清純blog

本門佛立宗 常住寺住職・高野清純のブログ

日蓮聖人 日隆聖人 日扇聖人 の 教えや お寺の行事などをアップします

90歳と6歳の立ち話

2013年01月13日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、ご信者さんのお宅に、家内と裕香の二人がお届けものに伺いました。

チャイムを鳴らすと、ガチャとドアを開けて下さり、夕暮れ時なので玄関先で所用をすませようと、お届け物を渡します。

このタイミングで、90歳になるお母さまが、玄関脇にあるお手洗いに行こうと、ゆっくり歩いてみえたそうです。

この方は、常住寺の事務局トップでご奉公に活躍された方です。いまはお年を召されて、ご奉公をご家族に譲り、ご自身は家の中で、歩行器を使っての生活です。それが、玄関先に立つ裕香の姿を見つけて、歩行器を使わずにニコニコしながら近づいてきて、優しいお顔で、お声をかけて下さったというのです。

「ゆかちゃんを見つけたら、ウチの母がスタスタ歩いちゃったんですよ(笑)」

「母に、いま普通に歩いてたねって言ったら、あらホントね。なんて言ってました。」

ご家族が嬉しそうに、この場面のことをお話し下さいました。お話しをお聞きして、もしも転んでしまったら大変だったと冷や汗をかきましたが、なんだか皆さん喜んで下さっており、ありがたく思った次第です。それくらい、ごくごく自然な雰囲気で安定して歩かれたのだろうと想像しました。

そうは申しましても、これは、ちょっとの訪問でももう少し気を配りながらさせて頂かなくてはと思った次第で、ただ、こんなこともあるんだなぁと妙に感心した出来事でした。

これは母性のなせるワザなのでしょうか?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。