東京から帰って、2日目の夜のことです。私にとっては怖いくらい、私に対する陸の呻り声に遭遇。最近は夜の寝るとき、妻が2階へ上がるよりも先に、陸が2階に上がっている。妻が2階の寝室に上がるのは、だいたい12時くらいかな。だから、妻は朝がつらいのかも。
陸は、それよりとっくの前、11時くらいには2階に上っている。妻が、寝室に上がったときに声が聞こえる。りっちゃん、どいて。こっちへ寝なさい。そうそう、いい子だね。などと。
その日、私は午前3時くらいまで起きていて、そこでやっと2階の寝室に上がった。階段を上ると、陸のくぐもった低い呻り声が聞こえた。そうです。妻がひとりで寝ているときは、陸は私のベッドの上で寝ている。だから、私が寝るときは、りっちゃん、ごめん。ハウス。と言って、陸に降りてもらって、私はベッドに入り込む。
ところが、その日は違った。私は、陸が寝ているベッドに近づくと、さらに呻り声は大きくなる。ヴ~、ヴ~、とまさに、「う」に濁点の呻り声。そこって私のベッドなんだけど。あまりに声が大きく、よく寝ていた妻が突然起きた。陸、ハウス。陸、ハウス。妻が叫ぶと、陸はベッドから降りて、床に敷いてある布団の上に行った。私は、陸の所へ行き、りっちゃん、ごめんね、と言うと、また、ウ~っと呻り声をあげた。
あれから数日考えた。陸はなんで呻り声をあげたのか。そうか、私の寝る時間が遅かったのだ。今度から、気をつけよう。まだ私たち人間は、犬や猫、人間と生活を共にする動物と、完全にコミュニケーションはとれていない。だからこそ、彼らの心を感情を察知しなければ。次の日の夜、陸は隣りの部屋のベッドで寝ていた。明け方には、私たちの足元で寝ている。ちょっと窮屈だが、ま、我慢しよう。
陸は、それよりとっくの前、11時くらいには2階に上っている。妻が、寝室に上がったときに声が聞こえる。りっちゃん、どいて。こっちへ寝なさい。そうそう、いい子だね。などと。
その日、私は午前3時くらいまで起きていて、そこでやっと2階の寝室に上がった。階段を上ると、陸のくぐもった低い呻り声が聞こえた。そうです。妻がひとりで寝ているときは、陸は私のベッドの上で寝ている。だから、私が寝るときは、りっちゃん、ごめん。ハウス。と言って、陸に降りてもらって、私はベッドに入り込む。
ところが、その日は違った。私は、陸が寝ているベッドに近づくと、さらに呻り声は大きくなる。ヴ~、ヴ~、とまさに、「う」に濁点の呻り声。そこって私のベッドなんだけど。あまりに声が大きく、よく寝ていた妻が突然起きた。陸、ハウス。陸、ハウス。妻が叫ぶと、陸はベッドから降りて、床に敷いてある布団の上に行った。私は、陸の所へ行き、りっちゃん、ごめんね、と言うと、また、ウ~っと呻り声をあげた。
あれから数日考えた。陸はなんで呻り声をあげたのか。そうか、私の寝る時間が遅かったのだ。今度から、気をつけよう。まだ私たち人間は、犬や猫、人間と生活を共にする動物と、完全にコミュニケーションはとれていない。だからこそ、彼らの心を感情を察知しなければ。次の日の夜、陸は隣りの部屋のベッドで寝ていた。明け方には、私たちの足元で寝ている。ちょっと窮屈だが、ま、我慢しよう。