レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

出会いレイジー編「合コン、ナンパ結婚率低し、結局手短で結婚!バレンタイデーラストスパート!」

2011-01-31 02:32:41 | 小説
出会いレイジー編「合コン、ナンパ結婚率低し、結局手短で結婚!バレンタイデーはラストスパート!」


ゴッホ「ループばかりか、
低調なレイジー編。
そろそろ店じまいでも、
しますか。
夜も寒いし」
ほ!「乱入?
バレンタインデーはもうすぐだ!
ちょっと、
ほっとした感もある、
出会いランキング!」


結婚相手とどこで出会った? - gooランキング

トンチンケ「1位は職場、
5位もバイト先、
3位が学校だってさ。
みんな手短なところで、
手を打つんだな」
オッハ虫「骨皮には手短でも
無理だ。
目指せ地方公務員!」
ほ!「今年のバレンタインデーは
月曜日!
バイトも学校もあるどー!
ダブルチャンス!
やさしく、
明るく、
面白く、
男らしく、
ラストスパート!
このランキングから、
しばらくは
対費用効果と、
寒いのでナンパはやめ、
金を貯めるため、
合コンもやめ」
オッハ虫「たしかに、
ナンパからの結婚率は低い。
お見合い以下だ。
合コンも、
インターネット、
バイトよりは上だが、
思った以上ではない。
旅なんて夢。
問題はその他が何か?」
ゴッホ「その他、
友達の紹介あたりか?
でも、
結婚なんか、
無理する必要ないよ。
手短じゃ夢がない。
よく離婚するしな。
一人で充分。
たまに彼女は欲しくなるけどな」
トンチンケ「同意。
マイペースで行こう!
定職見つければ、
ひとりでも、
どうにかなるからな。
なんせ気楽だ。
部屋でどんな格好でもいいし」
オッハ虫「毛糸のパンツ、
履いてるらしいじゃないか?」
トンチンケ「冬はおすすめ。
タイツもな。
ワケないだろ!」
ほ!「恋を忘れた男は、
どんどん劣化するどー!
子孫繁栄のためにも、
婚活!
身近でもいいじゃないか?」
ゴッホ「女はめんどくさいぞ。
金食い虫だし」
オッハ虫「といいつつ、
美少女が現れた、
コロっといく罠!」
トンチンケ「アホゴッホは、
節操も信念もないからな。
俺はこれで通すぜ。
女は妄想で充分。
妄想し放題」
ほ!「彼女が出来たら、
エロ系捨てないと 
いけないからな。
勝手にしろ!
そのまま廃人化目指せ」
トンチンケ「はいはい」
オッハ虫「もう、
まとめます。
やはり、
男は定職から!
そこから、
出会いが始まります。
ナンパ、合コン
も早く卒業しましょう。
では、失礼します」
ほ!「卒業の必要はない。
少しの確率でも、
あらゆる出会いの手段を
行かすのだあ!
ナンパ、合コンは一休みしているだけだあ!
まずは、手短なところから、
今年こそ本命チョコゲット!
バーイ!」



本編リメイク「ミカエルの仮面の配置」

2011-01-31 02:08:29 | 小説
本編リメイク「ミカエルの仮面の配置」

「どうした?
エイタ」
いつきが
エイタが何かに気づいたかのような言い方をしたので、
訊いた。
「何で、黙っているんだ。
エイタ」
木太郎がいつきの問いに答えない、
エイタの方を見る。
「俺たちはこの先に進んで、
携帯の電波が届く場所まで逃げればいいわけだよな」
「だから、早く逃げようと言っているわけだ」
「木太郎、
もし、
ミカエルの仮面が無線の中継装置代わりだとしたら、
ミカエルもこの先にいる
ということだよな」
「だから、そんなのわかりきったことじゃないか。
奴は、
こういう罠を仕掛けて、
どこかこの先で待機していて、
何かやろうと企んでいるんだよ」
「でも、何故、そんなに待つんだ。
木太郎の言うとおりなら、
俺たちが先へ行けば行くほど、
ミカエルは不利になる。
こっちは4人いるからな。
先に行けば、行くほど、
携帯の電波が届くところに逃げやすくなるからな」
エイタが
木太郎とそんな話しをしていると、
「エイタさん、
それは逆だということだすか?」
あおむが横から口を挟む。
「あおむ!
今、エイタと大事な話をしているんだよ!
それに逆とはどういうことだ。
えっ!」
木太郎がそう言って、
あおむのおでこをこづく。
「足がまだ痛いんだすから、
僕に触るのはやめてくれだすよ」
「二人とも、
くだらない話しはやめろ!
もしかするとだな。
俺たちは
とんでもない勘違いをしていたかもしれないぞ」
木太郎とあおむが余計な話しをしたので、
エイタが二人を睨んだあと、
何か気づいたのか、
そんなことを言いだした。
(続く)

第3弾リメイク「棺の中の音とケンタとみはる」

2011-01-31 01:58:21 | 小説
第3弾リメイク「棺の中の音とケンタとみはる」


  「ダメだ。
燃えない。 
サラダ油じゃダメだったのかなあ?」
「そうかもしれないぞ。
この棺、丈夫そうだからな。
灯油どっかになかったか?」
「部屋はみんなエアコンだったからな」
「そうだ! シーツを棺の周りに置いて、
そこにサラダ油をまいて、周りから燃やすか」
「さすが、ケンタだな。
じゃあ、早速、取りに行こうぜ」
ケンタとみはるは
シーツを探しに地下から1階に向かった。


「遅すぎるだす」
屋敷の外にいる4人の中で
最初に沈黙を破ったのは、
たまおだった。
「消えちゃったのかしら?」
「キミカ、変なこと言わないでよ」
「そうそう。
きっと、棺を燃やすのに苦労してるんだよ。
結構、丈夫そうで、大きかったからな」
「うーん。
なら、いいだすがな。
あー、灯油とか屋敷にはなかったかもしれないだすからな。
そこまで僕らが考えておけば、
良かっただすな」
「キッチンに調理用の油があったでしょう」
「ネネ、でも、それじゃ火力が弱いんじゃない?」
「それもそうだな。
だから、苦戦してるんだな」
「でも、ケンタくん、
そういうことには強そうだから、
信じて待ちましょう」
「そうだすな。
ケンタを信じるしかないだすな」
「そうね」
「ああ」
たまおたちは内心は不安であったが、
そういうことを互いに言い合うことで、
自らの不安感を消し去ろうとしていたのであった。
(続く)

大地獄(新)「門番の喚問中の雑談とトロい太郎」

2011-01-31 01:47:56 | 小説
大地獄(新)「門番の喚問中の雑談とトロい太郎」

第一話は下記から始まります。

大地獄(新)「あの頃」

「新門番長様の背後に門番様がいるんですが、
雑談をしてまして」
「雑談?」
「はい」
「で、何を話していたんだ」
「はい。
聞き出すなら、
その前の前の訛ったトロいやつしかいないとか、
そんなことをです」
「なに!
だから、た...
たいそうな時間がかかっているのか」
「たいそうな時間ですか?」
「要は凄く長い喚問時間だということだ」
「ああ、そういう意味ですか」
「あいつがなあ?」
「あの方、
何かまずいことでも話すんですか?」
「いや、別にまずいことはないが、
ああいう調子だから、
新門番長の機嫌を損なうかもしれねえからな」
「はあ?
それとさっきの話しはどう?」
「うん。
それはな。
あんたがあいつから話しを聞き出すとか、
門番が雑談していたというから、
あいつが話しをしたときに、
新門番長の機嫌を損ねるかもしれねえ
ということだ。
機嫌を損ねると
俺たちの後の喚問に響くだろ。
その心配だ」
「ああ、そういうことならよくわかります。
でも、
知り合ったばかりなのに、
あいつなんて」
「ああ、俺は口が悪いからついな。
それにさあ、あのトロい奴に、
あのお方は似合わないだろ」
「はあ、それもそうですね」
「うーん?
それにしても遅いなあ」
「余計なこと、
いや、
新門番長の機嫌を損ねないといいが」
「心配ですね」
「ああ」
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エレベータ改「ケース2」

2011-01-31 01:19:16 | 小説
エレベータ改「ケース2」

「じゃあ、こうならどうだ!
なんでもいいから夜の雑居ビル」
「なんでもいい?」
「まあ、最後まで聞け」
「なんかの用を済ませて、
帰ろうとエレベータに乗る。
1階につく。
ドアが開いたら、死体。
キャアー!
外で悲鳴。
僕じゃないですと手を横に振るが、
また、
キャアー!
どんどん、
野次馬が集まり、犯人扱い。
とりあえず、
エレベータのドアを閉めようとするが、
誰かが外からボタンを押すので閉まらない。
どうだ!
まいったか!」
「うーん?
それって違う怖さじゃない?」


カミサン伝説20「ハッピー編」290

2011-01-31 01:10:17 | 小説
カミサン伝説20「ハッピー編」290

  ちなみに、
以下、途中までグーさん以外に保管してます。
カミサン伝説20「ハッピー編」

寿司屋に勧められて、
大男と女がカウンター前の椅子の腰掛けると、
「本当に恐縮です。
隣に座っているのが、
夏目龍之介で、
私がその妻の夏目マジメと申します。
これが主人の名刺です」
マジメは龍之介の名刺を寿司屋に両手で手渡した。
「随分、立派な名前だな。
それに、
えっ?
専務?
○○株式会社て言えば、
すげえ大きな会社じゃないか?
人はみかけによらねえな」
「あんた!」
寿司屋が失礼なことを言ったので、
その妻秋子が大声を出して、見えないところで足を軽く蹴る。
「いえ、そのとおりなんです。
会社は、
私の父の経営する会社なんです」
「うーん。
でも、すげえじゃないか」
「俺も結構仕事はできるんだな」
「あなた」
今度はマジメが龍之介の足をそっと踏む。
「で、そんな会社のお偉いさんご夫婦が
うちに何のようだい?」
「実はおいしいお寿司を探してまして」
「おいしいお寿司?
そんなのそちらさんみたいな会社だったら、
いくらでも知ってんだろう」
寿司屋が不思議そうな顔をして言う。
「それが、
ダメなんです。
実は今度身内だけで、
母の還暦祝いをするんですが、
母に食事が何がいいかって聞いたら、
おいしい寿司って答えたんです。
それで、
父も主人も、
仕事柄、
あちこちでお寿司を食べ慣れているんですが、
父は味音痴なんで、どうでもいいんですが、
この人が、
寿司はまずいところしか行ったことがないから、
ちゃんとおいしいお寿司屋さんを探せ
って言いだしたんですよ。
で、
いくつも二人で回ったんですが、
私はそれなりにおいしい
とは思うんですが、
この人がダメだって言って、
お店が決まらないんです。
実は、
この人、
カレーが大好物なんで、
多分、味がわからない」
「違うぞ!
俺はおとうさんとは違う。
うまいものはうまいってわかるんだからな。
カレーだって、
俺はあのオヤジさんのカレー以外は食わないんだからな!」
マジメが話しをしていると、
ムキになった龍之介が興奮気味に口を挟む。
「二人とも、落ちついて、それで、どの寿司屋を回ったんだい」 
寿司屋は笑いながら、
マジメから二人が回ったという寿司屋の名前を聞いた。
「全部、マスコミで有名なところばかりじゃねえか。
でも、まずかったのかい?」
「オヤジ!
そうなんだ!
高い割にちっとも旨くねえ」
「あなた、その口の利き方!」
「あー」
「おもしれえ、旦那さんだな。
で、ここに来たわけかい?」
「はい。
私の知り合いがこちらのお店は特別だ
って、教えてくれたもんですから」
「これで何度目だよ」
「あなたは黙っててよ」
「二人とも、落ちつきなって。
こちらの旦那さん、魚が嫌いなんじゃないか?」
「俺は違うぞ!」
「あなた!」
「そうか、すまなかったな」
寿司屋と龍之介夫婦がそんな話しをしていると、
ハルカが春美とチンタにこそこそ話しをしだすと、
チンタが店の奥に行ったのだった。
(続く)

新サクラナ外伝第2章「ユリカの最後の手紙?」

2011-01-31 00:52:02 | 小説
新サクラナ外伝第2章「ユリカの最後の手紙?」

  「この離婚届を書いたときには、
病気のことは、
ユリカお嬢さんも青無川さんも
全部わかっていたんでしょうね。
サクラナさんも、
タマキさんもですよね。
なら、どうして私に教えて...
いえ...
逆ですよね...
ああ...」
南田はそれだけ言うと、
下を向いて涙を堪えるように黙り込んだ。
「あたしたちは
手術がうまくいったとあおくんから聞かされていました。
ユリカさんはあたしたちに、
式を急いでいるのは、
南田さんや遠い親戚の人に邪魔されるからだ
と話していましたが、
本当は病気がその理由だったんですね。
それから、
こんな離婚届を書いたのも、
南田さんにあおくんが財産目当てじゃないこと
を知って欲しかったからなんでしょう。
ユリカさんにとっては、
 あおくんとはまた違って、
 南田さんは特別な人だったんでしょうね。
あたしたちも
南田さんを誤解していたかもしれません。
すいません」
サクラナがその手紙を見ながら、
しみじみ話すと、
「でも、
この手紙は式の後に書かれているのね」
と、
横で涙ぐんでいたタマキが手紙を覗き込んで言う。
「ああ、そういうことになるわね。
教会から見える海が綺麗だったってあるから...」
サクラナはタマキに言われて初めて気づいたようだった。
「じゃあ...。
ユリカお嬢様は式の後にはもう...」 
南田は涙がこぼれそうになったので、
そこまでしか言えなかった。
(続く)

カミサン伝説22「人首酒編」56

2011-01-31 00:41:26 | 小説
カミサン伝説22「人首酒編」56

「でも、
何で今頃気づいたのかなあ...
もうちょっと早ければマスターを...」
「コワコワ先生も、
ジュウロウ先生と同意見ですか?」
「カイミヤマ先生はなんか異論あるのかい?」
「実は」
「あー、これでもダメかあ?」
「一つ」
「カイミヤマ先生、
はっきり話したら」
「そう、気にしないでいいから」
「はい。
では、どうして人首酒を酒屋が販売しない
といけないんでしょう?」
「えっ?」
「それって当たり前じゃないの?」
「そうなんですか?」
「カイミヤマ先生、
酒は免許みたいなのがない
と販売できないじゃないか!
知らなかったの、先生?」
「いえ、知ってます。
でも、闇で売ってたんでしょう。
人首酒を本物だと言って、
もちろん、
実際、本物だったんでしょうが」
「それが?」
「ですから、
闇でそんな物騒なもの売るなら
酒屋じゃなくてもいいんじゃないでしょうか?」
「うん?」
「えー」
カイミヤマの素朴だが、
ある意味鋭い質問に、
ジュウロウとコワクエーは考え込んだのでした。
(続く)

新作ディープ(?改)「新探偵?くそたの実験材料木太郎」

2011-01-31 00:31:52 | 小説
新作ディープ(?改)「新探偵?くそたの実験材料木太郎」


グーさん以外の所に最初の方は保管済みです。
  「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」


くそたはそのナイフをじっと見た後、
ゆっくりと自分の腹に刺した。
「何やってんだよ」
木太郎が鼻をほじりながら、
バカにしたように言う。
「念のため、確かめただけだ。
問題は次だ。
木太郎、左手の甲を俺の前に付きだしてみろ」
「手でも腹でも同じだろ」
木太郎はまたバカにしたように言う。
ホウセイはそれを見て何か考えている。
「ホウセイ、
木太郎の手が動かないように押さえていてくれ」
くそたがホウセイに言うと、
「もしかして?」
と、
ホウセイはつぶやくと、
「押さえても同じだよ?」
と、
木太郎はまたバカにしたように言うと、
「頼んだぞ、ホウセイ。
木太郎、あまり人のことをバカにしていると、
バチが当たるからな」
と、
くそたは言うと、
偽物のナイフ
を木太郎の左手の甲に向けて刺した。
「ちょっとは痛かったけど、
ほら、同じだろ」
と、
ナイフの先が鞘に入ったのを確認した木太郎が
バカにしたように笑う。
「さあ、これからが本番だ」
くそたは
木太郎の言葉を無視して、ナイフを構えたのだった。
(続く)

ダミー「見せてください」71?改

2011-01-31 00:21:57 | 小説
ダミー「見せてください」71?改

うん?
また、変な手つきを?
また、おまじないか? グーの次は?
「今度こそ私が勝ちますよ。
では、
...
3,2,1、
じゃんけんぽん!
えー... グー?
おまじないが...
あれえ、
あー、
一回だけしか効果がないのかなあ?
それとも真似されたのかな」
ぶつぶつ言うなよ。
でも、パーにすれば良かったな。
「さあ、
もう、おまじないはできません。
実力勝負ですよ。
行きますよ。
今度こそ決めます。
...
3,2,1、
じゃんけんぽん!
えー... パー?
もう、真似ばっかり!」
真似はそっちだろ!
って、
このペースにはまってはいけない。
グーグーパーときたから、
次は、チョキ?
いや、裏読みしてきて、グーだな!
「これで決めましょう。
...
3,2,1、
じゃんけんぽん!
えー... パー?
また、同じ、どうして?」
それはこっちのセリフだ!
これであいこは何回目だ? 
うーん? 下手に考えてはダメだ!
よし、無心で行こう!
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偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」60

2011-01-31 00:11:48 | 小説
偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」60

「私は、
例の像は悪女よけと悪女よせの二つの効果
を併せもつのではないか、
と考えているのです」
やすおが先に結論を話すと、
「うーん?
斬新な考えだな。
で、その根拠は?」
「はい。
ひとつは、 
例の像を持ったとたん、
何故か美女が寄ってくるんです。
今までと違って。
私の場合もそうでした。
ですから、
あの像が美女よせの効果を持つことには間違いない
と思うんです」
「美女寄せ?」
「えー、この段階では」
「うーん?
ちょっとわからないところがあるが、
続けてくれたまへ」
「はい。
そして、
例の像を持っている段階では、
何らかの危害を加えられたということ
を私はまだ聞いておりません。
これだけですと、
ただの美女よせの像にすぎません。
しかし、
寄ってきた美女と男女の関係を持った後に、
その像を手放したとたん、
例の像を手放した男は死んでいます。
しかも、
私の知る範囲、
みな生命保険をかけられて、
死んでいます。
警察の捜査では、
すべて事故死ということですが、
私は寄ってきて一緒になった女に殺されたものだ
と考えています。
かかる事実を考えると、
よってきた美女は悪女だったのではないか
と思うのです。
ですから、
例の像は
悪女よせの像の効果を持っている
と考えられるのです。
もちろん、
例の像は、
本当は悪女よけの像だが、
邪心を持って所持すると、
バチがあたるとも考えられもします。
しかし、
そうだとすると、
何故、
例の像を所持しているときに、
死なないのかの説明がつきません。
そこで、
私は、
例の像には悪女よけの効果もあるのではないか
と考えたのです。
そう考えると、
死んだ男はすべて像を手放した後に
死んでいることとも辻褄が合うからです。
こう考えたのは、 
例の像を所持したとたん、
複数の女が寄ってくるのも
これまでの共通点だったからです。
私が考えるに、
例の像は悪女よけの効果も併せ持つので、
像を所持しているときは
完全には悪女につかまることはない
と考えたのです。
ですから、
私は悪女につかまる前に像を手放したのです。
私の仮説はいかがでしょう?」
やすおはそこまで話すと、
自信ありげに教授の顔を見た。
(続く)
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新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「ミカエルの恐怖2」

2011-01-30 23:41:25 | 小説
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「ミカエルの恐怖2」

「どういうことなんだ!」
エイタが、
もう一人のミカエルに気づいて大声を出す。
「いつきさん、後があぶないだす」
あおむの声に、
いつきがもう一人のミカエルの攻撃
をとっさにかわす。
「エイタさん、今がチャンスだす」
エイタは、
ミカエルの後から斬りつけたが、
ミカエルにうまくかわされた。
「その調子だす。
とにかく、剣を振り回すだす」
エイタはあおむに言われたとおり、
やぶれかぶれになって剣を振り回す。
エイタの攻撃にミカエルが守勢になったところを、
いつきがその足を一撃しようとしたが、
ミカエルもとっさにかわす。
エイタが体勢が崩れたミカエルの首
を刺そうとしたところで、
あおむが、
「殺すのはダメだす。
そいつは生かしておいて、
白状させるだすよ」
と言うと、
とっさに、
エイタは狙いを切りかえて倒れたミカエルの右手の剣
を叩き落とそうとした。
しかし
ミカエルはエイタの剣を振り払うと、
素早く、
体勢を立て直して、
エイタを攻撃しようとしたので、
今度は、
いつきがそのミカエル右手で持つ剣
を叩き落としたのだった。
(続く)

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第二章26

2011-01-30 23:35:02 | 小説
第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第二章26

  第一章第一話は下記から始まります。 新「ミケーレの蒼き仮面」


アニーが山小屋に入って行くと、
これまで見たこともない美しい少女
が驚いた表情で、
アニーの方を見つめた。
「だーれ?
勝手に...」
「失礼しました」
アニーはそう言って、
山小屋を出ようとすると、
肺女がちょうど山小屋に入り込んでいたので、
出るに出られなかった。
「ごめんなさいね。
突然、
この辺で道に迷ったのよ」
肺女が機転をきかせて、
そう嘘をつくと、
「おばあさんと、
二人だけで、
こんなところまで来られたの?
大丈夫だった?
化け物に遭わなかった?」
と、 
その少女は心配そうな顔で肺女の方を見た。
「お嬢ちゃんはどうなんだい?」

逆に、
肺女が訊くと、
「あたしは...」
少女は、
そこまで言うと、
張りつめていた糸がぷっつんと切れたように、
突然、
始めた会ったばかりの肺女に抱きついて
泣き出したのだった。
(続く)