沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

ヤクルト

2012年12月05日 | 日々のこと
 ヤクルトは時々飲む。その度に思う。昔のような「おいしい」という感覚がない。
 昔、実家ではヤクルトや牛乳を取っていた。兄弟が6人もいるので、人数分はなかったが、3本ぐらいだったと思う。で、それを早く起きた人が飲むことになっていた。

 子どもの頃は親に起こされるまで、寝ていたいのが常。目が覚めても、布団の中でぐずぐずしたり、寒いからまだいいやと、二度寝をしたり。そんな時、外で自転車の止まる音がして、
「あっ!ヤクルトだ」
と思って飛び起きたものだ。
 冬の寒い朝など、縁側の戸を開けて、庭の菊の花を見ながら飲むヤクルトのおいしかったこと。小さな容器の濃い味。

 あの感覚が今はない。あらゆる物に口がならされたせいなのだろう。満たされない頃、物が少し足りないぐらいの時代が懐かしいよ。


 今朝は寒い朝。ヤクルトが飲みたい。

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