ご近所での出来事です。私たちが引っ越してきて、陸の散歩コースにその更地がありました。敷地に生えていた草をむしゃむしゃ食べていた。おいしい草がいっぱいあったのでしょう。しかし、その年の秋の終わりに、敷地に工事が入って、家が建ち始めた。工事看板には施主の名前も入っていた。
年が変わって、小さいけれどかわいい一戸建てが完成した。ご家族が入って小さな自転車も転がっていたから、小学生くらいのお子さんがいたのでしょう。新築の家はいいなあと、羨ましく思っていた。
それからちょうど一年。昨日の日曜日に妻が、あそこのお家が引っ越しをしているよと言った。ええっ、去年に新築で入ったばかりなのに。近所の人も驚いていた。もう、引っ越ししはるんや、と。せっかくマイホームを建てたのに、1年で引っ越しとはね。随分昔に、ある企業で、家を建てたら即転勤させられる、と。そんなことを思い出した。この家主は心残りだったでしょうね。日曜日は、引っ越しのトラックをよく見かけたから。お顔も知りませんが、新しい土地でも、お元気で。
今日は昨日というか、ここ一番の寒さでした。だって夕方の散歩で、ほんの数分間だったけど、思いっきり雪が舞いました。桜もびっくりしたことでしょう。陸のカラダに、ぺたぺたと雪が吸い付く。しかし、陸はものともせずにグイグイと引っ張る。寒さは、へっちゃらなんですね。夜は私たちのベッドに上がってくるくせに。いや~、この寒さ、何とかしてくれと言いたい。