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ロシア、天安艦 沈没原因‘機雷’推定

2010年07月27日 | 東北アジアの平和
ロシアの調査団報告書がハンギョレ新聞に紹介された。

韓国の民軍合同調査団の報告書の信頼性が決定的に損なわれたと言える。


by maneappa

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2010年07月27日
[単独]ロシア、天安艦 沈没原因‘機雷’推定

調査団報告文書 単独入手
"CCTV 切れた時間 21時17分" 韓国発表時刻より4分 早い
国防部 "CCTV時刻 狂いのせい"

去る5月31日から6月7日まで韓国に滞在し天安艦沈没事故を直接調査したロシア調査団が、事故原因は‘外部の非接触水中爆発’によるものだが、魚雷ではなく機雷爆発である可能性が高いと結論を下したと発表された。ロシア調査団は特に事故時刻と関連して天安艦内部の閉回路TV(CCTV)最後の撮影時刻(3月26日夜9時17分3秒)等を根拠に、韓国の民・軍合同調査団(合調団)が北韓の魚雷攻撃で天安艦が爆発したと発表した時刻(夜9時21分58秒)に疑問を示した。

<ハンギョレ>が26日、単独入手した‘韓国海軍天安艦沈没原因に対するロシア海軍専門家グループの検討結果資料’という文書によれば、ロシア調査団は「韓国側で公式に言及した爆発時刻(21時21分58秒)は事件当日、艦船(天安艦)内の電流が切れ最後に撮影された動画の撮影時刻(21時17分3秒)と一致しない」と明らかにした。 これは合調団が発表した時刻より少なくとも4~5分程前であり、不可抗力的な状況が発生しうるという事実を示唆するものだ。

また、調査団は 「天安艦に搭乗していた乗務補助員が搭乗乗務補助員らが負傷したと海岸通信兵に携帯電話で知らせた時刻が21時12分03秒」として「この初めての通話時間記録は韓国側が公式に言及したものと一致しない」と指摘した。これは「ロシア調査団が天安艦爆発時点よりさらに早い時刻に遭難信号を送った事実を把握した」という<ハンギョレ>報道(7月9日付参照)と一致する。

これに対し、国防部は 「CCTV時刻は実際時刻より3分47~50秒の差があったが、不必要な誤解を起こしかねず当時公開しなかった」と弁明した。また、国防部は「すでに公開した内容以外に天安艦乗務補助員が携帯電話で負傷を知らせたりした記録は全くない」と明らかにした。

天安艦のスクリュー損傷と関連してもロシア調査団は「該当惨事が起きる前から海底面に接触し、右側スクリュー翼の全て(5ヶ)と左側スクリュー翼2ヶが損傷を受けた」と書いた。一言で言って、天安艦が海底に接地しスクリューがこわれたり曲がったということで、合調団の公式発表と大きく違いが生じる。

ロシア調査団は合調団が天安艦を沈没させた‘決定的証拠’として出したいわゆる‘1番魚雷’と関連して「提示された魚雷の破片は北韓で製作されたものであるかもしれないが、インクで書かれた表示は一般的な標準(位置、表記方法)に合わない」とし‘1番’表示に疑問を提起した。調査団は続けて 「提示された魚雷の破片を肉眼で分析してみる時、破片が6ヶ月以上、水中にあったと見られる」という意見を出した。合調団は肉眼で見た腐食程度から見る時、魚雷残骸が1~2ヶ月程度 海中にあったと明らかにした経緯がある。

ロシア調査団は結論的に事故原因に対して「接触によらない外部の水中爆発という主張が確認された」としつつも「艦船が海岸と隣接した水深の浅い海域を航海し、偶然にプロペラが網に絡み、水深の深い海域へ抜け出す間に艦船下部が機雷アンテナに触れ、起爆装置を作動させ爆発が起きた」と推定した。

イ・ヨンイン,ソン・ウォンジェ記者 yyi@hani.co.kr

原文: http://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/432222.html 訳J.S



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