『「黄金のバンダム」を破った男』 百田尚樹

2013年07月22日 18時43分07秒 | 百田尚樹
連日のブログランクイン、ありがとうございます。



「打たれても打たれても前に出る男は、こんなにも美しい―敗戦から十余年、十九歳で世界王座についたファイティング原田。三年後、史上最強と言われていた「黄金のバンタム」エデル・ジョフレを破り、日本人初の二階級制覇。だが時代の寵児となった原田の前に、世界の強豪が立ちはだかる。一九六〇年代、日本人を熱狂させた男の戦いを描きつつ、昭和の“熱”を見事再現した傑作ノンフィクション。」(BOOKデータベースより)


珍しくノンフィクションを読んでみました。
あの百田さんがノンフィクションを書いたっていうのが興味を引きまして。

高度成長期に活躍したボクサー、ファイティング原田のお話。
百田さんの執筆力によって、まさにファイティング原田がよみがえりました。
50年も前の話なのに、こうも詳細に、そして臨場感あふれる文章に心躍りますね。
テレビがはやり始めた時代ですので、映像も少し残っております。
今ならyoutubeでみれますよー。

ノンフィクションってどう紹介していいものかよくわかりません。
まあ、タイトル通りチャンピオンを破るんですが、それだけじゃないです。
そこに至る軌跡、に熱狂する日本人。
時に視聴率が60%前後まで行ったという60年代のスターですよ。

そんなファイティング原田のお話、気になる方はぜひご一読ください。

★★★☆☆

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ごく一般的な工科大学である成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称「キケン」。部長・上野、副部長・大神の二人に率いられたこの集団は、日々繰り広げられる、人間の所行とは思えない事件、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、キケン=危険として周囲から忌み畏れられていた。これは、理系男子たちの爆発的熱量と共に駆け抜けた、その黄金時代を描く青春物語である。(BOOKデータベースより)