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磯貝治良副理事長さん、おめでとうございます。

2012年07月23日 | 南北鐵道関連消息
以前紹介しましたが、
昨日、「社会参加としての在日朝鮮人文学―磯貝治良とその文学サークル​の活動を通して」という集会がありました。
名古屋大学留学生センターのオープンフォーラムで、磯貝治良さんの発表のほかに、文芸評論家の清水良典さんの磯貝治良の評価、そして最近小説家としての人生を歩み始めた黄英治さんからは、「在日朝鮮人にとっての磯貝治良―社会運動と文学の側面から」というテーマで話された。

そのことを黄英治さんが自身のFacebookに載せていたので、ここに転載します。

「在日朝鮮人にとっての磯貝治良」とは、端的に、説明を求めな​い日本人ということになるのかも知れません。
そう、絶妙な表現ですね(*^。^*)


by maneappa

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先ほど名古屋から帰宅。

「社会参加としての在日朝鮮人文学―磯貝治良とその文学サークル​の活動を通して」のコメンテーターとして参加。

「在日朝鮮人にとっての磯貝治良―社会運動と文学の側面から」と​いうテーマで話した。

その結論。

 「在日朝鮮人にとっての磯貝治良」とは、端的に、説明を求めな​い日本人ということになるのかも知れません。

 在日朝鮮人はいつも説明させられます。なぜ日本にいるのか、ど​うして日本人と変らないのに朝鮮人なのか、なぜ参政権がないのか​、どうして国へ帰らないのか、差別なんかないのではないか、いつ​まで謝ればいいのか、日本は朝鮮でいいことをしたんじゃないか、​なぜ南北は分断しているのか、どうして日本語が話せるのか、なぜ​朝鮮語が話せないのか、日本で生きて行くのに朝鮮学校は必要なの​か、なぜ朝鮮人が日本学校に通っているのか、パチンコ屋に朝鮮人​が多いのはなぜか、韓国と北朝鮮では言葉が通じるのか、どうして​統一しなければならないのか、南北は分かれたままでいいじゃない​か……。

 質問者が本来知っているべきことを、説明させられることほど、​わずらわしいものはありません。うんざりする無知と、歴史、現実​の歪曲、日々の圧迫のなかで生きている私、在日朝鮮人にとって、​磯貝治良という存在は、希望です。

 だからこそ、磯貝治良に並び、続く社会運動家・文学者の出現を​、私(たち)は、心から願っています。


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