沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

なんとかできた

2011年02月26日 | 日々のこと
  昼過ぎに、実家へ行った。実家のトイレに通販で買った「手すり」をセッティングしてきた。玄関わきの段差には、妹が手すりを取り付けてくれた。トイレにも必要を感じていたが、一日延しにしていた私。頼んだ通販も二週間も待たされた。

 座ってから立ちあがるという行為が、年寄りにとって、こんなにも大変な事だとは思わなかった。簡易手すりをセッティングして、いざ、トイレへ入れようと三人で四苦八苦するが、入らず、仕方なく片方のねじをはずして、もう一度中で組み立てた。途中でねじをトイレの中へ落としてしまって、「あ~~」トイレへ手を突っ込む羽目に!すると、今度は、母が洗面所のすの子の中にねじを落として「あ~~」3人でわいわいしながらようやくセット。しかし今度は、手すりがぐらぐらする。体重の重い父は、「動かないように出来んか」と。両脇に入れる板を探していたら、使い残しのレンガが沢山あったので、それを運んで並べたら、何とか固定された。

 何度もトイレに座って試していた父。やって欲しいことは、具体的にはっきり言うので助かる。我が家の次男(妹)と似ている。
 
 気丈で子どもに頼らず、なんでも自分でやってしまう父だが、「上等だよ」と言ってくれた。
 
 しかし、この二年でぐっと老けてしまった父を見ていたら、家の段差が無ければ歩行器で廊下を歩く運動も出来るのに・・と思ってしまう。「家」って言うのは、老後のことも考えて作らないといけないのだなと改めて思った。後から取り付けるのは、年寄りには苦労である。体力、筋力は嫌でも衰えてくるのだ。

 私達子どもに、どれだけ父のプライドを尊厳しつつ、良い老後を送らせて上げるかが、これからの課題である。

 (写真は先日行ったタイ料理屋の前で父母)
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