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「ミーム」 と 「ジーン」。

2020-01-13 | ウィン・ウィン王国
 1月13日 成人の日

 おはようございます。 ミーム(遺伝子)です。


ミーム(遺伝子)には双子の弟がいる。ジーン(遺伝子)だ。

進化の点からみて自然界では、

「利己的」 と呼ばれる行動と、

「利他的」 と呼ばれる行動とが存在する。

どちらが有効なのか?

まだこの問題に決着はついていない。

より強い者が生き残る為の手段として、

この両方の協調が基本的な生き方であるという可能性だ。

実際、脳だけでは知性が生まれないことは間違いない。

脳は単独では何も作り出せない機関であり、

それ自体では胃よりも知的なわけではない。

どんな知的な反応をするにせよ、

体の他の部分から届けられる情報伝達が必要不可欠だ。

人間の脳は因果関係を探し続けることで世界に意味を見つけようとする。

その時々において、どちらの遺伝子がより強く作用するか。

ミームは、たえず協調し、自己犠牲的で利他的な遺伝子に対して、

ジーンは、たえず裏切り、やられたらやり返す利己的な遺伝子である。



(ジーン)

こんにちは。ジーン(遺伝子)です。

成長行為のさなかの遺伝子には、

人類史にいたることろの 「愚か者」 そのものである。

奇人変人にして破壊的、正真正銘の自己中心的者であり、

個人的な責任を果たす能力を持たぬ者、

ジーンはまさにそんな風に育つと想像してもらってもいい。


(ミーム)

私たちの遺伝子コードは、未だ不完全で成長的なために、

遺伝子を水平移動によって受け渡すことが出来るのと同様、

共通できる意識を持ちいらなければ

多種多様な環境に偏りが生じます。


(ジーン)

進化における突然変異は、

利己的な作用によって生じている。

また、突然変異が以上に高すぎると、

集団適応能力が低下するのは間違いであり、

集団を丸ごと消滅させるものである。


(ミーム)

人間の長所は、利他的な作用にあります。

自らの能力を最大限発揮する方法は、

いかに集団に貢献するかで決まります。

役に立つから感謝が得られて幸福なのです。


(ジーン)

我々の遺伝子は多くの才能に恵まれている。

問題は、それを開いて何をするかだ。

遺伝子には残忍さや悪意、

あるいは怠惰に陥る能力さえ、

受け継がれているのです。


(ミーム)

本当です。私たちの遺伝子は、

未だにサバンナやジャングルにいるものだと思っています。

科学技術が進んだ近代にいることを遺伝子は理解していないのです。

40億年前からの情報だけでは本能的な結果を招きます。

新しい近代の情報が脳には必要なのです。


(ジーン)

我々の決定のほとんどは理性と論理の結果ではなく、

感情的で本能的な結果なのだ。

だがそれを認めたくないだけである。

人間は頭の良い存在だと思いたがる。

しかし、そうした考えは間違いだと様々な歴史が物語っている。


(ミーム)

才能ある者みな、

精神が大いに喜んで眺めるものを、

必ず疑いの目で確かめることが大切です。

なぜなら、

間違いを侵すのは結果ではなく、思い込みですから。

あなたの答えの良し悪しは、

あなたの問いの根底を成す前提条件ですから。


(ジーン)

利己的な遺伝子は成長する。利他的と共に。

我々は運命共同体だ。



    つづく。




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