きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

数学なんて

2009-04-17 | 息子keke
夕飯は、鶏肉をチキチキボーンの衣でから揚げ(粉が最近スーパーでまた手に入るようになった)と千切りキャベツ、それから昨日のエビカレーと、つくねとたけのこの煮物の残り、さわらのみそ焼きに春キャベツの味噌汁。

kekeが帰ってきた。
何か買ってきたらしい。
 
夕飯になると、やっぱり大学の話になる。
イヤなのは分かるが、溜息ばかりつかれれば心配にもなる。
今日は宿題があるのか、勉強はどうだと訊くことになる。

kekeの話だと英語はどうにかついていけそうらしい。
数学はまいってる。今は高校の復習で物理も数学から始まるらしい。
 
今日も宿題が出たと言う。
数学は得意だったからみせてみなよ、と言う。
すると、部屋から参考書を持ってきた。
今日ブックオフで半額で買ったと言う。
 
えーとえーと。

ベクトルって何だっけ?←そこから始まる。
内積と外積?
コサインって何だっけ?

「20何年前は普通に解いてたんだよ。やっぱ忘れたなぁ。」

それでも、無理やり宿題はこれに近いんじゃないか?と言うページを開いて、無理やり例題のように記号を押しこんで方程式を作ってみる。

「どうしてこの式になるの?」
「問題が似てるから、同じように押しこんで解けばいいんだよ。数学なんてそんなもんなんだから。あとは試験まで何度もやって丸暗記すればいいの。」
「なんでそうなるか分からない。」
「何でかは考えなくてやり方だけ覚えるの。何度も繰り返してやっていくうちに、だんだん何でだか分かる日が来たりするんだよ。すーがく科出身の私が言うんだから間違いない。」
「えー・・・分からないよ。。」
「でも、そんなものだよ。数学なんて。」

それからkekeの話は自由研究に及ぶ。

これから自由研究の課題を探さねばならないのだ。
友達は実験でオーロラの発生させるらしい。
自分もいろいろ考えたが、思いつくものは全て小学生レベルなのだと言う。
 
「じゃ、海から塩を取りだすとか?」
「・・・それが小学生レベルなんだよ、温めればいいんだから。」
「そうか。・・理科は私もダメだ。」

kekeから見ると、周りの友達は東大生レベルなのだと言う。
「この1年で単位の1/4を落とすようだったら中退する」と言う。
電車でなるべく勉強できるように参考書も買ってきたそうだ。

「私の時は、分からない時も友達同士見せあって助け合ったりしたものだけどなぁ。」
「そう言う雰囲気じゃないんだよ。みんな一人でできるし。」
「そうかねぇ。大学によって違うのかねぇ。」
「違うんだよ。。。(--;)」
 
私も一晩考える。


自分も高校はレベルが高くて大変だった。
うちらのように、言いたい事も言えずに人に合わせて生きるキャラだと、成績の良し悪しは重大なのである。
成績が悪いと(社会から認められないと)、友達も学校も何もかもがつまらなり、ストレスになり、生きているのもイヤになるのである。

この半期・1年様子を見て、1年でもダブれば卒業可能な範囲内なのか、全くお手上げなのかを見極め、ダメなら見切るのも一つの方法のように思う。

あのkekeが参考書まで買って電車で読んでるのに単位が取れないなら、何年やっても自信喪失にしかならないように思う。
いつものお得意の親バカ三昧だが、かわいそうなのだから仕方ない。

ちなみにkekeは「自分の子供にはこんな思いをさせたくないから、よっぽどやる気がない限り大学には行かせない!」と申しております。