石の上にも三十年

焦らず、気負わず、程程に…。
整体&リフレ+酵母パン屋の自営業一家
何でも手作り、手仕事生活。

かしこパン誕生秘話

2010年02月23日 09時13分21秒 | プロフィール

私は手仕事がすごく好きです。

もちろん手仕事をしている人も好きです。

子供の頃から節のごつごつした鍛冶屋さんのような手を見るのが
なぜかわくわくしてうれしかった。

料理も木工もリフレクソロジーの仕事も手の感覚がとても大事。

調子のいい日はなんだか手が大きく感じたりします(笑)

結婚を機にご主人にたくさんのおいしいものや
素敵な仲間を紹介してもらう中で

「天然酵母パンをつくってみたら?」

そんな一言で始まった酵母生活。

なれない頃は酵母に生活を合わせるのでどきどきそわそわ。

何もかもすべて独学。

参考書物に忠実でないと不安で、子供と公園に行っても
「パンが待ってるから帰りましょ」
と当たり前に言ってのける私。

始めはきょとんとしていた娘も、慣れてくると
「そうだね」と疑問ももたずに一緒に帰宅。

今思うとひどいお母さんだなぁと笑ってしまいます。

でも一つの物をただひたすらに作り続ける中で
いくつの食材や人、場所との出会いがあったでしょう。

そのつながりは今でも大切な物として続いています。

パンをこねて焼く。

単純な作業の中にある奥深い何かがおもしろい。

柔らかく暖かい小麦の感触も好きで、ずっと手ごねで作ってきました。
最近はあまりに量が増えてしまってニーダーの力もかりています。
でも手が覚えているこねあがりの感触は貴重な財産です。

「かしこ」は日本の文の末尾に女性が使う言葉です。
奥ゆかしく賢い意味合いを持つ“かしこ”

「彼処」と書けば皆さんにとって「あそこのパン屋」という意味あいにも。

焼き続ける中「みんなに食べてもらいたい!」と思うようになり、
ここからは我家らしさ。
一から調べて自宅のリフォームから(笑)

ようやく2010年1月に営業登録を済ませ、開業へとたどりつきました。

小さな工房。
焼ける数は少ないけれど、おいしいパンを作り続けていきたいです。


(かしこ)



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