁ、その同情票をもらいそうなヤツの話も出たことだし、そろそろキャラ紹介に行っとくかね。

扇:その前に、ちょっと真面目な話をしよう。
今日の記事は、第135回の記事のリバイバル・バージョンです。
前回紹介した時は連載中だったのですが、その後完結したので、もう一度やることにしました。
旧記事を読みたい方は、最下段のリンクをクリックしてやって下さいませ。
では、いつものようにCMでGO!


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鈴:では、主人公兼ヒロインの水見まなみ。
大好きな従兄の影響でカードゲーム「CHAOS」を始めることとなり、最初の初心者用スターターキットで、極めてレアなカードである「大魔導士サガン」を手に入れたことで様々な相手と対戦をすることになる。
と、それは結局、カードゲームの話で、まなみの話としては、対戦をするときに見るサガンの夢、従兄の保での失恋とその後の恋の行方が見どころか。
基本的に、「CHAOS」では、サガンとの夢からゲームでは勝ち進むことになるが、それ以外では少女マンガではごく当たり前に恋愛に悩み、趣味(「CHAOS」)に熱中する少女である。

扇:では、まなみの従兄弟で、一巻でいきなり彼氏候補戦線から脱落した風間保。
まなみの憧れの相手で、彼女をカオスの世界に引きずり込む案内役……だったが、早々に恋人がいることが判明したこと、実力派のゲーマーと言われながら殆ど対戦シーンがなかったことから見事に没落、脇の一人と化してそのまま上がってこなかった。(笑)
さりげに、まなみのことも意識していたようだが、優柔不断な性格が災いして、一途さが売りの皇と強引さが持ち味の涼に押されまくり、くっつくとかフラれるとかいう以前の状態で終わる。
まぁ、薄いキャラの末路なんてそんなものだろう。

鈴:ひでぇキャラ紹介……まぁ、否定はせんが……(笑)
では、次に第1話から登場の東城皇(シャレじゃないです)
しばらく誰とも対戦しなかったが、クリスマスのイベントでまなみと対決することなる、堅実なゲーム運びが売りの「優しいけど頼りない系」の少年。
1巻ですでにまなみに惚れているような描写もあり、まなみを傷つける相手に殴りかかるなど、まなみの見ていないところで、熱血をかますが、まなみを目の前にすると優しいだけのキャラになってしまう難儀なひと。
ただ、ラストではまなみのハートをゲット(さぶっ!!)することなり、きっと全国の読者のほとんどが「よかったねぇ」と思う結末になっている。

扇:黙ってりゃ涼やかな美形なのに、実は妹より確実に御子様だったな、皇君。
ま、そこが可愛いんだろうが。
では、少年漫画で言うところの最強のライバル(※本当は違います)で、彼氏候補筆頭……だった荒木涼。
少女漫画定番のちょっとワルでクールな黒髪男であり、まなみが有するレアカード『サガン』のモデルと関係がある人物。
ダーク系の雰囲気が新鮮だったのか、天然箱入り娘のまなみは、一時期本気でこいつに転びかけていた。涼の方もまんざらではなかったようだが、パターン外し大好き人間の作者の陰謀により、二人は引き裂かれる。(ん? 何か違うか?)
『魔道天』と互角の威力を誇る必殺技『凛霊天』を使うが、実はプレーヤーとしては中堅クラスなんじゃないかと思うのは私だけか?

鈴:なんか、違ってるような違ってないような……(笑)
では、東城皇の妹の聖口宮子。離婚した両親のため、名字は違う実の兄妹であり、その財力にものを言わせ、強いカードを手に入れ、それが勝利のためと信じていた子。
サガンを手に入れたまなみと最初に対戦したが、使えないとされたカードの逆襲(付喪神?)に晒され、あっけなく撃沈。
その後は、同年代の女のコの友人として、まなみと付き合うようになる。
ちなみに、兄の皇よりも先に、年下の彼氏をいつのまにかゲットするという、皇を焚きつける役目を担いながら自分もしっかりちゃっかりをかますというしたたかな一面を見せた。

扇:兄貴と違って要領いいキャラだったな、宮子は。
最後に、保の恋人で、最強プレイヤーの立花美沙。
まなみを最初に破ったキャラで、必殺技を持たないかわりに、緻密な計算と豊富な知識で相手を完膚無きまでに叩きのめす孤高の存在。
お蝶夫人から亜弓さんに至るまで、この手の女王様キャラは、天才肌の主人公に追いつかれるものと相場が決まっているが、もともとカードゲームに執着していない上、まなみとの対決で多少の柔軟さも身に付け、最後まで崩れることなく地位を保持した。
後に、まなみとコンビを組んで大会に出場するが、「反則だろ、をい!」と突っ込んだのは、私だけではないはず。
ちなみに、何で保ごときと付き合っていたかは永遠の謎である。(笑)

鈴:謎……でも、確か、この美沙のほうから付き合ってくれと言う話だったはずなんだがなぁ。
あとは……まぁ、おらんか。
いちおう、1巻で出て、まなみに対戦を仕掛け、あえなく破れたあと、結局アドバイザーのひとりになった氷神理季がいるくらいかなぁ。
中学生だが、いつのまにか、宮子の彼氏に収まる=宮子に誑かされた、というところで、アドバイザー以上の扱いをいちおう受けたな。

扇:まぁ……何というか……罠にはまったって感じだよね、氷神。
しかし、こうやってキャラ並べてみると――
まんま少年漫画だな。
対戦相手が仲間になるってのもそのまんまだし、最強の敵が最強の相棒になるってのも定番だ。
美沙なんか、一輝兄さんと立ち位置まったく同じだしね。
ともあれ、しっかり少女漫画してたりするので、恋愛物が好きな方にもオススメです。
では、今日はこのへんで……さーよーなーらー。

鈴:そうねぇ。
少年マンガらしいところ、少女マンガらしいところとしっかりあるから、どっちでもOKだよな、このマンガ。
実際、個人的には立野マンガの中では1、2を争うくらい好きだしね(^^)
と言うわけ、木劇リバイバル第2回はこの辺でお開きでございます。
では、再見~



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家族ゲーム再び

2007-02-01 21:56:12 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、初の木劇リバイバルなのさの第793回は、

タイトル:そりゃないぜBABY(全11巻)
著者:立野真琴
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:MSNメッセンジャーに突然蹴られていっそうMSに恨み心頭なLINNで~す。

扇:きっと国家転覆の陰謀がバレて、制裁食らったに違いないと思うSENでーす。

鈴:誰がそんなことを考えるかっ!!

扇:考えてなかったのか?(素)

鈴:考えてはおらんぞ。
そんな面倒くさいこと(素)

扇:まぁ、確かに面倒だけどな。
でもせめて世界制服ぐらいは目指そうよ。

鈴:そっちのほうがよっぽどめんどくさいわっ!!
まぁでも、楽に出来るんならやってみたいなぁ、くすすっ♪

扇:何を着せる気だ?

鈴:なに着せよう……。
そのあたりのフェチはないから、さして希望するものはないのぅ。
そっちは何がいいんだ?

扇:そうだな、君には『むじんくん』の格好をさせてあげよう。
あ、私は総統でいいや。(笑)

鈴:誰がするかっ!!!
で、総統? そうか、人間捨てたいんだな。

扇:ええ~、しないの~?
捨てた暁には、「ガ×ラ×に君のような人間は不要だ」と言ってあげよう。
で、マジでMSN転覆の原因は不明かね?

鈴:ん~、おそらくWindows Updateをやったことが原因だとは思うがね。
パッチと、「悪意あるプログラムの削除ツール」なんてのを入れたんだが、自前のアプリを「悪意あるプログラム」と判断したんじゃないかと、ふと思うと嗤えるが(笑)

扇:さすが『窓』。
やることがマクドとはちょっと違うな。
あ、もちろんいい意味じゃなくて。(笑)

鈴:それはマッキントッシュやっ!
とは言え、MacのMac OSは爆弾アイコンが有名だったんだがなぁ。
確か、爆弾アイコン=何も出来ずにシステムが落ちて、データが消えるのを覚悟しなさい、って意味だったはずやぞ。

扇:素敵過ぎて涙が出る仕様だな。
何かちょっと昔のギャルゲを思い出してしまったぞ。

鈴:昔のギャルゲ?
なんのゲームだ、それ。

扇:当ててみそ。
えーと、確か最初はPCエンジンで、次はスーファミ、その次がプレステだった筈。
友人がやってるのを後ろで見てただけなんで、俺も詳しいとは言い難いがな。

鈴:PCエンジン~???
このマニア向けなコンシューマ機じゃぁ、ハドソンのとR-TYPE以外のゲームはまったく思い出せん……。
ギャルゲも確かにあった気はするが……。

扇:答えは来世のお楽しみということで。
えーと、結局、君のSMNが死んだのは自業自得ってことでいいのかな?

鈴:来世って長すぎるわっ!
で、自業自得……かはわからんな、他にも心当たりがないわけでもないしなぁ。

扇:何をやったんだ?
脳とパソコン直結したりしたのか?

鈴:誰がそんな恐ろしいことをするかっ!
なに、単に登録していたフリーのメールアドレスが、あまりに使ってなかったんで削除されたから、ってのもあるんだがな。

扇:チッ……三連発で否定しやがるか。
まー、そんな自業自得因果応報半死半生なLINN君はほっといて、本題に入りましょう。
以前、LINNが単発で紹介したホームコメディです。
ストーリーについてはそちらを参照して下さい。(本稿の最下段にリンクあり)

鈴:……なんか、手抜きって気はせんでもないが、まぁ、いっぺん紹介してるからなぁ。
じゃぁ、とりあえず、CM行っとくかね。


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鈴:では、恒例のキャラ紹介。
やはり最初は主人公兼ヒロインの石野桃子。誰と誰をくっつけてつけた名前かは突っ込まないようにしましょう(笑)
高校を卒業し、プー太郎のところに、父であり、出版社の社長の友人である編集長の一言で、若手作家の中では人気No.1の朔原敬四郎の家の住み込み家政婦となる。
独自のペースで敬四郎の子供たちともうまく折り合いをつける柔軟な手腕を持っているが、放任主義の両親のもとで育ったため、ほんとうは家族と言うものに憧れを持つ寂しい一面も持つ人情派。
基本は磊落で細かいことを気にしないタイプ。

扇:細かいことを気にしないと言うか、無防備と言うか……男のコには人気出るわな、こういう人は。
では、作家としては一流、親父としては一.五流の朔原敬四郎。
物腰優雅、性格穏和、眉目秀麗という、いわゆる『ドラマに出てくる美人小説家』のまんま逆バージョンな人。
重度のシスコンであり、歳の離れた姉貴が他界した際、彼女の子供達四人を引き取った。
が……思い出を保存するという目的だけで子育てが出来るはずもなく、家事と仕事が両立できなくなると失踪してしまうという破滅的な行為を繰り返しており、長男のこだまからは半分見切りをつけられていた。(まぁ、それも愛故だが)
桃子が来てからは、多少、こだまとも和解し、対話の機会も増えたが、全然別の方向でもう一度対決することになる。
ちなみにまだ二十代後半、売れっ子作家、役者並みのビジュアル、と……結構美味しい物件である。(笑)

鈴:長っ!!
まぁ、作家として一流ってのはあるなぁ。だいたい、子供絡みのスキャンダルを報道した出版社で仕事しない、って言って、通るだけの作家だからなぁ。
こんな身分になってみたいもんだ(笑)
で、朔原家4兄弟の長男こだま。典型的な兄貴タイプの中学3年生(後、高校生)で、桃子を学校ではドブス扱いする素直ではない直情型少年キャラ。
以上。
……いや、いちおう、両親が事故で亡くなり、そのため、幼いながらも弟たちを守らんがために背伸びした結果であるので、ある意味、母性を刺激されるタイプのキャラと言えよう。
ちなみに、立野キャラには珍しく、直情系黒髪少年にもかかわらず、最終的に本命及びキープにもふられるという不遇を味わっている(笑)

扇:見事にふられたな。まぁ、散々可愛がってくれる美形の先輩方(男)がいるから良いではないか。
では、朔原家4兄弟の次男こだま。いつもニコニコしているが、皮肉の切れ味は全キャラ中トップで、イッコ上の兄貴を盾にできる要領の良さも持ち合わせている魔性の男。(笑)
立野定番の『女装が似合う男性キャラ』であり、その魔の魅力でこだまの同級生(男)を見事籠絡し、一時期本気で兄貴を心配させるものの、本人はどこ吹く風で最後まで誰ともくっつかずに終わった。
家では御子様二人組の優しい兄、学校では明るく社交的な少年だが、本質的には第三者的な視点で物を見るシビアな人物であり、最終ステージでは年長組三人をまとめてシメるという離れ業を演じる。
さすがひかり、各駅停車の誰かさんよりも上手であった。

鈴:まぁ、確かに、一番周りが見えてるキャラだぁね。
おそらく、1巻でS出版の編集者が現れたとき、こいつとあさひだけ、家を抜け出して桃子とラーメン喰いに行ったあたり、その傾向は最初のころから顕著だったねぇ。
実の親父がけっこうイラスト的におおらかな感じのキャラっぽかったので、おそらくこいつは母親似だろう。
では、朔原家三男ののぞみ。
外見はこだまと似た感じの少年だが、この男3人の中でもっとも柔和……まぁ、端的に言えば弱虫で、泣き虫。
ただし、そうにも関わらず、クラスの女のコたちに人気のある子だが、初恋の音楽の先生とのエピソードでは、明らかに天然女たらしであることを思う存分見せつけている。
個人の能力ではどうしても兄ふたりに劣る部分はあるものの、たぶん、この子のがいちばん世の中うまく渡っていける能力はあるはずだ。

扇:大人の階段を五段飛ばしで駆け上がりそうだよなぁ……さすが五百系。(笑)
では、今だとどっかの世紀末拳士と同じ名前になってしまった、長女あさひ。
小学三年生、末っ子、一家唯一の女子という最強無敵のポジションにおり、家族全員から庇護される、ある意味女王様。
当初は異分子である桃子に突っかかっていたが、次第に女の友情に目覚めたのか、話が進む毎に依存度が増していった。
皮肉の切れ味は兄貴のひかり並みで、おまけに女の子らしく鼻も効くという朔原家最強の生命体だが、血は争えないのか、涙腺が緩いとこだけは他の方々と同じだったりする。(笑)

鈴:涙腺が緩いのは、立野キャラの特徴ではあるがな。
D-WALKからこっち、立野マンガは「NIGHT HEAD」以外はいちおう全部読んでるが、まー、どいつもこいつもゆるゆるだからな。
しかし、家族ものにしては、オムニバスで各キャラの話をそれなりに不公平にならず、描いているし、設定はパターンだが、キャラの個性もはっきりしていて、おもしろいマンガではあるわね。
比較的、少女マンガにしては男性にもオススメできるほうだしねぇ。

扇:ん~、俺的には男性にはちょっと勧め辛いかね。
男性のキャラの殆どが何らかの形で少女属性帯びてるんで、違和感を感じる人は多いと思うぞ。
特にメインキャラは……絵の関係もあって、非常にアンドロギュヌス的だしなぁ。
ま、私個人で言うなら、好きな作家だけどね。

鈴:アンドロギュノスね……。
男性がOKかどうかは、そうかなって気はせんでもないが、アンドロギュノス属性はまぁ、その通りやね。
涙腺緩いのも、少女属性あたりの関係もあるんかもしれんな。
とは言え、話はおもしろいし、オススメってのに変わりはないけどね。
と言うところで、今回の木曜劇場はこの辺でお開きであります。
ちなみに、この作品を含め、木曜劇場は立野真琴シリーズでお送りする予定ですので、こうご期待!(笑)
と言うわけで、また来週~~~~~~~

扇:ま、話が面白いのは同感だぁね。
てなわけで、一度紹介した作品をもう一度やってしまう木劇リバイバル、いかがだったでしょうか?
片方しか読んでなかった作品をもう一人が読んだ時、以前紹介した時は連載中だった作品が完結した時、続かないと思ってた作品の続きが出たりした時等、どんどんやっていきたいと思いますので、これ前にやらなかったか? と驚かないで頂けると幸いです。
ではまた来週、このページでお会いしましょう。さよーならぁ~。



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本編はどうしましょう?

2007-01-18 21:43:25 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、第779回は、

タイトル:STEP -ステップ- 小山荘のきらわれ者番外編
著者:なかじ有紀
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:では、あけましておめでとうございますm(_ _)m

扇:本年もよろしくお願い致しま――って、いつまで正月だっ!

鈴:えーっと、1月中くらい?(爆)

扇:月末まで正月かよ……。
お前の星のカレンダーって、やたらと赤が多そうだな。

鈴:いいなぁ、赤が多いカレンダーって……。
遊び放題じゃん。
まぁ、いまならゲーム三昧だろうが~(笑)

扇:そして、マルルウ手籠めにするわけか。

鈴:したいんだがなぁ、マルルゥ……(爆)
だが、今回のは2週目で、しかも限定したマップでしか使えないからストーリーに関係がないのが極めて残念だ。

扇:こんの外道がぁ~。
いずれ青少年保護育成条例に引っかかるぞ。(笑)

鈴:いや、絶対に引っかからんぞ。
だって、マルルゥは花の妖精だからね(爆)

扇:……今、LINN君の人気ランキング100000位ぐらい下がったね。

鈴:どこまで下げる気やっ!!!
ったく、なんで私がそんないかがわしいことをせなあかんのや。
単に、ちっこくてかわいいのが好きなだけではないか。

扇:十行前ぐらいに、手籠めにしたいって台詞があるのは何なんだ?

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
いや、手込めとは、こういうちっこくてかわいいのが欲しいなぁ、ってだけだぞ(汗)

扇:ああ、『先輩とぼく』のつばさ君みたいに――。

鈴:あそこまで親父じゃない……ぞ……。

扇:彼女――いや、彼の日記は凄かったなぁ。
自分の元の身体に対して、あそこまで妄想広げられる人間はそうそうおらんぞ。

鈴:いや、ぜったいおらん。
自分の身体に入った少年がかわいいからって、そこまで柔軟な頭してるヤツはまずおらんと思うぞ。
小説的に読んでるぶんには、笑えて楽しいが。

扇:まぁ、傍目で見てるのは楽しいわな。
つーかこの子、自分の身体にセクハラしまくってるし。
まぁ何と言うか……中のはじめ君が恥ずかしそうな顔をするのがたまらんのだろうが……。

鈴:たまらんっつーか、本人、日記でそう書いてるし。
まー、いじりまくって、困ったり恥ずかしがったりするところを見るのが、すんごい楽しいのは、まったく否定せんが(爆)

扇:茶道?

鈴:そんなわけはない。
うん、そうに決まっている。

扇:えーと、確か大学時代に君がやってたPCゲームの中に――。

鈴:やめろ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!
あれは……あれは……っ!
ほんとうの私に目覚めるきっかけになっただけだ(爆)

扇:というわけで、LINN君がサドに目覚めた話は置いといて――ホップの話をしましょう。
実は私、本編である『小山荘のきらわれ者』読んでなかったりしますが。(爆)

鈴:あとに続かなけりゃ、そのネタは寂しいだけやぞ>ホップ
で、読んでないってまぁ、「小山荘~」は確か7巻くらいまである話だからねぇ。
じゃぁ、とりあえず、「小山荘~」から言うと、主人公の松島彰吾が、父子家庭のふたりのうち、父親が転勤になるため、父親の友人であるチャールズが経営する下宿、小山荘で下宿をする、と言うところから始まる。
その下宿では、チャールズの彰吾へのお節介な気遣いから、高橋成介と相部屋となったことから、前途多難な成介との同居生活が始まり、次第にうち解けていく生活の中での恋と友情を描いた学園ラブコメであります。

扇:あ~、大体そんな感じだろうな。STEPだけで充分想像が付く。(笑)
つーか、記事書くためにもう一度読み返してみたんだが――。
身体にジンマシン出そうなんで早退していい?

鈴:却下(笑)
で、この「STEP」は、その「小山荘~」の番外編で、彰吾が本編の最後に戻ってきたあとの、それぞれのキャラクターのオムニバスであります。
中心となるのは、本編では報われなかった小山荘のオーナー、チャールズ夫妻の娘の千夏、彰吾のクラスメイトで友人の北原慶彦、彰吾に迫っていた外国人の下宿人、エリオット・F・チェンバレン、通称エリーの3人。
特に、千夏と北原の恋路、エリーの転勤を中心に、本編での主人公、彰吾&安古、成介&麻里の後日談を絡めた番外編であります。

扇:あの~、エリーって報われてないんですけど。
念願の、『彰吾君に手を出す』というのは最後にちょこっとだけやりましたが。

鈴:エリーはねぇ……。
まぁ、エリーは実際、本気でホ○だったのかすら怪しいまんま、終わったからなぁ。
って、「手を出す」って、本編じゃさんざん手出してんだけどね。
さすがにキスはしなかったがね。

扇:そういう奴だったか……。
そう言や、昔の少女漫画ってこういうキャラ多かったなぁ。
ま、その辺はキャラ紹介で話すとして、CMっ!


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鈴:では、キャラ紹介……ってことで、本編からの主人公、松島彰吾、高橋成介、斎藤安古&麻里姉妹、かな。
最初は、やっぱり主人公の松島彰吾。
父親の転勤の関係で小山荘に引っ越してきた、底抜けのお人好しで優しい少年。成介との同居となった小山荘での生活でも持ち前の明るさとお人好しで乗り越え、小山荘の面々との生活の中で成介との友情を育みつつも、一目惚れの安古と相思相愛になる。
エリーにいじられ、成介に小間使い扱いされるなどはあるものの、基本は優しく一途な子。

次に、その彰吾と同居している成介。
モデルをしていて、冷たく、唯我独尊なキャラだが内実は単なる照れ屋。
私生児と言う過去を持っているため、ひとり暮らしをしていたが、彰吾のお節介のおかげで徐々に父親や弟などとも交流を持つに至る。
麻里とは、相思相愛ながら照れ屋でぶっきらぼうな性格から素直になれずにいたが、めでたくくっついたものの、基本的なところは変わらずに麻里をやきもきさせている

で、彰吾の恋人の安古。
料理部(?)に所属するショートカットの快活な少女で、彰吾曰く「足の綺麗な女のコ」
もともと担任であり、彰吾が所属する陸上部の顧問に惚れていたが、そうした事情を知っていた彰吾の優しさにほだされ、くっついた。
基本的になかじ作品に多く登場する素直で、毒のないかわいらしい典型的なヒロインで、恋に悩みつつも幸せを手に入れる典型的なキャラ。

最後に、安古の二卵性双生児の妹の麻里。
安古とおなじく美人だが、やや言葉のきつい素直ではないタイプのキャラで、もともと成介が好きで小山荘に入居した経緯があるものの、成介の素直ではない性格のため、衝突すること多数。
だが、お互い相思相愛なことがわかり、くっつくものの、相変わらずモデルとしてもてる成介と、成介の素直でない性格に苦労しつつも幸せな恋人生活を送っているようである。

扇:長っ!(終)

鈴:終わるなよ(笑)
とりあえず、番外編のメインである千夏ちゃんとか、ぜんぜん紹介してへんやないかい。

扇:では、小山荘のマスコット――千夏・ダナ・グランド。
管理人の娘で、小松荘の住人及び来訪者の接待をする可愛らしいコ。
実は本編では彰吾に惚れてた(らしい)のだが、本巻ではようやく吹っ切れたようである。
大人の男性であるエリーになついており、ひょっとしてこの線でくっつくのかと思われたが……絶妙なタイミングで滑り込んできた北原といい仲になった。
ちなみに、髪型を変えると麻里と区別が付かないのは言ってはいけない。(笑)

鈴:いい仲になったっつってな……北原が泣くぞ(笑)
では、その北原慶彦。本編では演劇部に所属し、ジュリエットなどお姫さま役を熱演することが出来る演技派だが、性格はお調子者であるとともに、彰吾に負けず劣らず優しい少年。
文化祭で彰吾たちに招待され、訪れた千夏に一目惚れし、その持ち前の優しさで千夏の失恋を癒しつつ、思いを寄せられそうになっているというおいしいところで終わっている、なかじ作品の中ではけっこうはっきりとくっついていない不幸な子。

扇:では、最後にカラー・コーディネーターのエリオット・F・チェンバレン。
変態呼ばわりされながらも、彰吾にちょっかいを出し続ける根性の人。
高校生モデル達をバックアップしつつ、千夏のお兄さん役までこなすという、非常に頼りになる人物で、それ故にか、本人自身は最後まで誰ともくっつかずに終わった。
ただし、彼自身は一段高い位置からみんなを見守るというポジションを楽しんでいたようで、苦労人という印象はない。
つっか、最後の最後に北原の後押しまでしてやるあたり――大人である。

鈴:エリーは最初はただのおふざけキャラだった感じがするんだが、完全にお兄さんだったよなぁ。
特に千夏ちゃんに関しては、ほんとうにいいお兄さんだった。最後にいなくなるときに、千夏ちゃんがあれだけ泣いていたのも、けっこう納得。
しかし、このひとのマンガってぇのは、小山荘からこっち、ほとんど読んでるが、どのキャラ(男女問わず)もかわいらしくてほほえましいのばっかだよなぁ。
なんか、重かったり、どろどろしたのとか、読んだあとには、けっこう口直しに最適な作品だよなぁ。
まぁ、だからなんのかんの言っても、単行本は買ってるんだがな。

扇:いつもの俺なら、あまりの甘ったるさ加減にくたびれてるとこなんだが……何か毒気抜かれたよ。
毒入れてるフリして、実は甘々な作品より、最初っから最後まで幸せオーラ全開の作品の方が良いというのは解った。
とりあえず、みんな揃いも揃っていい子だし、話は落ち着くところに落ち着くし、わざわざ茶々を入れるより、遠くから「お幸せにね~」と見守ってるだけでいいかなって感じだぁね。
正直、苦手な部類の作家さんなんですが、本当~に毒がないので、疲れた時の清涼剤にはいい……かも。
というわけで、今日の所はこのあたりで終末を迎えます。さようならぁ~。

鈴:幸せオーラ全開ってのは、このひとの作品の特徴だぁねぇ。
清涼剤とまでは……言うか……(爆)
実際、他の作品もこういう感じだし、最近は夢を追いかける少年たちの話が多かったりするけど、基本は一緒だから、けっこう安心して読めるんだよねぇ。
個人的にはけっこう好きなマンガ家さんなんだけどね。
と言うわけで、終末を迎えてどっかに行ってしまった相棒をほったらかしつつ、お開きであります。
再見~

そんなに出てんのかい

2007-01-04 19:02:34 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、アマゾンで検索したら第8弾なんで見て驚いたの第765回は、

タイトル:ロマネスクバリエ
著者:木々
出版社:白泉社 花とゆめコミックス(その他、ソニーマガジン、幻冬舎)

であります。

鈴:鍋をする予定で昆布だけ買い忘れたLINNで~す。

扇:それじゃダシが取れんではないかと突っ込むSENでーす。

鈴:そうなんだよ。だから、「昆布つゆ」で代用(爆)

扇:ぎょうさん使ぅてるわけね。(笑)

鈴:そう、使ってんだよ……ってちゃうわっ!!
しかし、やっぱり昆布から取るダシにはかなわんなぁ。
大しておいしくなかった(爆)

扇:それを言うてやるな。
×の素に慣らされた舌とは言え、天然と合成の区別ぐらいは付くだろうよ。
もっとも、イクラは合成でも好きだったりするがね。

鈴:合成!? 合成イクラなんてのがあるのか……。

扇:今すぐスーパーでイクラを買ってこいっ!(怒)
まったく……常識を知らん奴はこれだから……。

鈴:やだ(笑)
だって、イクラってあんま好きじゃないもん。

扇:なにぃっ!
俺が寿司屋で食うのが、イクラとアナゴとタマゴと知っての発言かっ!?

鈴:それだけしか喰わんのかいっ!!!
あーでも、オレも基本はカッパ巻きだな(爆)

扇:魚喰えよ。

鈴:喰ってるぞ。
寿司屋では、赤身がメインだが、タコとかイカとか、いろいろと。

扇:俺も食わないわけじゃないぞ。
ただ、生魚は刺身で食う方が好きなだけだ。

鈴:そだっけ?
まぁ、私はもともと生魚は好きではない。
……つーか、火を通したほうが好き。

扇:なんだ、結局どっちも寿司はあまり好みじゃないってことか。
そいや、正月の会食時なんかでは不思議がられたな~、寿司出ても喜ばない子供だったから。

鈴:いやぁ……、似たようなもんだな。
どっかのチェーン店で買ってきた寿司盛り合わせ見ても、とりあえず「食うもんがねぇ」と思ってたからなぁ。
まぁ、だから寿司屋に行って、とりあえず火通したのって何がある? って聞きたくなるし。

扇:なら、アナゴだな。(笑)
つーか、この手の『万人受けする物が嫌い』ってのは結構ハンデやね。
そこを言うと、俺は世界が滅びてもマヨネーズだけは食えないし。

鈴:穴子かぁ。
まぁ、確かにこれならどうにかなるか。
……って、マヨネーズ……そういやそうだったな。
これがダメだときついわなぁ。けっこう入ってるの多いし……って、そういやサンドイッチ関係全部ダメだな。

扇:つーかな、タコ焼きの中にマヨネーズ入れるのはやめれ。
外にかけるなら警戒しようもあるが、中に入ってたら対処のしようがない。
もちろん、サンドイッチもハンバーガーもエビフライも駄目だ。(死)

鈴:マヨ入りたこ焼きは……不意打ちもいい加減にしろ、って感じだろうなぁ。
お好み焼きにマヨが合うのと一緒で、たこ焼きにマヨは好きだが……。
しかし、エビフライは……確かに、レシピ上、かかってるのが当たり前だな……。

扇:あの不意打ちは効いた……以後、タコ焼きを買う時は中に余計なものが入ってないか聞くことにしている。
ハンバーガーは微妙なんだがな。常に辛子マヨが入ってるとは限らん。
ただ、むか~しマヨが入ってるか尋ねて、「入ってますよ~」とにこやかに言われたので、「抜いて下さい」と絶対零度の声で返したのだが、作った奴がボケ野郎だったのか、しっかり入ってて地獄を見て以降はナゲットとポテト以外食わないことにしている。

鈴:現代じゃきついのぅ、それは……。
まぁ、ファーストフードはやめたほうがよさげだな。
しかし……なんでここで食い物談義(ダメなもの)になってんだか……。
とは言え、私は豆類はとことん苦手だが。

扇:開幕で食い物話をしたのはお前だっ!
豆類駄目? それは初耳……でもないか。
でも、ビールのつまみに枝豆とか食ってなかったっけ?

鈴:枝豆は、そこまで甘くないからな。
と言うか、豆類のひどい甘さは、吐きそうなくらいイヤだ。
まー、これも昔、煮豆を食った瞬間にあまりの甘さに、マジで吐いたことがあるから、それ以来なんだが。

扇:お前さんは生粋の辛党だからなぁ。
俺に言わせりゃ、舌が焦げるような辛いもん好んで食う奴なんて、奇特な異星人にしか見えないが。

鈴:土星人が何を言うっ!
まー、辛党なのは、誰もが認めるところだから、何も言えんが……。
と言うか、だいたいノーマル(例:5倍)で、辛いっ! って言うヤツの気がしれん(爆)

扇:五倍って言葉の意味、知ってる?

鈴:カレーにおいて5倍とは、ふつうに辛いって意味だろ?

扇:では、親切な私が解説してやろう。

二倍→辛い。
三倍→激辛い。
四倍→死ぬ程辛い。
五倍→つーか、死ね。

こんなところだ。

鈴:おかしいなぁ。
3倍を中辛とするならば、

三倍→ふつう。

五倍→ちょい辛い。
十倍→ふつうに辛い。
二十倍→けっこうくるね。

なんだがなぁ。

扇:すまん……漫画の解説に入る前に一言だけ言わせてくれ。
肝臓壊して死ねっ!

鈴:そんなんで死ぬくぁっ!!!
……さておき、これ以上やると作品紹介が、激しく短くなりそうなので、ストーリー紹介です。
ある少年リドは、末の弟が頼った元精神科の開業医であったダン・トルヴィルのもとへ向かう。
そこで自らが、現代で言う超能力者である魔術使いであることを告げ、庇護を求めるが、兄シドの登場によってささやかな平穏は破られる……。
が、ダン先生のおかげで兄弟揃って再び平穏な日々を取り戻し、日常の生活を送ることになる……中での様々な出来事を綴った兄弟の物語であります。

扇:初期の絵はかなりアレなのですが、シリーズが続くにつれて安定し、最後はかなり綺麗な感じで落ち着きます。
つーか、この人の絵って、むか~し見たある作家さんによく似てる……。(笑)
では、CM。


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鈴:では、主人公兄弟の弟、リド=アゼル、通称リディー。
……いったいどこが通称なんだろうか、と言う疑問は却下(笑)
魔術使いとしては、極めて優秀だが、感受性が強く、精神的に不安定なところがあり、兄のシド、もしくはダン先生に頼りっきりな甘えん坊体質。
絵柄などからも、どう考えても性別は男の設定だが、ヒロイン。

扇:確かにヒロインだな。(笑)
いわゆる爆弾抱えた御子様で、ファザコンでブラコンという致命的な性質を持つ。
シド兄さんに頼りっきりだが……実は、決定的な場面では一人で暴走しちまうあたり、何だかんだいって自分の能力の強さは自覚しているっぽいところはある。
とにかく、会うキャラすべてに父性本能もしくは母性本能を呼び起こすという最強の属性を誇るものの、同じガキにだけは通用しないのはお約束。(笑)
ところで、兄弟喧嘩する時はいつもこいつが勝ってたんだろうなぁ……とか考えると結構薄ら寒いものがある。

鈴:まぁ、そういう意味で、シド兄さんが、コンプレックス持ちまくりなのも納得できるわなぁ。
と言うわけで、リドの兄、シド=アゼル。
最初は、いろんな理由でリドをそのくびきから解き放つ目的もあって殺しに来る、と言うダークな役割だったが、そのうち、ちゃらんぽらんだが頼れる兄貴になったひと。
つか、このひといないと、このマンガ、成立しないと思うんだけど、オレの気のせい?(笑)

扇:気のせいではなかろう。
第一話以降、リドとシドが入れ替わりで主役になるような話が続くからな。
てなわけで、能力的には弟に劣るが、性格的な部分でどうにかリドと釣り合いが取れているおにーさん。
リドが真面目な優等生タイプなら、こちらはいわゆる面倒臭がりな劣等生タイプ。
ただし、自分のことすら持て余すリドと違い、ちゃんと他の人間を気にかける余裕があるあたり、しっかりお兄さんしてたりするのは基本。
ダン先生が現れてくれたおかげで、少し負担は減ったようだが、以前は恐らく父親役も受け持っていたと思われる。
(つか、死んだ母親がシドを夫の身代わりにしてたのは明白だしな)

鈴:まぁ、ダン先生が出てきてくれたからなぁ。
……と言うわけで、その先生こと、ダン・トルヴィル。
シド&リドの末弟の出来事がきっかけで、開業医を廃業した経歴を持つ鬱なキャラ……のはずなんだが、リド&シドのおかげで廃業したはずの医院は再開、元警部の嫁さんもゲット、なおかつ、リド&シドのふたりの信頼まで勝ち得ると言う離れ業を繰り広げるも、本人は、けっこうな天然。
まぁ、天然らしい拘りのなさで、ふたりの信頼を得たところは否定できないが、話が進むに連れて、まさに「お父さん」以外の何者でもなくなった。

扇:シド&リドを揃って救い、ついでに自分も解放しちゃった凄い方。
はっきり言って、神に最も近い男だが、その実態は天ボケ気味のおとーさん。
そのあまりに強力なパワーと、作品全体を支配する父性愛により、やたらとリドに抱き付かれるポジションにいる。(笑)
なお、本作では明らかになっていないが、『クラシカル・バリエ』で設定が強化され、殆ど無敵と化した。
でもやっぱり、普段はただのほややんとした優しいお父さんである。(ただし二十八歳)

鈴:28歳にしては、老成していると言うか、何というか……。
まぁでも、このひといないと、シド&リド兄弟、破滅するしかないからなぁ。
確かに、思いっきり神様キャラだな、こやつ。
とは言え、そういう作品中の立ち位置以外にも、このひとのおかげでストーリーがなごやかになる場面は多々ある、極めて不可欠なひとではあるわね。
と言うわけで、このシリーズ、この3人を除けば、あとはさして紹介するべきキャラもいなさそうなので、これにて今回の木曜劇場はお開き! でございます。
では、Good Byeであります~

扇:この巻では、他にはいないかな……。
一応、一話で出てきた女警部さんがそれなりにいい味出してるんだけど、これ以降の巻でも、飽くまでサブ扱いだしなぁ。
以後八巻以上続くシリーズの一巻目ということで、触りにちょろっと読んでみることをオススメします。
ストーリーはかなり上手い方なので、気に入ったらガンガン続きを読むと吉。
では、今日はこの辺で、グッドバイバイであります~

雑魚寝ではない

2006-12-21 19:38:35 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、雑魚寝といえば枕投げだろうと確信しているの第751回は、

タイトル:雑居時代(全3巻)
著者:山内直実 原作:氷室冴子
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:やっぱり忘年会は金曜日に限ると思うLINNで~す。

扇:次の日仕事じゃ気楽に飲めんわなと納得するSENでーす。

鈴:そうっ!
最低でも10時間以上寝ないと次の日がつらいのなんの……(爆)

扇:御子様か、おのれは。
せめて七時間ぐらいで我慢しろよ。

鈴:七時間!?
人間の睡眠時間じゃねぇよ、それ……(爆)

扇:何を言う、俺の平均睡眠時間は六時間だぞ。
酒が入ると一時間ほどオーバーするが。

鈴:1時間ですむのか……どういう内蔵してんだ、おまえ……。
私は倍だな。通常4~5時間だから(爆)

扇:内蔵?
確かに、加速装置と全方位ミサイルは内蔵してるが、アルコールの分解速度とは関係ないぞ。
って、睡眠時間短っ! 冬はせめて六時間寝ろよ、朝辛いだろ。

鈴:!Σ( ̄□ ̄;)
アルコール分解装置が欲しい……。
って、別に冬だからと言うのはないなぁ。いつの季節もたいてい長くて6時間睡眠だな。

扇:ねぇよ、そんなもん。
俺は夜になると目が冴えるんだよ。
で、仕方なく起きてたらいつまにか眠ってしまって、気付いたらウギャ~! ってことになるんだ。

鈴:ないのか……、じゃぁ、ラツモフィスが欲しい(笑)
って、夜になると活動するのか……やっぱり人間捨ててたのか……。

扇:やらん。
レベル4は貴重なんだぞ、気合いで何とかしろ。
悪魔の森の奥深くに住んでるからな――って違うっ!

鈴:じゃぁ、自分でかけるわ(笑)
で、悪魔の森かぁ……じゃぁ、そのうち、マスタースパーク! とかいってとんでもなくでっかいビームとか出せるようになるんだな!?

扇:って、お前さん僧侶だったのか? 世も末だな……。
そうそう、オプション二つくっつけるとな――ってそれも違う!

鈴:いや、ロードだ(笑)
違うのか!? じゃぁ、特殊なゴーグルかけたおっさんか?

扇:をいをい、ロードになるには性格が善で信仰心が12ないと駄目なんだぜ。
逆立ちしたって君にゃ無理だ。
そうそう、眼のあたりからアイスビームが――って全然違うわ、たわけっ!

鈴:何を言っている。私に無理なら、相棒にだって100%無理ではないか
もっとも、戦闘を何回か回避するだけで信念が変わる世界だから、どーとでもなるのさっ(笑)
……アイスビーム……それも違うのか……じゃぁ、いーおーにですたっこぉ~だな。

扇:ほほう……まるで私と君が対等の存在であるかのような口ぶりではないか。
舐めるなよ、俺の信仰心は10以下だ!(10ありゃ侍にはなれるからな)
ああ、てことはやっぱり平時はなんだな? 中立の俺と違って性格変わるみたいだし。
いーおーにですたっこぉ~、ってな……いい加減、マイナー過ぎるネタはやめなさい。全世界で俺にしか通じないんだから。

鈴:……なれるな……いちおう……。
だが、なれるほどの体力はあるのかえ?(笑)
って、ひとを悪の権化みたいに言うなっ! ときどき……いや、それなりに……いや、しばしば悪属性に変化するだけだ。
あ、やっぱりマイナーすぎるかぁ。だが、これほど確実な人物確認はなかろう。
指紋認証や顔認証も真っ青だ(笑)

扇:体力? 侍にそんなものはいらんぞ……武士は食わねど高楊枝と言うではないか。
しばしば悪の権化に変わるのか、普通の悪よりタチが悪いな。(笑)
だからマイナーネタを継続するのはやめろって。君が変わり果てた姿で現れた時は、その言葉で認証確認してやるから。

鈴:体力って……侍って、けっこういったんじゃなかったっけか?
何を言う。悪いわけがなかろう。たまに善になって、よいことをすることがあるのだからな。
そーゆーのを救えなければ、大乗仏教とは言えまい(?)

扇:いいやいらんぞ。14必要だと信じている少数派もいるが、断じていらんっ!
たまの善で良いように見せといて、三秒後に悪に戻って奈落に突き落とすんだろ?

鈴:いらんのか……じゃぁ、試練場行っとく?(笑)
3秒!? そんなに短くはない。せいぜい5秒くらいだ。

扇:イイネ~。(古いネタやなぁ……)
日本語の使い方がおかしくないか?
せいぜいって言うなら、さらに縮めて0.05秒ぐらいにしとけ。

鈴:じゃぁ、行くか……へっへっへっ……。
日本語? おかしくないって。だいたい「ぜんぜん」が肯定に使われる時代だ。大したことはあるまい。
しかし……0.05秒とは聞き捨てならん。

扇:そしてめでたく、ロード崩れの僧侶と侍崩れの魔術師が迷宮で迷子になるわけか。(爆)
定着したよなぁ、「全然オッケー」って……まったく嘆かわしい。
良いではないか、蒸着って叫ぶと変身できるかも知れんぞ。(笑)

鈴:迷子になるには最悪のパーティだな(笑)
……って、そろそろいい加減、本来の話をすべきだろうな。

扇:本来の話?
あ~、『別居時代』だったかな?

鈴:「雑居時代」やっ!!! ……ったく……。
ではストーリー紹介ですが、幼いころから憧れていた叔父の結婚を機に、大学教授の親戚が栄転するため、不在になる家の留守居として住むことになった倉橋数子と、そこに転がり込んできたマンガ家志望の三井家弓、浪人でその親戚を頼ってきた安藤勉との同居生活を描いたマンガです。
とは言え、昨今、当たり前のように描かれている同居人とのべた甘なラブストーリーなどない、コメディであります。

扇:なかったな、マヂで。
まー、もっと長く続いてりゃそれもあったかも……いや、ないか。(笑)
とりあえず、CM入れよっと。


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つれづれ読書日記


鈴:では、キャラ紹介。
主人公、倉橋数子。叔父、譲に齢5歳にして、生涯の伴侶と決めつけ、刻苦勉励してきたが、あえなく別の女性と結婚されたため、その傷心を癒すために留守居を引き受けた、外面完璧高校生。
ただし、定番のキャラに共通し、詰めが甘い、ほんとうは鬼キャラ、そのうち別の男に……はないが、基本には忠実。

扇:では、同居人その一・三井家弓。
漫画家を志している高校三年生で、元いたアパートの家賃を三ヶ月分滞納した挙げ句、追い出されて花取邸に転がり込む。
明治時代からやってきたような頑固親父、その親父をひたすら立てる母親、そして妙に出来のいい弟の三人に囲まれて育ったため、世渡り下手な割には押しだけ強くなった子。
自称、唯一まともな花取邸の住人だが、漫画絡みのことになるとモードチェンジし、勉はもちろん数子すら下僕として使う第六天魔王と化す。(ここらへん、反発されてあっさり引き下がる数子とえらい違いだ)
アパートを飛び出してきた時の状況が原作者の氷室冴子に似てるよーな気がしないでもないが、深く考えてはいけない。(笑)

鈴:では、同居人その2の安藤勉。
同居人。以上。
……って、解説になってないが、はっきり言って、これ以外にさして何らかの解説をしなければならないキャラか、と言われるとかなり疑問。
受験生という属性以外、他の家弓や山内鉄馬という真性ホモのキャラよりも、極めて影が薄いので、けっこうどーでもいーただの浪人。

扇:では、同居人じゃないけど、花取邸にちょくちょく出入りする山内鉄馬。
真性ホモで譲氏を狙っていたが、彼が結婚したことにより失恋。今は勉を狙っている。
顔良し、金有り、背高のっぽとなかなかの物件だが、押しが弱いという致命的な欠点があり、目下の所、恋人ができる気配はない。
万が一転向した場合、数子とくっつく可能性が一番高い人物だったりもする。
ところで、こいつってそのまんま『ざ・ちぇんじ』の頭中将だと思うのは私だけか?(笑)

鈴:くっつく……かは別として、作中でも匂わされているが、とりあえず結婚してそうなふたりではありがね。
まぁ、あのあんちゃんとはかな~り似まくってるけどな。
まぁ、「ざ・ちぇんじ」では、頭中将はホモではなく、惚れたが高じて押し倒してしまった挙げ句、別の姫にほだされていいパパになったがね。

扇:あり得る……譲を女から遠ざけるために、鉄馬をせっついた数子のことだから。
頭の中将は、惜しいとこまでいったんだが、見事に逃げられたな。
あそこらへんの間抜けっぷりは、鉄馬と良く似ている。

鈴:似てんなぁ、確かに。
そーゆー意味では、けっこうこのころの作品ってのは、原作の氷室自体もあるだろうが、変わんないよなぁ。
と、言うわけで、今回の木曜劇場はこの辺で幕間……じゃぁなくてっ……幕であります~。
では、この辺で、さよぉならぁ~

扇:まー、使いやすい性格ってことなんだろうねぇ。
えー、最終巻が尻切れトンボで終わっているため、かなり不満が残りますが、二巻まではそれなりに楽しめるコメディです。
数子のアホっぷりは見てて疲れますが、「右の頬を打たれたら、往復ビンタと足蹴りで返すのがあたしの流儀なんだ」って台詞だけは好きかも。
では、この辺で、さようなぁ~ら~



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庶民派の○○

2006-12-07 21:51:18 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、もう12月だよ、おっ○さんの第737回は、

タイトル:龍の花わずらい(1~2巻:以下続刊)
著者:草川為
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:南半球で仕事が出来れば天国なのになぁと思うLINNで~す。

扇:南半球にだって冬はあるぞとツッコムSENでーす。

鈴:いーんだよ、南半球の冬になったら日本に戻ってきて仕事するから。

扇:季節毎に行ったり来たりかよ。
いつか地球から落ちるぞ――下に。

鈴:いつから地球は真っ平らになったんだっ!!!

扇:何を言ってる、地球は南半球を下にして象の上に乗ってるんだぞ。
まったく……これだから、常識を知らん奴は困る。

鈴:常識を知らんのはどっちだ。
象じゃなくて亀に決まっておろう

扇:おかしいなぁ、さすがにちょっと記憶が古すぎたか。
まぁ、端まで行くと落ちるのは同じだがな。
尋常小学校に入り立ての子供でも知ってる常識だ。

鈴:いつの時代の人間や、おまえは……。

扇:なに、ほんのちょっと長生きしてるだけさ。

鈴:ほほぅ……。
やっぱり鯖読んでたんだ……。

扇:ほ・ん・の・ち・ょ・っ・と、だ!
君のように、鯖を読む必要はないよ。
つーか何で、『鯖を読む』って言うんだ?

鈴:ちょっと……? ……ちょっとって、100年くらい?(爆)
で、さばを読む、だが、大量に取れた、傷みやすい鯖を買う仲買人が数の多さに数を適当に読んだことから来ているらしいぞ。
2週間前の「いまどきごはん」で知った(笑)

扇:99年より短いのは確かだ。
へぇ~、へぇ~、へぇ~、へぇ~。(4へぇ)
しかし、御飯に書いてあったとは驚きだ。君の家では不思議な食材を使っているようだな。

鈴:じゃぁ、98年11ヶ月29日だな。
別に悟飯には書いてないぞ。そんなことをしたら、どっかの牛魔王の娘が怒るから(笑)

扇:いるんだよなぁ……こういう奴。
六時に待ち合わせしたら、六時五十九分にやってくるタイプだ。
で、いい加減素直に答えろ。「昼時御飯」って何よ?

鈴:飯時そのまんまやないかいっ!!!
昼時ではない、「いまごろごはん」だ。

扇:類似の番組に、『いまごろ日本列島』なんてのがあるんじゃなかろうな?

鈴:ありそ~……(笑)
……じゃなくてっ! 「いまどきごはん」だ!

扇:まったく……何度も同じ事を言わせおって。
だから、その『暮れ時炒飯』とは何なのかと聞いているんだっ!

鈴:親が晩ご飯を作るのがめんどくさくて作るヤツやっ!!!

扇:昼飯で余った冷や御飯を炒めて炒飯にするんだよな、うんうん、よくあることだ。
で、いい加減読者が呆れてるから真面目に解説してくれ。

鈴:なぁ、まじめに解説って、「いまどきごはん」のまじめな解説すんのか?

扇:いや、どうでもいい。
つーか、いつもに増してカオスな会話してるな……今週は。

鈴:そーねー。
ノリがなんか変っつーか、テンポが妙っつーか……。
なんか、近年まれに見る文字数の少なさになるかも……。

扇:むしろ、最近の木劇は雑談の文字数が多すぎるという噂もあるが。(爆)
しかし、雑談のない木劇なぞ、砂糖ぶち込んだコーヒーに等しいし……。(爆爆)
やはりここはリンリンを生贄にして破壊神シドーを――。(素)

鈴:なに、生け贄がそのまま神を食っちまって最強になるのはいくらでもあるさ。

扇:そして、天空に連なる七つの星の下、悲劇は繰り返される……。

鈴:……(引き)

扇:をい。(怒)

鈴:うわ……。
な、なんかあれなんで、私はこれにて退散。
……(すたこらさっさ)

扇:オシオシダベェ~。
(何なんだこのノリは)

鈴:あ~れ~~~~~~~~~~~~(ドロンジョ様風(笑))
(はてな? 妙ななのはわかりきってるんだがなぁ)

扇:ブタモオダテリャキニノボル。
(まぁ、私は例外として)

鈴:サルモカラカヤチニオチル~。
(自分は違うって言うのほど、そのまんまなんだよなぁ)

扇:今週のビックリドッキリメカァ~! ポチっとな。
(先駆者とは常にいわれのない非難を受けるものなのだな……フッ)

鈴:……つって、なーんも出ぇへんって。
まぁ、出るとすれば、いつものストーリー紹介だな。
(「妙」の先駆者って、……悲しくないか?)

扇:☆木劇初心者のためのガイドライン。
ここまでの会話は、不真面目と悪ノリが持ち味のLINNの独走でお送りしました。
ここからの会話は、真面目さとツッコミが売りのSENの独白でお送りします。


というわけで、今や木劇の常連となった草川為のラブコメです。
龍の一族の次期当主シャクヤ、その許嫁クワン、さらに元許嫁のルシンの三角関係を描きます。
シャクヤの両手には、許嫁への想いに応じて生長する花の刺青があり、今のところはクワンが圧倒的に優勢……つーか、まんま恋人争奪レースですね。
ただし、作者がクワンとルシン、どっちかを選べるかはちょっと怪しい。(笑)

鈴:は~、ほ~、ふ~、へ~……。
まー、そ~ゆ~ことにしておいてや~ろ~お~~~~~~~~~。

さておき、三角関係を描く、コメディではあるわね。
ただ、お姫さま&龍、の割には、借家……もといシャクヤは、ほんとうにお姫さまなのかと言う気はせんでもないがねぇ。
じゃぁ、とりあえず、CM行っとくかね。

扇:何となく、LINN君の声が冷たい気がするが気にしないでおこう。
んだば、CM。


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鈴:じゃぁ、主人公兼ヒロインの借家……もといシャクヤ。
龍の一族の後継者で、自身も龍になることが出来るが、蛇遣いの笛に操られる程度の能力の持ち主(東方的)
オアシスのお姫さま、のはずなのだが、やることなすこと、ただのじゃじゃ馬。
……じゃじゃ馬と言いつつも、正統の婚約者クワンの掌の中のはずなのに、元婚約者ルシンもいて、結婚相手となる花の行方に揺れ動く多感(笑)な女のコ。

扇:二度も引っ張るか……借家。(笑)
まだ二巻しか出ていないから何とも言えないが、年上の婚約者二人に加え、自分自身の本性である龍神体にも翻弄されている、イマイチ突破力のない子だぁね。
歳の関係もあるとは言え、草川ヒロインの中では最弱の部類かも知れん……ま、今後の成長に期待だな。

では、シャクヤの正式な許嫁のクワン・キリ。
警察局の役人で、左目に眼帯をした堅い雰囲気の男。
ルシン失踪後にシャクヤの許嫁となり、彼女が龍に変身した時の制御も行う。
非常に古いタイプの男で、飽くまでシャクヤが許嫁(妻と言ってもいいが)の立場の枠内に収まることを望んでいる……ま、優しいことは優しいのだが。
どこかで、片目を失った時の話が描かれる可能性大。

鈴:あー、大っつーか、確実だろ。
では、ルシン・ラッカ。元シャクヤの許嫁だが、行方不明になったこともあって、許嫁からはずれる。
いつのまにか戻ってきて、シャクヤをクワンと争うことになるが、クワンと異なり、斜に構えたキャラ。
クワンが、花の生長を気にしている中、ルシンはけっこう自信ありげに花の動向を見守る、と言った見た目とはやや異なる面も見せつつ、結局は軽薄なキャラ。
ごくごく当たり前のストーリー展開で行くならば、こいつはゼッタイにシャクヤと一緒になることはあり得ない、シャクヤとクワンのための道化。

扇:道化って……ズバズバ言うね、あンた。
まぁ、個人的な好みでいくなら、ルシンを応援する気にはなれんがね。

鈴:まー、ふつうはね。
でも、世の中には判官贔屓ってのがあるからねぇ。

扇:それって、シャクヤの侍女連中のことじゃないのか?
まぁ、話を盛り上げるために、一度はルシンがクワンと並ぶとは思うけどね。
で、抜きつ抜かれつで……ルシンが勝っちゃうなんてのは嫌だなぁ。
つか、クワンを見てると、『花咲ける青少年』に登場する某中華美青年の顔が浮かんでくるし。(爆)

鈴:あー、あの侍女連中わなぁ……。
クワンにとっては、眉をひそめるばかりだが、いかにもなコメディの侍女って感じだわね。
しかし、某中華美青年とは……まー、立ち位置は、この中華美青年と大して代わりはないから、こやつくらいのささやかな(でも本人的に絶頂の)幸せがあれば、とりえず、話は終わらせられるわね。
ただ、どう見ても、著者が、どちらに決めかねているのはありありとわかる、がね。
……ただし、白泉社の編集の意向がどれくらい入っているのかは、不明。

扇:そこはあれだ、某中華美青年と同じくクワンには最終回で泣いてもらってだな……。
ん? てことは……なんてこった!
ルシンってまんまムス×ーファぢゃねぇかっ!
編集の意向は考えないようにしよう、人気だけでどっちかに決めさせるだろうから。(毒)

鈴:伏せ字にしても、ぜんっぜん伏せてないし……。
まー、まったく否定せんがね。
……と言うわけ、クワンとルシンが、ぢつは立○とム○ターファであることが判明したところで、今日の草川為&木曜LINN劇場は閉幕であります。
それでは、さよ~なら~

扇:判明しちゃったなぁ……このままいくと『花咲ける~』以上になれんことも。
で、木曜LINN劇場って何よ? 困るなぁ、後で木曜SEN劇場にしておかないといけないじゃないか。
ではでは、相棒が致命的なボケをかましたところで、さようなら

これぞ童話っ!(笑)

2006-11-23 21:43:32 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、どう考えてもおっさんだよなぁの第723回は、

タイトル:ルードヴィッヒ革命
著者:由貴香織里
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:いちおうおっさん年齢なので王子に共感してしまうLINNで~す。

扇:胸で女を判別してたのか……と冷たい視線を向けるSENでーす。

鈴:別に、判別はしておらんが、やっぱりないよりあるほうがよい、と言うのは男の性であらう?
しかし、こういうのもあれば、その逆もあったりと世の中、よぉわからん分類がけっこうあったり……。

扇:イマイチ何が言いたいのか良く解らんが、それは貧×のことかね?
(危険な単語なので伏字)

鈴:……まぁ、そういう噂もあるが(爆)
しかし、こういう話題になると、いらんトラックバックは増えそうだな。

:言えてる……。
×ロワード書くと、面白いぐらい拾ってくれるからかなわん。

鈴:なに、第704回なんか「玉×輿」に思いっきり引っかかってたぞ。
明らかにロボット検索の感じでキーワード拾ってるんだろうが……、METAあたりで弾くことは出来んのかのぅ……。

聖飢魔IIで弾くのか?

鈴:なんでそこで閣下が出てくるっ!!!
(ちなみに、METAはHTMLのメタ情報を指定する構文で、検索ロボットの制御をすることが出来る構文を含んでいる)

:メタル情報って何? エレキ弾くの?

鈴:誰が弾くかっ!!!
どうせひくなら……あ、いかん、やめておこう……。

下劣な……。
ところで、いい加減アイコン会話に付き合わんかね?

鈴:いったい何を想像してんのかなぁ……?
しかし、アイコン会話は……性に合わん(どきっぱり(笑))
……つか、ひとが絵を描けんと知っておきながら~……意地でも使わんぞっ!!!(爆)

:今のリンリンをアイコンで表すと、ってとこだろうな。
しかし、マヂで絵描くならともかく、俺がここに載せてるようなものだったら、適当に練習すりゃ誰でも描けると思うぞ。
まぁ……三週間前の俺のように、ボールマウス使ってるなら話は別だが。(爆)

鈴:なに、描く以上、少しでもマシなものを~、とか思ってまうから絵を描くのはどんなもんでも無理やねん。
小説よりも、あとで見直したときの「気に入らねぇ……」度数はスピリタス並に高いでな。

扇:しょうがない、今日の所は合わせてやるか。
ところで、スピリチュアって何よ?
(後で『鈴』の文字のとこを全部アイコンにかえてやろ~っと)

鈴:スピリチュア……って……美輪明宏を思い出すからやめい(ちなみに、スピリタスはアルコール度数96の、ほとんどエチルアルコールのスピリッツだ)
……で、いかに変えたところで即刻戻してやらう(笑)

扇:何でそこで『オーラの泉』が出てくるんだっ!(見てないけど)
いかんねぇ旧世代は……小説でこれをやれとは言わんが、ここは絵文字もありの世界なんだから、もうちょっと柔軟な思考をだな。

鈴:だって、スピリチュア……っつったら、スピリチュアルを連想するのは仕方あるまい。
だが……、テキストならテキストONLY~、って気がするからな。
前持ってたホームページでも、絵は……友人にもらったのが1枚あっただけだったしなぁ。

扇:まぁ、なるべく俺の記事だけに張ることにするよ。
(後でLINNの古い記事に画像張ってやろっと……ヒヒヒ)

鈴:そうしてくれ。
(ヒヒヒ、ってヒヒじじいみたいで、ひっひっひっ、よりもなんかいやらしいな)

扇:で、張るのは『付喪堂骨董店』がいいかね? それとも『夜陰譚』か?
(君のやらしさは今日のオープニングで証明されたがね)

鈴:どっちも却下。
(なに、世の男性諸氏の心の声を代弁しただけだよ。私ではぬぁい)

扇:却下しやがった……俺の絵が下手だからというならまだ納得がいくが、絵の存在自体を否定するのはラノベを否定するのに近いぞ。何せ、表紙が九割だからな。(笑)
(これ描いてるの女性だけどね)

鈴:別に絵の上手下手を理由にするつもりではないがね。うまかろうが下手だろうが、気分的にイヤなだけだ。
とは言え、ラノベの表紙9割を否定するつもりは、これっぽっちもないがね。
もし、でびゆぅできると仮定するなら、表紙絵はかなり気になるわなぁ。これで初手の売上が決まるだけに(笑)
(女性だが、初手のところにあるとおり、おっさんな見方だよなぁ)

扇:新人作家の場合、98%絵だな。残り2%はタイトルと粗筋。
一に表紙、二に挿絵、三四がキャラで、五はその他(作家名、文庫名)の世界だし……。
(ほんと、この人オヂサン趣味だよなぁ……『天使禁猟区』の時もそうだったが)

鈴:言うてやるな……それが事実とは言え……。
(「天使禁猟区」のとき……それって九雷ちゃんのこと?)

扇:つーか、平積みしてあるラノベの表紙見たら一目瞭然だろ。
いかにして、ヒロインで釣るか! これが勝負の分かれ目だ。
(九雷? 誰だそれ? 俺が言ってるのは主役の妹だ)

鈴:まぁ、100%否定できないのが現実だな(笑)
(あー、確かにあの子もいー身体してたなぁ……(←おっさん))

扇:LINN君が暴走し始めたんで、そろそろ本題に入りましょうかね。
グリム童話をモチーフにしたブラックコメディです。
全四話。由貴香織里調に脚色された童話の登場人物達が、欲望の赴くままに暴れ回ります……いや、ホント、洒落抜きで好き放題に。(爆)


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鈴:誰が暴走だ、誰がっ!!!
……ったく、じゃぁ、キャラ紹介に行くかねぇ。
では、全編通しての主人公ルードヴィッヒ(王子)
女遊びが過ぎて、父王に嫁探しに行くように言われて旅に出た放蕩王子。嫁候補の女性の基準は巨乳美女と言うわかりやすい趣味に加え、サドという童話(お子様向け)の王子とはかけ離れたぶっ飛んだ王子様。

扇:では、全編通してのサブキャラ、ヴィルヘルム。
由貴ワールドお馴染み、長い黒髪の美青年だが、立場は王子の丁稚。
巨乳美女にしか興味がない王子にかいがいしく仕え、身の回りの苦労を一手に引き受ける。
主役との関係だけ見ると、某伯爵様に仕えた里夫さんと良く似ているが、裏の顔とかはないし、戦闘力も低いし、性格穏和だし……と、ポジションの割には本当にただの一般人である。(悲惨)

鈴:では、次のキャラは、第1話に登場する白雪姫。
白い雪……と言うより、キャラの性格は白さに隠れたどろどろっぷりの素晴らしい腹黒姫。
父王を手込めにし、母王妃を敵に回しながら、王妃の愛人までたぶらかし、ルードヴィッヒに助けられてはルードヴィッヒの父王に取り入った魔性の女。
ただし、ルードヴィッヒの狡猾さにはかなわなかったあたり、僅かなりともかわいいところはあったかもしれない。
……でも、暗殺者の頭を、真顔で斧使ってかち割るあたり、どーよ!? って気はしないでもない。

扇:あっさり白雪姫に完敗した王妃は……別に紹介しなくてもいっか。
では、次のキャラ。第2話、第4話に登場するリゼッテ。
人の良さにつけ込まれ、村中の人から利用されていた幼いヴィルヘルムの友達……だった娘。
本当はヴィルヘルムを馬鹿にしており、彼を通じてルードヴィッヒに取り入るつもりだったが、幼いながらも狡猾な王子に裏をかかれ、自らの手で両親を殺して逃亡する。
後に血の味を覚え、流しのスナイパー『赤頭巾』となる……凄い解釈だな、をい。
ちなみに、第2話の扉絵で猟銃を構えている彼女は妙に格好いい。

鈴:妙、じゃなくて格好いいんだけどな。
では第3話のヒロインで、茨姫のフリーデリーケ、愛称イーディケ姫。
何故糸巻きの錘!? とか、15年後!? とか言う突っ込みを受ける呪いのため100年間眠ることになった、さして胸の大きくないお姫さまだが、自らの力で張った茨の城を抜けてきたルードヴィッヒと、彼によって明かされた真実によって心の救いは得るが肉体は100年の歳月に耐えられなかった悲運の姫。
巨乳ではないが、何故かルードヴィッヒが求める姫だった。

扇:では、第三話の隠れヒロインで、イーディケに呪いをかけた魔女ドロテア。
古い表現だが、ボディコン、という呼称がそのまま当てはまるぶっ飛んだファッションセンスと肉体を誇り、老婆に変装していたにも関わらず王子の巨乳センサーであっさり正体を暴かれた。
実は隠れマゾであり、王子の鞭さばきに惚れ込むが、なぜかすげなく振られてしまう。
バレッタ……ぢゃなくてリゼッテと共に続編に登場するのは確実と思われる。
(作者が描けばの話だが……)

鈴:あー、いたなぁ、そんな魔女。……つか、この子のほうがキャラ的におもしろかったんだが……(笑)
では、次に「青ひげ」の童話から登場するアマーリエ。
髭面がイヤで領主の妻になることを拒み、何故かルードヴィッヒを身代わりにしたり、ヴィルにコナをかけたりする女のコ。まー、あの絵を見れば、あの髭面はイヤだよなぁ、と納得してしまいそうにはなる。
ルードヴィッヒも認める(はず)の巨乳だが、最後の最後でニセチチであることが判明し、呆気なくルードヴィッヒの基準からはずれることになる。
一言で言うと、かわいこぶってる今時の女のコ。

扇:当の青髭は……別にいいや。
ストーリー的には、三話が一番面白かったかな。
何せあのルードヴィッヒ王子がマヂで口説きにかかる話だったし。

鈴:口説きに行ってたなぁ、巨乳じゃないのに(笑)
まぁ、そういうところが、「ぢつは純愛なのよ、王子だって」みたいな感じはせんでもないが、読んでるほうからすれば、ぶっ飛びまくってる王子のほうが楽しいんだけどね。

扇:まぁ、王子の『嫁情報にはスリーサイズが不可欠』発言とか、あっぽの魔女のツッコミ所満載の呪いとか、笑える部分は沢山あるので良いではないか。
私の場合、一番ブラックな『白雪姫』も大好きなんだが、君はさすがに苦手かね?

鈴:よいな、っつーか、あの魔女、大好きなんだけど(爆)
白雪姫も、あれはけっこうダークで好きだぞ。見てる分にはね。

扇:大好きって言葉の中に、は何%混じってるのかね?
見てる分にはいいのか……そこらへん、まだまだ研究の余地がありそうだな。
というわけで、LINN君の隠れ属性が判明したところで閉幕と致します。ご機嫌よう。

鈴:はて、1桁であることには間違いはないな。>パーセント
って、隠れ属性って極めて誤解を招く発言をして逃げんじゃねぇよ!
と言うわけで、相棒を追いかけ、縛り上げ、鞭で打つために私もこの辺で。
では、さよな~ら~

脇のふたりだね

2006-11-09 16:56:20 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、漢字表記がなんか似合ってるぞの第709回は、

タイトル:ガートルードのレシピ(全5巻)
著者:草川為
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:LaLa DXのときからリアルタイムに読んでるLINNで~す。

扇:つい先日、全巻揃えたSENでーす。

鈴:ようやく揃えたか……。
しかし、このマンガ、探すのに苦労したのぅ。

扇:意外となかったぜよ。
『龍の花わずらい』は速攻で見つかったんだがなぁ……。

煤:やっぱり、初の単行本作品だし、LaLa DX連載だったからなぁ。
いまでこそ、人気はあるが、このころはそこまで版は出てなかったんかもな。

扇:個人的に、これが一番面白いと思うんだがね。
しかし、先週こっそりとネタ掘りしたおかげで、しばらく木画は保ちそうだな。

鈴:そーねー。
……って、なんだその木画ってのはよっ!

扇:いい略称だと思ったんだが……。
んじゃ、木場で。

鈴:どこのマンガのキャラだ?(笑)

扇:えーと……カードで戦う漫画じゃないのは確かだ。
仕方ない、木漫で我慢するか。

鈴:なんか、韻が「ぽこぺん」みたいな感じでイヤだ(笑)

扇:どこをどう読んだら『木漫』が『ポンポコポン』になるんだっ!
普通に読むなら『もくまん』と読め、『もくまん』と。

鈴:一緒やぞ、それ、韻。

扇:四文字なのと最後が『ん』なとこだけだっ!

煤:だから韻だって。
抑揚が一緒だからな。
……でもまぁ、気に入らんのであれば、「曜漫」とかはどや?

戦:それ、どこの菓子?
で、『すす』って読み方変わってるぞ。せめて『林』ぐらいにしときなさい。

鈴:そりゃ羊羹やっ!
しときなさいって……いまごろ気付いたのか……。
(5つ目……)

扇:やれやれ、わざわざスルーしてあげたと言うのに……。

鈴:……ほんまか?(疑いの目)

扇:疑うなら、五十六億七千万年後の未来を賭けても良いぞ。(笑)

鈴:いったいいつまで生きてるつもりやねんっ!

扇:さあ?
三分後かも知れんし、百億年後かも知れん。
いずれにせよ、そんな先のことは解らない。(笑)

鈴:3分後もわからんとは……。
痴呆症?(爆)

扇:何を言う、三分後の未来が読めたら無敵だぞっ!
将棋とかで使ったら多分負けなし。

鈴:なに、仕事中の3分後はほぼ100%読めるぞ(爆)
それに、将棋って3分レベルの話なんかえ?

扇:少なし、相手の次の手が読めるのは充分強みだと思うぞ。
NHK杯とか制限時間結構厳しいから、先が読めるとかなり美味しいと思う。

鈴:そゆもんかのぅ……。
「ヒカルの碁」とか「月下の棋士」とか読んでても、まったく何がすごいのかわからん人間にとっては、3分も5億年も大差はないんでな。
まぁ、5億年先を読めても、読めすぎだろ!? って気はせんでもないが(笑)

扇:五億年先に何が存在するのか知りたい人間は沢山いるだろうがな。
ま、心配するな。少なくとも君は塵に還っている。

鈴:では、還ってあ~んなことやこ~んなことが出来るということだな?

扇:そう、どっかの地下に集合して『ダストモ○スター』になったり、旧家の奥で実体化して『まっ○ろ○ろすけ』になったり、色々遊べるぞ。私は遠慮しておくがな。

鈴:何を遠慮しておる。
遠慮なんぞせんでもえぇやろに……ひひひひひひひひひひひひひ……。

扇:↑妖怪?

鈴:魔女と言いなはれ。
……女ぢゃないけど。

扇:本場ヨーロッパでは男女関係なく魔女と呼ぶらしいけどね。
つまり、『魔女』という訳語自体が間違ってるわけだが……。

鈴:ほほぅ……。
じゃぁ、相棒も魔女?
(なんかこゆ感じのタイトルのマンガorアニメがあった気がする)

扇:相棒は実は、魔~女~だったので~す!

鈴:スタジオぴえろを思い出すような台詞を吐くなぁっ!!!

扇:何の話だ?(素)

鈴:何を言っているっ!!!
魔法の天使クリィミーマミとか魔法の妖精ペルシャとか魔法のスターマジカルエミとか、作ったとこだぁっ!!!!
(なぜ知っている、オレ(爆))

扇:さて、萌え萌えなLINN君はほっといて、そろそろ本編の話をしよう。
ガードレールのレシピを探し求める女の子が、悪魔三人組と一緒に全国を歩き回るロードムービーです。

鈴:誰が萌えとるかっ!!!
……って、いったい誰が探し求めてんだ、をい。
ったく……、まじめにストーリー紹介をするかね。

様々な悪魔の身体の一部を使って作られた人造悪魔のガートルード。その一部を取り返すために追ってきた悪魔との争いの中で出会った少女と、ガートルードを作る際のレシピ(製造法)を巡って、ガートルードの一部になった悪魔たちとの戦いと、少女との(さぶいぼな)交流を描いた作品であります。

扇:さぶいぼ言うな。
まぁ……この二人、愛し合うようになるのが妙に早かった気はするがね。
とりあえず、CM入れますか。


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鈴:じゃぁ、ストーリー紹介も終わったことだし、キャラ紹介やね。
主人公のガートルード。様々な悪魔の一部をつぎはぎして作られた人造悪魔。
第1話で、プッペン、マリオットというおもしろ悪魔に追いかけられていた最中、ヒロインの佐原漱と出会い、悪魔としてだけではなく、感情を取り戻し、佐原とともに困難に立ち向かう、けっこう少年マンガ的(一部)な主人公キャラ。
基本的に、素直でないと言う属性を持つ。

扇:では、ヒロインの佐原漱。
出会ったばかりのガートルードが悪魔だと名乗っても驚かず、それどころか塩を使ってあっさり倒し、数十分後にはラブラブな関係になってしまったという、色々な意味で世紀末的なヒロイン。
実はガートルード作成法を記した『レシピ』と深い関係があり、それを巡って兄と対立することになる。
ちなみに、他の草川ヒロインに比べると涙腺がゆるかったりする。

鈴:では、第1話でガートルードを襲っていたが、第2話からお仲間になったおもしろ悪魔の片割れプッペン。
右の耳をガートルードの一部にされた人形遣いの悪魔だが、本性はただの食いしん坊。
ストーリー上は第1話以外では特にガートルードに絡むところは少なく、ちょっかいを出す程度の扱いだが、外伝ではパートナーのマリオットとともに主役を演じる。
感性型の典型的なキャラ。

扇:んじゃ、片割れのもう一人・マリオット。
こちらも人形遣いの悪魔だが、左の耳をガートルードの一部にされている、料理が大好き、四人組の中で一番冷静、と色々な意味でプッペンの逆をいくキャラ。
静かな優しさが光る好人物だが、本編ではちと影が薄いかも知れない……。

鈴:影は薄いが、マリオットがいなければ生活が成り立たないのがガートルード一家(笑)
では、当初のラスボス(シドー)の佐原兄(名前は忘れた)=ガートルードを作ったクロード(玄人ではない)
佐原の骨にレシピを刻み、佐原の兄を乗っ取って、ガートルードを付け狙ったお兄さんだが、佐原とガートルードのの前に砕け散る(恥)
なんか、こういうのはなんだが、あんた、佐原の秘密に関わらなければ、出てこなくてもぜんぜんOKな薄いキャラだったんですけど。

扇:呼んでやれよっ! 佐原久作って!
では、大トリで、ガートルードから左目を取り返すためにやって来たカーティス。
スーツが似合う現代風悪魔で、人間をたぶらかし図に乗せて無理な契約をかわしたあげく相手が破滅するのを見るのが趣味という素敵な御方。
一度目は敵、二度目は味方として出演し、面白い役回りを演じてくれた。
いかにもやり手の詐欺師のような風を装っているが、ある過去の関係でサハラには死ぬ程甘い。
(詳しくは五巻収録の短編を参照。なぜかハードボイルドな話になっている)

鈴:短編と言えば、やはりおなじく5巻のプッペン&マリオットの外伝であろうなぁ。
特に、プッペン=福辺、マリオット=毬夫の部活ネタはほほえましくてよいし、漢字表記、そのまんまで似合いすぎ……(笑)

扇:この二人、本編ではマスコットに近かったからなぁ。作者としても描いておきたかったのだろう。
カーティスの外伝も良かった。やはり、本来の彼はこういう格好いいキャラなのだろう。
つーか、草川は短編上手いね、ほんと。

鈴:そうねぇ、外伝あたりの短編にはおもしろい作品が多い。
とは言え、短編オンリーと言うわけでもなく、主人公のタイプはおなじながらもほのぼのとした「十二秘色のパレット」とか、雰囲気のある作品が多いからねぇ。
新人さんでこのひとが好き、ってのがけっこういたりするのも納得、かな。
と言うわけで、そろそろ今週の木曜劇場はお開きであります。
それでは、結局いろいろ呼び方を変えても木劇がいちばん合ってるなぁと思いつつも

扇:SEN、LINN揃って気に入っているので、この方は今後も紹介していきます~。
呼び名は……やっぱり木劇で確定か、木曜漫画劇場じゃ長すぎるし。
では、今日はこれにて失礼致します。

ぢつは本編よりも~

2006-10-26 21:10:52 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、あとの短編のほうがおもしろかったのねの第695回は、

タイトル:めぐる架空亭
著者:草川為
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:意外にこのひとの出番は多くなるかもと思ってるSENで~す。

扇:少なくとも『ガートルードのレシピ』は確定だと思うLINNでーす。

鈴:まぁ、確かにな。
あと草川の単行本と言えば「龍の花わずらい」だな。

扇:もちろん、『十二秘色のパレット』だな。
草川は本当にレベルが高い――主人公の女の子の性格がどの作品でも同じだったりするけど。(笑)

鈴:思いっきり話が噛み合ってないな>十二秘色のパレット
だが、まぁ、確かに草川のはそれなりにどれも読ませてくれるし、おもしろいからなぁ。
……しかし……それは言ってはいけないぞ、相棒>性格が同じ

扇:だって事実だしぃ~。
ま、可愛いからいいんだけどね。(軟派)

鈴:うわっ、相棒が萌えている……めずらし……きっと明日は雪が降るに違いない……(笑)
もっとも、かわいいと言う意見にはかなり賛成だが(爆)

扇:いや、草川ヒロインは独特の可愛さがあるよ、うん。
って、確かに今日の私はちょっと変だな――LINNが取り憑いているからか。

鈴:……ほほぅ……。
なら、取り憑きついでに私の萌え毒を身体の隅々まで注入してあげやう。
そしたら「乃木坂春香の秘密」とか読めるようになるから……( ̄ー ̄)ニヤリッ

扇:却下。
君の方こそ、SENを名乗ってどうするつもりかね?

鈴:はうあっ!Σ( ̄□ ̄)
……って、相棒こそ何をLINNと名乗っておるか、しかも全角で。

扇:俺は日本語の文章で半角を使うのは嫌いだ。
そっちこそ、勝手にSENを半角にするでない。

鈴:アルファベットは半角に決まっておろう。
職場でも英数字は半角使ってるしな。
世の中、英数字は半角という不文律があるのを知らんのか。

扇:知らんわ、そんな常識。
タイトルと章題だけは大目に見るとしても、文中は全角で書いて欲しいとこだ。

鈴:ん~、そこは使い分けかのぅ、私の場合。
だいたい喋り言葉を英語とかにしたら、全角だとうざいばっかりやし~。

扇:あー、さすがに会話文は全角だと辛いな。
でも、英語とかフランス語の会話文をそのまま書くのってどうかと思うけどね。
日本語で書くか、伏せ字で誤魔化すかして、通じてないってことにすりゃいいだけだし。

鈴:そこはあれだ。最初のいくつかを英語だのフランス語だのにして、そういうものだと言う印象を持たせる、ってのが目的だからな。
そゆときには、やっぱ半角だよなぁ……。
でも、基本的に物書き中のアルファベットは全角やな、私も……(爆)

扇:半角にすると、何か感覚狂うんだよね。
というわけで、次回からSENを使用する時は全角で書いてもらおうかっ!

鈴:まぁなぁ……でも、一太郎だと変だが、Wordだと違和感ないんだよなぁ。
しかし、次回から? 何を言う、横書きだから半角だ!!(笑)

扇:だからウェブ上で小説読む気しないんだよなぁ……。
もっとも、縦書きだとスクロールがメンドイだけだが。

鈴:Webは……単に紙じゃないから読む気しない(きっぱり)
やっぱ小説だの何だのを読むなら紙やろ紙!
印刷しないで、画面ばっかり見てると目ぇ悪くすっぞ!!(なんか論点が違う)

扇:先生~、695回続けたおかげでかなり目ぇ悪くなってると思うんですけど。

鈴:気のせいだっ
私はそれよりもずっと前から目は悪くなったからな。
単に仕事で毎日パソコン画面見てるからだが(爆)

扇:言うな、私もさして変わらん。
さて、そろそろ真面目な話をするかね。
めぐりめぐる七人のサムライの話だったっけ?

鈴:め~ぐりめぐ~る~♪
って、なんでNHKでやった(やってる)アニメの話になるっ!!!
じゃぁ、まじめにストーリー紹介と行くかぁ。
ある町で二人目の小説家となった小山笹舟。一人目の小説家であり、夭折した雪村千鳥の未完の遺作「架空亭」の原稿を手に取ったとき、小説の世界であるはずの架空亭に招かれる。
その架空亭では主人甘喃など、個性的なキャラがいるが、ここは小説の世界。招いた人物の生気を糧にして成立する世界であるため、病弱な笹舟では役不足。そこで新たな取り憑き先を探すことになったりするが、この架空亭、実は雪村がある思いを託して描いた物語だった。
……と言ったところかなぁ。

扇:さすが、私が憑依してるだけあって真面目な解説だな。

鈴:……してるか?
と言うわけで(何が?)、CM~。


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鈴:では、主人公で小説家、雪村とおなじく病弱な小山笹舟。
病弱であるがために、生気に乏しく「笹舟ごはん」と言うご飯に煮干しを乗っけただけという食事しか架空亭にもたらせなかったが、知り合いのサーファー……もとい、作家を捕まえて豪勢な食事を確保した。
本来、取り憑く人物を変えると架空亭も移動するはずだが、笹舟からは何故か移動せず、雪村の思いとそれによって作られた架空亭、甘喃などの人物との決着をつけるファクターとなった。

扇:では、架空亭の主人、甘喃あまなん
草川ヒロインらしく、明るさ、賢さ、度胸を兼ね備えた最強のスペックを誇る少女。
笹舟を架空亭に召喚し、強引に引き留めようとするが失敗、逃げ出した彼に向かって、「おのれ根性なしが」と言い放った。素晴らしい御方である。(笑)
ただし、草川ヒロインのもう一つの特徴『何かしらの不安』も抱えており、笹舟に頼るシーンも、一応、あった。
架空亭の中では非常に特異な位置にあり、最終話でその謎が明かされる。(※主人という立場以外の問題である)

鈴:では、次に笹舟の祖父、小山芳舟。架空亭が笹舟の前に招いていた客で、齢70にして、笹舟を凌ぐ生気を持ち、笹舟とは較べものにならないほどの豪勢な料理を並べることが出来るほどの、生気=体力の持ち主。
ちなみに、このこと以外で、このじいちゃんが役に立ったことは、ひとつもない(笑)

扇:では、すべての元凶、雪村千鳥。
『架空亭』という未完の小説を残し、若くして亡くなった小説家。
架空亭が実体化し、原稿を読んだ人間を取り込むようになったのは、すべて彼の妄執が原因である。
詳しくは書けないが――取り込んだ者を利用して未完の原稿を完成することで、道ならぬ恋を成就させようとする……極めて低俗かつ傍迷惑な奴。
以下、ちょっとだけネタバレなので反転。
要するに、二人でともに逝きたい(生きたい)とひっかけてあるようだが、最終話見る限り全然上手くいっていない。草川にしては珍しく、稚拙な終わらせ方だった。

鈴:あ……、木曜漫画劇場初のネタバレ反転!!!!
しかし、あとは……おなじ作家仲間の柄井真向からいまこうくらいかなぁ。
その原稿に宿る力を知って、架空亭に本格ホラーを持ち出した、どっからどう見てもサーファーか何かにしか見えないアウトドア系作家。
ただし、架空亭にとってはある意味、生気の乏しい笹舟よりも重宝されるはずの存在だったりして(笑)
まぁ、笹舟くん、真向が友人であるかぎり、架空亭の食事は豪勢になるから、せいぜい関係を途切れさせないようにしとくべきだろう(爆)

扇:それで終わりかな。
最後に、作品について一言どうぞ。

鈴:尻切れトンボな話だったなぁ。

扇:お粗末様でした。(笑)
まぁ、短期集中連載で力を出し切れなかったのだろう、と好意的に解釈しておく。
んじゃ、本編より出来が良かった付属の短編の話もしとくかね。

タイトルは『999番目のハナ』。
とある高校に転校してきた度会ハナが、学校の生きた伝説である千年桜に触れることで『番号持ち』と呼ばれる存在になり、三年生の飴宮不二人と協力して桜の精『千』を呼び出す話。
召喚者同士が手をつなぎ、二人の番号の合計が千になる場合のみ『千』を呼び出すことができるというルールがあり、ずっと一緒にいる内にハナは不二人に惹かれていくのだが――以下略。

鈴:以下略……ってな、要するにネタバレ防止ってことだろ(笑)
まぁでも、確かに、言っちゃぁ悪いが、本編よりもこっちのほうがおもしろかったからなぁ。
ラストの千の台詞とか、あと見せ場とか、いい感じになってる。

扇:かなり質の高い短編だと思う。
めぐる架空亭の一話目も、こんな感じにまとめて欲しかったところはあるな。
んじゃ、キャラ紹介ね。

鈴:では、ヒロイン兼主人公の渡会ハナ。転校してきた途端、名物の千年桜の番号持ちになり、それが縁で知り合った不二人に惹かれるものの、玉砕。
しかし、相変わらずの草川ヒロインらしく、すっきりとした性格で、なかなか好感が持てる。
ラストには……まぁ、ここまではさすがに言えんな(笑)

扇:言ってるのと大して変わらんわっ!(怒)
では、一見するとモロに彼氏役な飴宮不二人。
番号は一で、九九九のハナと合計すると千になる。
ハナに全く気がないため素面で彼女と手をつなぎ、『千』召喚の礼も兼ねてか何かと世話を焼く……悪意はないが、ぬか喜びさせてくれる素敵な先輩。
役目が終わったということか、ラスト数ページではただの背景と化していた。(笑)
いや、『いいひと』ではあるんだけどね。

鈴:草薙?(笑)>いいひと
さておき、あとは……やっぱり千かぁ。
千年桜の精霊で、宴会大好き……なのだが、学校上げて宴会させるところは、いいのか!? って気はせんでもないが、やはりラストの吹き出し以外の台詞がおもしろい。

扇:実体が消えかかってる筈なのに、妙に明るいキャラだったなぁ。
ラストの台詞も良かった。

鈴:なに、消えるはずの実体もヒロインのおかげで復活したからよいではないか(激しくネタバレ)
……と言うわけで、えー加減、長くなってるはずので、今回の木曜劇場はこの辺でお開きと言うことにして、相棒からの追求を逃げることにります。
でわ、さよ~なら~……脱兎

扇:貴様言うてはならんことをっ!
では、私は相棒を追っかけるので、これにて。

(鈴:へへ~ん、捕まえられるもんなら捕まえてみな~)
(扇:キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン、ってか?)