沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

向田邦子

2011年10月19日 | 


 向田邦子が好きだった。例の如く好きになるとまっしぐら、なので、彼女の本をよく読んでいた頃があった。彼女のTVドラマも好きだった。というより、ドラマが好きで、本を読んでみようと言う気になった。
 果たして、彼女の本を読み漁ると、今度は向田邦子という人がどんな女性なのか知りたくなった。
 そういう時に、出会ったのが写真の本。「向田邦子の手料理」。
 手早く気取らない料理が上手で、酒も嗜み、器が好きな女性だった。旅行が好きで、猫(マミオ)をこよなく可愛がった。
 「においの強い野菜が好きだった」というのは、自分と似ていると単純に嬉しかった。
 この本の中から、参考にして作った品もあったが、妹和子さんが姉邦子を偲んで書き上げた本であった。
 料理本としてというより、私は向田邦子により近づくことができた、嬉しい一冊だった。
 
 向田邦子がよく作った料理を出すという「ままや」はまだあるのだろうか?。一度行きたいと思っていたが、ついに機会は訪れなかった。
 
 向田邦子さんが、台湾の上空で散ってしまったのは1981年。ちょうど30年前になる。その訃報を私は、当時住んでいた三鷹で聞いていた。衝撃的なニュースだった。惜しい人であった。あれから、30年。

 こんなブログに来てくれてニフェーデービル。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする