きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

弱者の文句

2009-04-05 | 巷の話題
長崎のある自治体で「納税滞納者の定額給付金の口座を差し押さえた」そうである。それに対して憤りの声があがっているとのことだが、何に対して怒っているのだろうか。
 
口座を差し押さえられてしまい、不自由な事に対してだろうか。
それとももらえる給付金がもらえなかった事に対してだろうか。

予告もなく口座を押さえられてしまっては怒るのも止む無しかもしれないが、それより税金を払ってない事に対する詫びの気持はないのだろうか。
 
そもそも、払えない税金と言うのはどういう種類のものだろう?
源泉だったら、収入に応じたものだし。
仕事がない人の固定資産税かな。
生活保護世帯は固定資産税はどうしてるんだろう?

ちなみに昔の会社が倒産する時に、最後の給料から残りの地方税を全部天引きできなかったので(それどころじゃなかった)、あとからそれがまとまって請求されてしまい、住宅ローンを抱えていた人は固定資産税も重なってしまって、どうにも払う事ができなくなり、役所と相談して2年以上かけて少しづつ払っている人が居ます。(こう言う個々の相談も役所は応じてくれるらしい)

いずれにしても税金を払わないでいて、給付金はもらってよそに使おうって言うならおかしくないか。

ひとり親家庭の扶養手当を今までもらってきた自分が言うのもなんだか、最近貧乏であるのをやたら武器にする人が増えてきたように思う。

税金とは、収入や財産のない人には課せられないものだと思う。
(消費税は除くとして)
それが払えないとはどんな特別な事情があるのだろうと気になるし、「払えない」じゃなくて「払わない」ではないの?とさえ思うのである。

「払えない」と「払わない」の線引きも本人次第の所もあるから、一方的にどうするべきとも言えない所はあるのだが、それは威張れる話ではない。

そんな話をするとnanuさんは「母子家庭の手当はともかくよ」と私に遠慮しながら、「生活保護って言うのはどうかと思うんだ」と言う。周りで知っている生活保護の人達で「働こうと思えば働けるんじゃないの?」って言う人が多すぎると言うのである。

「それも、傍からは何とも言えねぇけどさ。」
「そうですよねぇ、本人しか分からないこともありますから。」

とは言え、(私も含めて)それを盾にして生きていくのは反省したい。
私も収入はおそらく低いけど、本当に貧乏なのではなく、ビンボウだと思いながらも日々楽しく普通に生活している、と言うポジションに変えていこうと思う。
「ビンボウ」と呼びながらも、生活水準はあると思ってる。
「ビンボウ」ながらも、それで楽しく生きていける能力がある。
 
だから、払うものはきっちり払いましょう!!
文句を言うのはそれからだ。

文句ばかり言っているのは、ただビンボウを盾に妬んでいるだけのような気がして、私は他人の振り見て我が身を直す事にした。

全ての事に対して、私は弱者を名乗るなら、文句は言わん。
そう思ったのだ。
(ブログには書くがな)