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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

解説

2014-10-24 | 女だから思ったこと
お友達のブログのコメントを書いているうちに、前の夫の事を思い出した。

正確には元夫が駆け落ち同然で家を出ていき、その彼女と暮らした街のことを思い出したのである。
当然、私はとても傷ついた。
元夫を憎み、その女を憎み、その街には一生行くことはないだろうと思った。

あれから16年だか17年だかの月日が流れ(もう指折り数えないと何年経ったのかさえ分からなくなった)、ふと気がついたら私は地図を見ながら平気でその街に車を走らせ、パチパチ観光写真を撮っているのである。

心の傷は時間が洗い流すというが、本当にその通りだ。
10年前、まだ養育費の催促をしていた頃、ここまで無関心に忘れ去ることができると誰が予測してただろうか。


あれから私の心境も大幅に変わった。
好きな人もできた。
家庭がある人だから一緒になることもないだろう。
泣いたことも恨んだこともいっぱいある。

でも、そばにいる間は味方でいようと思うようになった。
それだけでいいや、って。
今、こうしている時間を大切にしようって。


時々、元夫達の事を思い出す。
負けた、と思った。
恥かしかった。
それでとても傷ついた。

あの頃、私は何を愛していたのだろう。
元夫ではなく、元夫から愛されている自分ではなかったのか。
あの心の傷はエゴだったのではないだろうか。


今の私がこうあるのは、これら全ての経験があったからこそだと思う。
そう思えば無駄なことなんてなかった。

世間は悲しむことや苦しむことを嫌うけれど、その中にも大切なことはあるのではないか。
そうでなければ分からないこともあるのではないか。

そう思うようになってから、こんな自分の過去も一緒に大切にしよう。
そんな過去を持つ自分を好きでいようと思うようになった。

これが私なりのはじまりかもしれません。

100人の人間がいれば、100通りの考え方があるでしょう。
100通りも生き様もあるでしょう。

でも、それに優劣をつけることはできないのかも。