さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

平城宮跡の周辺もなかなか、いいですよ。

2009-03-15 19:24:29 | Weblog
車を置いてある駐車場に戻り、ドアに手をかけるとやっぱりカタンと開いた。いかんいかん、りっちゃんごめんね。今度は、しっかりロックをして、再度出発。この場所から、北の方に、白いガードレールが見える。時々、クルマも人も通っている。その向こうは、なんにもなさそう。つまり池かもしれない。

そのずーっと手前で、犬を散歩させている人がいる。だんだんと先の民家の方に歩いていく。あっちの方に行ってみない、と妻に呼びかける。そして、さっきの人の後を追うように、その道をみんなで歩き始めた。

道とは行っても、そこはまだ平城宮跡のエリア。入り口は、低く竹竿を通し、車は入れないが、人の散歩は自由のようだ。さらに進み、畦道のような踏み分け道を歩き、目指す道路に出た。やっぱり池だ。池の対岸に道があって、その向こうも池。その奥に、こんもりと森があり、正面に鳥居が。陵か、古墳か。鳥居があって古墳ってこともないか。

この池、ぐるっと廻ろうよ。直ぐさま妻は、いや。二人で行って。と、冷たく言い放つ。じゃ~陸、二人で行こうか。とは言っても、陸は妻を残しては、決して行かない。ちょっとだけと、しばらく歩き出すと、向こうからハスキー犬を連れた人が来た。やっぱり戻ろう。池の畔を戻る。オシドリが数羽泳ぎ、池の真ん中まで、木の桟橋が延びている。所々が崩れている。もう使っていないのか。よ~く見ると、黒い鳥が数十羽留まっている。頭に白い文様が。カラスではない。

池のそばに、数件の民家がある。妻が言う、池のそばの家って、いいよね。その内の一軒は数年以上は、誰も住んでいないとみえる。朽ちた桟橋の岸辺まで来ると、使われなくなった釣り堀があった。民家も釣り堀も、使って数十年だろうね。一方、1300年後の今、その地に大極殿を建てている。今建てて、1300年後はどうなっているんだい。池も、森も、残っているかもしれない。でも、人の営みはどうだろうか。なんてね。周辺を散策すると、まだまだ長閑な場所はあるかもしれない。りっちゃん、お疲れ様。また来ようね。

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