沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

ありがとう

2011年10月08日 | 日々のこと
           
 父の病室は4人部屋。寝た切りの父は外を見ることもできないので、気が滅入ることだろうなと思っていた。母もそう思って隣のベッドが空いた時に、移してくれないかと言ったらしいが、尿の処理があるのでこっちの方がいいのだと言われたらしい。それは患者の都合ではなく、仕事のしやすさを優先した結果である。患者の立場に立った見方が出来るには、現代の病院の人出不足、看護師の過重労働からしてみれば程遠い事なのかも知れない。
 今日見舞いに行くと、母が
「さっき、二人が(4女と5女)が車椅子に父を乗せて中二階にある中庭を散歩したんだよ」
と。よかった~。そろそろ外も見たいだろう、見れたら少し気も晴れるのにと私も思っていたのだ。
 しかし、どうしてこうも姉妹の考えることは一致するのだろう。いつも「疲れた~疲れた~」が口癖の看護師お二人さん、ありがとね!

 夕飯時間を過ぎて、息子を呼びだして二時間ぐらい付き添ってくれるようにと、バトンタッチして母と二人帰って来た。金武町に入ると、丁度花火が打ち上げられ、近づく毎に大きくなっていった。思いがけないプレゼントだった。

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第32回金武町まつり

2011年10月08日 | 日々のこと
   
 今日8日(土)・9日(日)と金武町営グラウンドにて第32回金武町まつりが行われる。
 写真は昨日の夕刻時の様子。テナントに出店する方達が忙しく立ち回っていた。
 例年8月に行われている祭りだが、(5年毎に行われる)世界のウチナーンチュ大会のある年は、大会に合わせて10月になる。世界各地へ移民して行った方の2世3世4世の方を、歓迎し交流を深めるためである。
 
 ここ南国でも今週からぐっと秋らしい天気が続き朝夕は肌寒い。明日の天気は60%の確率で雨だと言うがどうなることやら。

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寄り添う

2011年10月06日 | 日々のこと
       
 
父の見舞いに行って、遅い食事をとって今帰宅。
「もう帰るのか」「もう少しいてくれ」と言われると、ついつい8時も過ぎ9時近く迄。
せめて夕飯の介助ができたらと思って行くが、全く食べようとしない。それでよく話ができ、頭がしっかりしているるのが不思議なくらい。ずーっと点滴をしている。
 食べなくとも、薬や水を飲んだりする時の細かい用事があるので助かるらしい。時々足を揉んだり、団扇で扇いだり、枕を直したり、大して出来ることはないが、病人にとってはそばに誰かいることで、心強いという事がわかる。90歳ならなおさら。
 先日4女がおむつ交換をしながら言った、
「人間の一生ってさ、赤ちゃんの頃、成長していって青年になって、大人になって、中年になって、今、老人になって、そしてまた赤ちゃんに戻るんだよ」と。
 今、私達が出来ることは、寄り添う時間をできるだけ作ること。祈ること。

 (写真は父とよく言った「大根の花」に貼られていた野菜の効用。父はそこの足手びちが好きだった)

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