斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れよ!

2020-03-04 22:51:04 | 未来のニセコ
 マタイによる福音書(第9章17節)

2月25日(火)第4回ニセコ町地域エネルギー利活用検討協議会、及び
第4回ニセコ町SDGsモデル事業推進協議会が町民センター大ホールで
関係者約40人が参加して開催されました。
「NISEKO生活・モデル地区」の基本設計等の内容について、エネルギー
事業部の事業設計(案)について、また事業主体となるまちづくり会社
(仮称)についての説明と意見交換が行われました。
資料の「本事業の背景・目的」には
「2018年8月に・・・持続可能なまちづくり、SDGs17のゴール達成に向け
・・・SDGs未来都市計画を策定、この計画の中核的事業としてNISEKO生活・
モデル地区構築事業の構想を発表、・・・ニセコ町が自治体SDGsのモデル
として、日本ひいては世界の範となっていく・・・」とあります。

問題は事業主体の運営形態です。

町直接事業か、PPP(町の株式保有1/3以上、1/2未満)か、民間企業の100%出資か。
選択肢はいろいろあります。しかし、結局のところこれまでにニセコ町が繰り返し
行ってきた事業運営体制と何ら変わりないやり方で進める方針のようです。

このNISEKO生活・モデル地区構築事業の構想について2014年からドイツ在住
クラブヴォーバン(社団法人)の村上敦さんの講演を聞いてきました。
村上さんがいくら熱っぽく語りかけ、これまで日本になかった欧米型主体的概念を
ニセコ町が緊急輸入して推進しようとしても、そもそも依存性の高い上意下達から
脱皮できない日本人社会にあっては、これまでのニセコ町のやり方を結局のところ
踏襲せざるを得ないのかもしれません。

「新しいぶどう酒は古い革袋に」入れることになりそうです。


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