沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

理想の施設

2011年03月12日 | 日々のこと
理想の老人施設



 TVで見たある番組。「グループホームと学童保育」を併設したある施設の紹介だった。
 
 認知症の人は何度も同じ事を繰り返すそうである。
 その施設では、学校から帰ってき来て宿題を始めた子どもの傍らでは、おばあちゃん達がいる。子どもたちの字を見て、
「きれいに書かんといけんよ」
「きれいに書かんといけんよ」とか
『字がきれいね」
「字がきれいね」
「顔をもっと上げて」
「顔をもっと上げて」と、
 なんども同じ事を繰り返す。
 お年寄りがやっている様子は、孫とばあちゃんのようで温かみがあり、認知症の緩和にもなっているようである。

 またこの施設では、積極的に散歩にも出かけ、散歩に出かける時は腕に腕章をし、地域のパトロールの役目も果たしているという。
 よく出会う町の人たちにも声を掛けられたりして、地域の人々との交流も深まっている。
 声を掛けられると顔がほころんでいたお年寄り。

 今後は、認知症の方一人ひとりの得意分野を(例えば農業ならそれを、園芸ならそれを)見つけて生かして行きたいという。

 人は誰かの役に立っていると感じている間は、いきいきとするものであると私も思う。

 この施設のような所が増えていったらいいのにと思う。私の伯母が入っている老健施設は、半分以上が認知症である、認知症ではない伯母に、話をする相手は誰かいるの?と聞いたことがある。
 話す相手がいないのはずいぶん寂しいことだと思うからだ。

 老人と子どもたちの施設が併設されれば、活気もあっていいのではと思う。

 今、グループホームは庭のない所も多く、缶詰状態の所もある。職員の数も少なく散歩なんてままならない所も多い。

 子どもの数が減って、空き教室が増えた学校の中に、増えていく老人のグループホームと学童を併設するのは賛成である。
 
 昔とった杵柄で、老人が子どもたちと一緒になって庭を花いっぱいにしてくれるのも夢ではないだろう。

 私が老人になって、施設に入る事になったら、散歩させていただきたいし、植物を愛でる環境だったらいいのに思う。

 こんな 施設沖縄にもできたらいいのに。全部の施設がそうであったらいいのに。

(写真は、父と孫)
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大丈夫ですか | トップ |  東北地方太平洋沖地震 »
最新の画像もっと見る