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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

G子とランチ

2014-08-14 | 友人
通夜に大学時代の友達もきてくれて、ビックリした。
もう何年も会っていないのに駆けつけてくれた友達、それもそんなに近くに住んでいるわけじゃないのに来てくれた、KIさんにはとても驚いた。

私はこういう優しさが苦手で、自分がそういうものを持ちえていないから劣等感を感じて卑屈になってしまうのだろうけれど、そういうものからいつも遠ざからずにはいられなかった気がする。
高校時代にもこういう女の子が何人かいた。街でバッタリ会って彼女はとても喜んでくれて住所や電話番号を交換したのだけど、自分が離婚になってしまい、それきりになってしまった。その後彼女が連絡をしようとしても取れなかっただろう、ウソの電話番号かと思われてしまったかも。10年以上も経った今になって時々それを悔やんでいる。

もともと心が捻じ曲がっているので「みんなで仲良く会いましょう」的なのが苦手なのである。人が集まる所に行っても何も話すことがないし。。。でも今までこんな卑屈な自分だから人に会ったって意味が無いと思ってきたけれど、いるだけでも顔を見せるだけでも喜ばれるかもしれない。
父の通夜がきっかけでそんなことを考えた。

「とにかくG子にお礼を言わなくては!」と思って連絡を取ってみると、すぐ会おう会おうと言う。

ランチを食べながら、「G子の言うとおりだったよ」と私は言い、
「(父が亡くなる)1週間前ぐらいに電話で話してた時【それでも生きて会えるのと死んでしまうのは違うよ】と言う話をしていたね、あの時はそんな事無い、もう息をしているだけの父だから死んでしまっても大して変わらないと思ってた。でもG子の言うとおりだった」
そんな話をすると、G子の方が涙を流した。

「いやー、毎週通った病院への道も、もう行くことが無いのかと思うと切ないんだよね。」と言うと、G子は「そうでしょう?」と言い、今でも妹さんのいた病院への道は通れないと言う。

「今、takeちゃんの所に遊びに行こう」と言う計画があるんだよ、とG子は言う。
takeちゃんとは、私が大学時代にいつも一緒にいた仲良しだった友達である。
「M君がレンタカーを借りてくれて、私が運転して、KIちゃんも一緒に行くって。sakeちゃんはtakeちゃんと仲が良かったから割引料金にしようって言ってるけど。」

でも、私はみんなでどこか行くのが苦手なのをG子は知っていたので、決して無理強いはしない様子が分かる。私は「そうだね」と自信なさげに返事した。

「9月でもいい?」
「そんな早くに?!」
「また今度にすると、いつになるか分からないから。M君は【sakeちゃんは疲れていたら無理に誘うなよ】と強く言われてるけど。」

「私はどうも話題もないし、G子みたいに昔の事をいろいろ覚えてないからなぁ。。」
「ヨシ君って覚えてる?学生結婚したの。」
「そう言えばいたよねぇ。」
「結婚式あげたんだって。」
「今になって式をあげたの?」
「子供が、だよ。」
「えぇ~~~~~~!!その時お腹にいたお子さんが!@@」
「KIちゃん式に呼ばれたんだって。新郎新婦の友達じゃないから親類席だったって。」
「へぇー」

ね?そういう話題で盛り上がれるでしょ?とG子は言う。

それから私達は自分の時の葬式の話(希望)やら、妹さんが抗がん剤で苦しんだので自分はしないで、最後まで好きなことをしていたい、と言うG子の話、T男の話、最近のM君の様子、この前の面接、採用決まるといいね、と言う話とか、いろんな話をした。
G子は「T男に会いたくないのとM君に会いたくないのは意味が違う」と言うので、「別れる時が切ないからね」と言うと、「そうなんだ」と言うので、私はこの前ね【そんなに家に帰りたいの?】ってイヤミで言ったよ、アイツらのそう言う時の態度ってさぁ、と言う話をした。
「1人じゃなくて、向こうはペアなんだよ、ペアでいるのが前提で好きにならないといけないんだ」と言うと、G子もそうだね、と言う。

帰りの車でG子は「T男に久しぶりに連絡してみようかな」と言うので、「今はお盆だから折り返し掛けられないかもよ」と心配するけどG子は携帯を取って番号を押した。

「また後で掛けなおすって。。。」とG子が喜んでいた。

こうして出る時は、電話を待ってた時なんだよ、と言う。
「へぇ、そうなんだ」と私も言う。

G子はとてもうれしそうだった。
それじゃまたね、と言って別れた。