第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第二章26
第一章第一話は下記から始まります。 新「ミケーレの蒼き仮面」
アニーが山小屋に入って行くと、
これまで見たこともない美しい少女
が驚いた表情で、
アニーの方を見つめた。
「だーれ?
勝手に...」
「失礼しました」
アニーはそう言って、
山小屋を出ようとすると、
肺女がちょうど山小屋に入り込んでいたので、
出るに出られなかった。
「ごめんなさいね。
突然、
この辺で道に迷ったのよ」
肺女が機転をきかせて、
そう嘘をつくと、
「おばあさんと、
二人だけで、
こんなところまで来られたの?
大丈夫だった?
化け物に遭わなかった?」
と、
その少女は心配そうな顔で肺女の方を見た。
「お嬢ちゃんはどうなんだい?」
と
逆に、
肺女が訊くと、
「あたしは...」
少女は、
そこまで言うと、
張りつめていた糸がぷっつんと切れたように、
突然、
始めた会ったばかりの肺女に抱きついて
泣き出したのだった。
(続く)
第一章第一話は下記から始まります。 新「ミケーレの蒼き仮面」
アニーが山小屋に入って行くと、
これまで見たこともない美しい少女
が驚いた表情で、
アニーの方を見つめた。
「だーれ?
勝手に...」
「失礼しました」
アニーはそう言って、
山小屋を出ようとすると、
肺女がちょうど山小屋に入り込んでいたので、
出るに出られなかった。
「ごめんなさいね。
突然、
この辺で道に迷ったのよ」
肺女が機転をきかせて、
そう嘘をつくと、
「おばあさんと、
二人だけで、
こんなところまで来られたの?
大丈夫だった?
化け物に遭わなかった?」
と、
その少女は心配そうな顔で肺女の方を見た。
「お嬢ちゃんはどうなんだい?」
と
逆に、
肺女が訊くと、
「あたしは...」
少女は、
そこまで言うと、
張りつめていた糸がぷっつんと切れたように、
突然、
始めた会ったばかりの肺女に抱きついて
泣き出したのだった。
(続く)