沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

ロックに開眼?

2008年07月04日 | 日々のこと

 用があって、沖縄市のパークアベニューへ行って来た。 ごらんの通りほとんどシャターが降りている。賑やかだったころがうそのような寂しさだ。

  沖縄のロックの原点はこの街にある。すばらしいミュージシャンたちが生まれ育まれた街。なんとか活気を取り戻してほしい。 

 私は、ロックに対して、興味関心全くなかった。が、今から12年ほど前のこと。

 石垣島に行った時、コットンクラブというライブハウスでのこと。ジンライムを頼んでゆったりしていたら、マスターがステージに立ちエレキギターを弾き始めた。しばらくして、そこに細身の男性が加わり、彼もまたエレキを弾き始めた。

 ギターを後ろに回して弾いたり、いろいろなパフォーマンスをしながら弾くので、面白いなとみていた。そのうち、マスターと彼がセッションというのかギターで会話をしているというように感じられた。それは、ますます激しく、熱くなって来た。私は鳥肌が立っていた。その後、ずーと鳥肌立ちっぱなし。私がロックに開眼した日。すばらしいと思った。

 長いながーいセッションが終わり マスターが私たちの席に来て言った。「あの人知っているでしょ?めったに来ないんだけどラッキーだったね」と。「えっ?いったい何者?」

 彼は、まぼろしのギタリストといわれた「シンキ」だという。もちろん、そういわれても私には解るはずがない。マスターは、ロック、いや音楽に対して無知な私たちに、彼の偉大さを教えてくれた。

 こんな感覚は初めてだった。本当に今日はついていた。そう、心の底から思ったた・・。濃密な石垣の夏の夜だった。


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