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統一ニュース、在日同胞・姜貞子氏を紹介

2009年11月22日 | NPO三千里鐵道ニュース
三千里鐡道設立当初からの熱烈な支援者である朴泰秀氏の夫人姜貞子氏が、統一ニュースに紹介された。写真左は妹ナヘ氏。

         
            "北側の親戚に,このまま行って会いたい"
              
                都羅山.板門店に同行した在日同胞 姜貞子

                2009年11月20日(金)キム記者ongilnews.com



去る13日イム・ドンウォン,チョン・セヒョン,イ・ジェジョン前統一部長官が、日本NPO三千里鉄道関係者を招請し、都羅山駅と板門店訪問に同行した在日同胞女性・姜貞子(60)氏とナへ(53)氏姉妹である。

姉チョンジャ氏の夫・朴泰秀(59)氏は三千里鉄道の後援者であり、自身も都相太理事長と同郷出身でもあり、今回同行する栄誉に浴し、実際来て実感することが多かった”と語った。

日本愛知県豊橋市の経友会と民団合同の団体旅行で訪韓した姜貞子氏は豊橋で出生した在日同胞2世だ。

17日午後ソウルのある喫茶店で会ったカン氏は“北にいる実家に持っていこうと準備しておいた荷物が、ボックス20ヶ余りも家に積もっている”としながら、北.日関係悪化で北朝鮮万景峰号が途絶え心配している母(78)の話から口を開いた。

彼女の実家は、1959年から始まった在日同胞帰国事業初期に、母と叔母だけ残し帰国し現在も北で生きていると。

“オンマ(母)がいつもする話は、‘叔父はこんな人なんだよ’,‘北での生活はこうなんだよ’,そして,北に行く日が決まるとその時から生き生きとし皮膚の色まできれいになられる”と語った。“今は行けないから力がなく健康も良くない”、父(83)まで病院に入院することが重なった。

彼女の母は北朝鮮訪問20回余り。しかし彼女は二度しか行ったことがないと悲しげだ。 “実家も余裕のある家ではない。成長した私達の子供たちもみな、船が入ればいつでもママついて(北へ)行く”と言っている.

二回万景峰号に乗って北へ行ってきた記憶は、まだ脳裏に生き生きと残っている。
“万景峰号船内でサムルノリもし,妙香山でプルコギ食べ、たくさん遊んだ。 大同江で船遊びもした”としながら、また万景峰号が運航すれば行ってみたいと、ニュースから目を離すことができないという。

娘だけ4人のカン氏の子供たちも、自身と同じ‘愛知朝鮮中高等学校’に進学させた。 彼女がこの学校に通った60年代には、高等学校の一学年に12班もあるほど民族学校隆盛期であり,授業が終わっても家に帰らないで、学校に残って話をし、歌を歌って,明日会うのに別れるのが寂しい”と言ったという。 “夏休みにはバス数台で地方の同胞を訪ね民宿しながら公演したこともあった。100人合唱団もし,舞踊もたくさんした“とても楽しい日々を送った”と。

当時から彼女は伝統舞踊を習っていた。総連系在日同胞らの羨望の的であった‘金剛山歌劇団’に入団までしたが、母が“長女が東京に行くことに反対”し入団を断念した。その後も夢を諦めきれず舞踊を習い続けている。


舞踊を習うために、毎週月曜日ごとに飛行機に乗って韓国へ。 “今でも我が家には、太鼓とジャング,サムルノリ楽器何セット分が積もっている”と。

公演を通じて募金したお金で民族学校にサムルノリ楽器を購入して寄贈したりもした。商店街を行き来し、楽器や衣装を買い漁っていると案内の方らの厳しい視線を受けたりもした。

このように活気に満ちた彼女に、もう一度の思いがけない試練が…。 ‘目に入れても痛くない’四番目の娘を事故で亡くし、“その後は生きる意欲を失い対外活動をほとんどしなくなった”という。

悲しみの中に沈んでいたカン氏が、今は少しずつ元気を回復している。 先月自身の還暦祝いで夫とヨーロッパ旅行してきた。今回も夫の勧誘で三千里鉄道関係者たちの都羅山駅と板門店行に参加することになった。

“ヨーロッパ旅行しながらも、夫は朝鮮半島から鉄道でヨーロッパに行ければ、さらにおもしろいことだと話した。
“鉄道が開かれれば北は、通行料だけでも生活できる。経済に役立つ。はやく汽車が通ったら良いという夫の話が、はやく実現することを願う”と話した。

都羅山駅と板門店を訪問し、彼女は“はやく自由に往来でき,北側の親戚にもここからすぐに行って会いたい。 母や父の姿が浮かぶ”と惜しんだ。

来年会社創立40周年、忙しいという高等学校’の1年後輩の夫パク・テス氏が、多くの困難を経験しながらも民族事業を支援することに自身も大きな役割をしたと話す姜貞子氏。流ちょうな韓国語を話し、韓国の文化愛を今日も実践している。

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