数日前の深夜の出来事。なにげなく、妻の机の上を見ると、小さな黒いものが動いている。よーく見ると蟻が行進している。さらに蟻が電気コードの上を伝って、台所のカウンターテーブルを超えて、シンクの置かれたハチミツの空容器に群がっていた。その数は数十匹以上。私は、すぐにヤカンで湯を沸かした。キッチンで薬なんか使いたくないですから。で、蟻の群れに熱湯をかけて、とりあえずシンク内の蟻は退治。しかし妻の机には、次から次に蟻が上ってくる。これは、指で押しつぶすしかない。きりがない。もう夜中、寝ます。
しかしハチミツの魅力は凄いものがあるのですね。遠くから蟻を呼び寄せるとは。子供の頃に、縁側なんかで砂糖菓子を食べこぼしていて、しばらくたって気が付いたら、蟻が群がっていたなんてことがよくありました。今の蟻は、砂糖くらいじゃ見向きもしないグルメさんになっているのかも。
今日でも、数匹の蟻さんが机や壁を歩いていた。また、プチプチと指で潰す。ところで、潰した蟻を猫の殿の前に差し出すと、ペロリとなめて食べるのだそうな。妻が机の上でプチプチと潰すと、次から次へ舐めていたという。君は蟻食かい。そんな猫もいるんですね。それより、蟻の出所を突きとめないと。