沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

対馬丸の悲劇から75年

2019年08月22日 | 日々のこと


 対馬丸が撃沈されて今日で75年になる。
 四人の子どもをなくしたオトさんは、20年前100歳で亡くなったそうですが、その棺には、
海の底で寒い思いをしたから、着替えさせてあげたいと、4人分の子供たちの服も一緒に入れられたようです。
 
 それは、オトさんが、生前からずっと言い続けていた事だそうです。
 母親の深い愛情に涙が出た。
忘れる事のできない悲しみを背負って生きてきた人たちの多い沖縄。
 
 対馬丸では784人の児童が犠牲になった。
生き残った人も苦しみ、送り出した親も苦しんだ。皆、口をつぐんで日々を過ごしてきた。
 対馬丸記念館は、そんな人たちの心を少しは癒すことが出来ただろうと思う。
 記念館が出来て、兄や妹、息子娘の写真が確かに生きていた証として遺すことができた。

 私たちはこの悲劇を忘れてはならない。戦争を起こしてはならないと、気持ちを新たにする。

 平和な世が続いていきますように。
(写真は沖縄タイムスの記事)
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