沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

桜の木の下で

2013年05月01日 | こども&孫
次男Rが保育園の時、4歳前後だと思うけど、こんなエピソードがある。
 
 仕事を終えて、保育園に迎えに行ったら、担任の先生が、

「今日ね、おかあさん、こんな事があったんですよ」
と、話してくれた。

 ・・。それは、園庭でみんなが遊んでいる時のこと。障害のあるO君が、地面に顔を近づけて座っていた(彼はそれなりに楽しんでいたのだけど)。それを見て、R君は、彼の顔に顔を近づけて一生懸命、
「O君、一緒に遊ぼう、ね」
と言って手をつかんで起こそうとしていた。で、

O君は、近づいてきたR君の髪の毛を引っ張っるんだけど、R君おこる訳でもなく、
「ね、立って、一緒にあそぼう」
と言って手をつかんで立たそうとしていたんですよ・・・。それを見て先生たちは感動しました。

というお話を聞かされて、私はうれしかった。
 まだ幼い息子に具体的に、こう言う時は、こうしなさい、ああしなさいと教えた覚えはなかった。そういう気持ちが育っていたこがとてもうれしかった。

 都会の小さな保育園だったが、春になると園庭いっぱいにたった一本の桜の老木が、満開に花を咲かせ、皆を喜ばせてくれた。良い先生がたくさんいた。

 なんかそんな事を思いださせる、春の宵でした。

 
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