『コインロッカー・ベイビーズ』 村上龍

2015年07月14日 20時15分13秒 | 読書
大変ご無沙汰しております。



「一九七二年夏、キクとハシはコインロッカーで生まれた。母親を探して九州の孤島から消えたハシを追い、東京へとやって来たキクは、鰐のガリバーと暮らすアネモネに出会う。キクは小笠原の深海に眠るダチュラの力で街を破壊し、絶対の解放を希求する。毒薬のようで清清しい衝撃の現代文学の傑作が新装版に。 」(BOOKデータベースより)

なんとカタカナが多い説明のこと。

キクとハシはコインロッカーで生まれた。
兄弟のように育った彼らは孤児院から九州の孤島の里親に引き取られることに。
孤島には廃墟のような街があり、そこに迷い込み、吸い込まれ、深く浸透していく。
ここでの体験が、二人を形作っていく。

キクとハシは同じように育てられながらも、それぞれ個性を発揮していくようになる。
決してまともではない。
狂ったかのような思考に引き込まれ、突き放されを繰り返す作品でした。


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