清純blog

本門佛立宗 常住寺住職・高野清純のブログ

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ずっと続けると誓う

2018年03月24日 | 常住寺 行事 できごと 家族

3月11日(日)
大泉学園を拠点に活動している【だいこんブラス】という吹奏楽団の、年に一度の演奏会に行ってきました。



昨年秋に急逝した叔父が所属していた楽団です。
最後のごあいさつの時、団長さんが追悼のコトバを述べて下さいました。



叔父が亡くなってから初めて、大泉の地を訪れました。
生活の匂いを感じるとこみ上げてくるものがありました。

普段はお寺に来れませんでしたが、亡くなる直前はお寺にいました。
お寺のクルマのオイル交換と洗車をしてくれるとのことでしたが、
曇天なので、洗車はまた次回と言って帰って行きました。
いま思えば、あのときは亡くなる数時間前なのです。洗車なんかできるワケないですね。
それよりも、よく、お寺まで参ることができたなぁと、そう、思った次第です。

世の中は一秒たりとも同じ状況は無いといいます。いわゆる「無常」です。
人の命は、本当にはかないものですね。いや、すべての形あるものは、いつかは必ず壊れる運命です。

ひとの心も同じですね。
常に移ろい変化していきます。なので、コトバって大事だと思います。
大事にしよう。仲良くしよう。がんばってやっていこう。
こうやってコトバにして、態度で示すよりほか、真実は存在しません。
大事にしようって思わなくなったら、それでお終いです。
仲良くしようって思わなくなったら、やはり、それでおしまい。
なので、コトバにして、そして行いで表し続けるんですね。
それも、死んだら、今生はそこまで、です。諸行無常の理を痛感する瞬間です。

いま、だれかが情けをかけてくれる。
ありふれた場面ですが、決して当たり前ではありません。
あること難し=ありがたい。のであります。
笑顔をみることができる。これも、ありがたいことです。
些細な日常は、奇跡の連続です。すべて、ご縁というものなのでしょう。
よいモノを向けよう。よかれと働きかけよう。ウソはつきたくない。ズルいことはしない。
そう言い続けて、人は罪を重ねているのといいますが、
そうだとしても、
言い続けよう。そして、態度で示そう。その瞬間しか、真実は無いのであるならば・・・。

 


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