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「死詩集」

2020-04-12 | ウィン・ウィン王国
 4月 12日  日曜日

 おはようございます。  ロスト・ロスト大王です。


私達がどうのたうち回ろうとも、

世界の最後の結論はこうだ。

「死は神からの贈りもの」 であると。

実際、世界は死の恐怖によって動かされている。

遥か世界を、長い世界史の積み重ねられた努力で、

絶えず極め、絶えず探り、

終わることなく、しばしまとめ上げ、

最も尊いものを真摯に探し当てながら、

賢く保持し、社会は一段と成長する。

我々には悟ることが少ないが、継続するしかあるまい。

きっといつの日か判る日が来るだろう。


社会が持ちうるものは、なるほど素晴らしい。

欲求を満たす為の何かを引き出す能力、それも大したものだ。

人は重い鎖を畏れて、軽い罠の中に駆け込む。

狂おしい時代に出会い、時世に従って狂おしい程に生きた。

愚かなるまでに、素直なことは、それもまたいいものだ。

欲するものを保持していると思い込んでいる時ほど、

最も欲するものから遠ざかっていることはない。

豊かさは節度の中にだけ存在する。

無秩序を忍ぶか、不正を装うか、社会は常に、

全力で生きる人間のベストな要求に応じようとする。

善きサマリア人は常に冒険者だ。

有能な者は相互に良好な関係を築く必要こそ本物といえる。

その日、その日は同じに見えても、私達は春夏秋冬に属している。

そして生きるものは変化に対する覚悟を持っていなければならない。

我々は無常なるものを無常としてだけ受け止めるのではなく、

喜びには悩みが、幸せには苦しみが無ければならない。

己の喜びを人類の喜びに拡大しよう。

偉大なることを欲するまで、心を研ぎ澄ます。

制限の限りにおいて初めて自立が現れるように、

自然の恵みが我々に自由の恩恵を与えるのだ。

神々しくは、生活と同じく、

深く入り込めば入り込むほど、広がりを持つ。

その広がりは誰の足元にでも転がっている。

内容を見出すには、それに働きかけようとする者だけだ。

形式は大抵の者にとって邪魔なだけである。

中途半端にやる習慣を脱し、

人の中に、社会の中に、自然の中に、

決然として生きることを心せんかな。

どんな人生においても本来、最も注目に値するのは、その意志である。

「今心無中」 だ。

何事についても希望することは、反抗することに等しい。

可能なものの限界を図ることは、誰にでも容易い様に、

人生の到達し得る最高の境地は驚きにある。

何かを得ようとするなら、遠くを探す必要はない。

みよ。真実はまこと近くにあるではないか。

身の回りをよく見よ。

かの「一」は永遠に「一」であるが、

多分にも「一」は永遠に唯一のもの。

その「一」の中に多を見い出せ。

多を「一」の様に感ぜよ。

然らば「一」が生死の初めと終わりが得られる。

死せよ。成せよ。この一事を会得せざる限りは、

地獄による地上の苦行の現象に過ぎず。




      つづく。





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