旅路 とまりぎ

いくつかのグループでのできごと(主に旅)

お茶の水

2010年09月12日 | 歴史
               お茶の水 
     
                   とまりぎ
 朝10時にニコライ堂の前に立つと、鐘の音が聞こえる。
  鐘突堂をよく見ると、ひとりで紐を操って鳴らしているのがわかる。
 かなり大きな音で、日本の寺のようなひとつの鐘の音ではなく、いくつかの音程がしばらく続く。
 これが昔の歌にあった「ニコライの鐘」だ。
聴いたのははじめてかもしれない。  むかしは駅からもよく見えたのだが、ビルが建って見えなくなった。


 お茶の水には大学が多い。駅近くに明治大学、日本大学、中央大学、東京医科歯科大学、順天堂大学の一部がある。
 当然、学生が多い。

 駅から歩いて神田川を越える聖橋から下を見ると、JR総武線、中央線の下にトンネルがあって、東京メトロの丸の内線の線路がある。
 (岐路にたったとき、ここでしばらく考えて決断したことがある。むかしのことだ)


 橋を越え湯島の聖堂へ入る。


 大きな像があって、孔子だ。
 湯島聖堂は儒教から始まったようだから、これだけの像があるのだろう。

 外に昌平坂が残っていて、昌平校といわれたこともあったようだ。

 昌平坂を抜けると、向い側に神田明神。  鳥居の横に甘酒屋がある。
  麹を「かうぢ」と書いて残しているところも面白い。  裏へ抜けられるようになっている。
(今とは別のところにあったが)通勤で通ったこともあった。

小説での「神田明神下の銭形平次」の名を残したのは、作者の岡本綺堂のためだろう。
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