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火事場の馬鹿力。

2020-03-24 | 学問
 3月24日 火曜日

 おはようございます。 ウィン・ウィン国王です。


人が潜在能力を発揮する際に必要なもの、

それが利他的行為である。

火事場の馬鹿力とは、利他的な行動で発揮される。

私たちの幸福に影響を与える

セロトニン、ドーパミン、アドレナリン、オキシトシンのうち、

オキシトシンは利他的DNAの中に存在する。

人は自分の為に力を発揮するより誰かの為に、

そう考えた時に思いもしなかった潜在能力を発揮させる。

私たち一人ひとりが生まれ持った長所それは、

人に役立たせてみなければ解らないものなのである。

それが生命共通の隠された能力であろうと、

あるいは、それが生命由来の形質の類似であろうと、

逆境という状況下で個人が潜在能力を発揮するというものには、

万事、生き残るための能力が備わっているのである。

火事場の馬鹿力とは、

単に自らが生き残りを賭けて他者を見捨て逃げ出す程度のものではなく、

利他的行為を説明するには、

実際にあなたが愛する人を守るのと同様の結果で証明される。

なぜ、火事場の馬鹿力が存在するのか?

生存闘争の観点から見れば、

最も気前の良い利他的行為が、

最も利己的行為の間を隔てるもの、

偶然にせよ、必然にせよ、生命に隠された

奥義の一つであることは確かのようだ。

火事場の馬鹿力はすでに私たちの内部にあるように、

その能力を気づくには誰かの為にという助けが必要だった。

それが適切な条件として命に係わるような状態を作り出しさえすれば、

後は、野となれ山となれ。スーパーマリオも夢じゃない。

だから、居心地の良い状態に身を置く者には決して解らない裏技だ。

常在戦場に身をもって体現することでのみ、

火事場の馬鹿力が解放される仕組みとなるのだ。

そう考えると、なぜ?

自然淘汰に利他行為が生き残ってきたのか。

どうやって利己という厳しい境遇と共存してここまで来れたのだろうか。

その答えが火事場の馬鹿力に見て取れるのかもしれない。

それは人間にとって不釣り合いなほどに

生きる上での利得が与えられているからであろう。

利己と利他。これほどの良きパートナーが存在するだろうか。

しかも万人共通のメカニズムである。使わない手はないだろう。

過去人類の中で最もひ弱だったホモサピエンスが生き残った理由には、

利他的行為をとった唯一無比の潜在能力を発揮させたことを意味している。

おそらく、与えられた環境の悪化に対する驚異は計り知れなかっただろう。

現在、ホモサピエンスの繁栄は、逃げ惑う他の動物をしり目に、

ひとえに他者を助ける選択をした思い切った勇気に勝算されるだろう。

人間をよい高いレベルに前進させることが出来る能力こそ人類の長所だ。

乱暴な言い方だが、現代人にはオアシスよりも火事場が丁度いい。

平和ボケが長引く日本社会において、楽なことしか考えず

逃げてばかりいる人たちには、一度火事場に堕ちた方がいいだろう。

あっ、そうだった。この世が地獄か!

どうやら人間は神に嫌われているようである。

いばらの道に逃げ場なし。安易な道はないのだ。



   つづく。



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