斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

狩太神社祭

2016-08-25 23:58:37 | 町の行事
「ニセコ町百年史」によると「狩太神社の始まりは1896年(明治29年)
岩手県人松岡陸三が奉斎したのに始まり・・・」とあります。
その後幾多の変遷を経て「大正15年8月22日『村社』につらなり、
昭和3年9月7日村社が実現、狩太村の総鎮守となった」とあります。

狩太神社はニセコ町の前身、狩太村の神社として本町で最も古い歴史のある神社です。
その狩太神社祭が例年通り今年も8月25日に行なわれました。
このお祭りはニセコ町最大のイベントの一つであり、全町を挙げての祝祭日
と言えます。
ニセコ町商工会が中心になって準備を進め、狩太神社祭を盛り立てています。
町役場では町長、副町長、教育長を始め、職員が総出でお祭りに参加協力しています。
児童生徒も任意でお祭りに参加しています。

私は昨年膝の怪我のため欠席しましたが、毎年踊り山に参加しています。
今年は男女とも80人が参加しました。その内ニセコ高校から13人の生徒が参加しました。

朝7時から町民センターで商工会が準備した揃いのゆかたを着付けてもらい、
9時から16時過ぎまで、元町から始まり町内10カ所で「これから音頭」と「おみこし音頭」
の曲目に合わせて踊り歩き、最後は狩太神社で踊って参拝して終わります。

日中は強い陽射しで気温も上がり、湿度も高く蒸し暑い一日になりました。
私は熱中症にならないように絶えず水分の補給に努めましたが、かなりの人が
踊りが始まる前からビールを飲み町内の休憩所ごとにビールやお酒が
ふるまわれるので、暑い中でこんなに飲んでよく踊れるものかと感心しました。

狩太神社境内では「狩太神社例大祭」や「子ども剣道大会」・「子ども相撲大会」等
が行われ、夜には「狩太神社民謡ショー」やビール会がひらかれるなど、例年にない
お祭りのイベントで大いに盛り上がったように思います。

今年から狩太神社にかなり若いイケメンの神主さんが来られて神社の雰囲気も
変わってきたように感じられるとのことです。
最近町内のあちこちで世代交代が見られるように感じます。

後志町村議会議員研修会

2016-08-24 23:37:55 | 議員活動
恒例の後志町村議会議員研修会が今年は仁木町の町民センターで開催され
後志管内の町村から215人が参加しました。
ニセコ町議会から議員9人と事務局2人が参加しました。

演題は「『改革』時代のその後に~永田町と地方の静かな政治」、
講師は北海道新聞社編集局報道センター部次長 山下幸紀氏

講演の内容を一部拾ってみます。
最近「改革」というワードが少なくなってきて聞かれなくなってきている。
1989年から2015年までの27年間に北海道新聞の記事に「改革」という
言葉はどれだけ載ったか? 
新聞に載った「改革」という言葉の数のグラフを提示して「改革」を掲げた
政権の政治の変遷とそれぞれの時代に発生した社会問題について解説されました。

「改革」の成果として今の安倍政権がある。
安倍政権の統治構造はすべて1989年に始まっている。
その結果、現在は「改革」のない、議論のない対立点が見られない政治になっている。

一方で地方自治はどうなっているのか。
増田レポートによる「2040年までに896の自治体が消滅する」と予測した問題。
地方自治は地域に合ったものを地域で考えていく。
地方の豊かさは自分で感じるものであり、ひとり一人に取ってかけがえのない
“ふるさと”である。

【選択と集中】の意味するものは?夕張市のJR廃止の申し出の一件。
議会は閉鎖的であり、クラスでの“いじめ”みたいなものがある。
「開かれた議会」とは?

*コメント「議会に“いじめ”みたいなものがある」のではなく
“いじめ”そのものの世界である。これは誰でも知っていることである。
議会で小中学校児童生徒の“いじめ”問題を取り上げるなら、まず各自の議会
の中で議員の“いじめ”問題について議論すべきではないかと思う。
議会議員は議員である前にまず人間としての品性・品格が問われるべきであり、
有権者の質が問われる問題でもあると思う。

講演の内容は漠然としていて、永田町と地方の格差・乖離を感じさせるものでした。




北海道町村議会広報研修会に参加して

2016-08-24 10:32:13 | 観光
北海道町村議会議長会主催の議会広報研修会が23日(火)議会広報
サポーターの芳野政明氏を講師にポールスター札幌で開かれました。

この研修会には全道100を超える自治体から議会議員・事務局員・職員など
議会広報に係る関係者約500人が参加し講義を受けクリニックを学びました。
ニセコ町からは「議会だより」編集委員2名(私を含む)と議会事務局職員1名の
計3名が出席しました。

議会広報誌は【住民に読まれ、議会活動が伝わる】ことが基本であり
そのための編集技術を学ぶことにあります。

研修会のレジメから
≪●議会報の目的は、住民の議会への関心を高めること
 地域の課題、自治体の仕事をチェックする判断材料の提供≫
にあります。

そのためにどういう企画と編集技術の習熟、独自の工夫が必要か、
良い例、悪い例を各自治体議会が発行している議会広報誌から
具体的に検証し、分かりやすく説明していただき大変参考になりました。

この講義から得たさまざまな知識をニセコ町の「議会だより」の編集に
活かして少しでも町民のみなさまのお役に立てるような広報誌の発行に
努めて行きたいと思います。

ニセコ町の“婚活”体験

2016-08-22 23:15:41 | 地域活動
今年の3月議会で「ニセコ町の婚活対策について」一般質問をしました。
しかし実際にニセコ町の“婚活”活動の内容をみたことはありません。
そこで“百聞は一見に如かず”と、ニセコ町農業委員会が主催する“婚活”、
グリーンパートナー夏交流会in ニセコに私も1日だけ参加させていた
だきました。

今回は男女とも40歳未満が対象の交流会で男女8名ずつの参加予定でした。
しかし直前に女性が一人欠席になり、男性8名、女性7名の計15名でした。
男性8名の内、仕事は畑作農業が4名、酪農業1名、金融関係1名、
公務員1名、会社員1名でした。
女性7名は札幌から5名、苫小牧と倶知安町から各1名ずつの参加で、
仕事は作業療法士2名、介護福祉士1名、医療事務1名、会社員2名、
就活中1名でした。
女性の最年少は27歳、最年長は36歳、男性は22歳と34歳でした。
平均年齢は女性30.57歳(7名)、男性29.625歳((8名)でした。
スタッフは札幌のエスポワール札幌中央から女性2名と農政課の事務局
職員(地域おこし協力隊員含む)3名でした。

町内の本田珈琲店前に男性たちが先に来て、マイクロバスで到着した女性たちを
迎えます。店内に入り対面式を行いますが、席は男女混合で座り、簡単な
自己紹介の後、サンドイッチとピザ、デザートとドリンクのランチを取った後、
向かい合った一組ずつが約10分間互いに話をします。
その間スタッフは一切立ち入らないのが原則。
約10分ごとにカップルが入れ替わり、お互いに全員が話す機会を作ります。

スケジュールではその後町内の農園で人参堀とトラクター搭乗体験をして、
その晩泊るペンションにチェックイン、希望者は温泉入浴となっています。
私はその間中抜けして6時からのバーベキュ―夕食会に参加しました。

この交流会の原則としてスタッフは参加者に話しかけてはいけないことになっていて、
ただ傍らから見守るだけとなっています。その理由としてスタッフが交流に入ると
そちらの方とばかり話して肝心のパートナーと話さなくなるからということでした。
スタッフは傍から様子を見守ってそれとなく観察しながら必要性を感じた時にのみ
中に入って調整することもあるようですがそこは長年の経験と勘で、男女の進行具合を
それとなく見守ります。
参加者ひとり一人が主体的に活動するように工夫がされているようです。
雰囲気としてはみな和気藹々と話が弾んで楽しんでいる様子でした。
短い時間の中で効率よく交流しながらカップル誕生のきっかけを作る仕組み
作りがされているように思います。

私にとってこうしたニセコ流婚活交流会は初めてのことで、ただ規則に従って
見守るだけに終わりましたが良い経験になりました。

2日目は参加者に希望カードを配布してマッチングカップル発表があります。
私はそれには参加していないのでカップルが何組誕生したかどうかわかりませんが
あとで結果とその後の成果を伺うのが楽しみです。


神仙沼散策

2016-08-11 23:57:07 | 自然と遊ぶ
8月11日は今年から始まった祝日「山の日」です。
祝日法に「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」とあります。
この記念すべき「山の日」に家にじっとしていられず、一方、先日の
ニセコアンヌプリ登山で足の筋肉痛がまだ治っていないので登山は控えて
家から30分ほどの近場にある「神仙沼」に行くことにしました。
山野草に詳しい友人に同行してもらい、良い機会なので他にも友人を誘い
5人で神仙沼を2時間余りかけて樹木・山野草を観賞しながらゆっくり、
たっぷり散策を楽しみました。

8月も半ばになるともう花のシーズンは過ぎ、それでもわずかに木道から
秋のキリンソウ、ノリウツギ(紫陽花そっくり)が見られました。
湿原地帯に入るとウメバチソウ、チングルマに数本出会いました。
紫色をしたタチギボウシ、サワギキョウ、ミツガシワ、黄色いコウホネの花は
数本水に横たわって(普段はしっかり立っているのですが)いる姿が見られました。
湿原の上を色とりどりの光り輝くトンボが飛び交い、“命を育む姿が見られました。

この日の神仙沼にはたくさんの方々が訪れ、本州からの家族連れやその中には
ニセコに1か月以上滞在している方々が数組おりました。ここ数年、こうした
長期滞在者がかなり増えてきているように思います。まだ一部ですが、
やっと欧米並みの休暇を過ごすようになってきたように感じます。

第1回の「山の日」に神仙沼で山の空気を深呼吸し、自然界のさまざまな
“生霊”に触れて良い一日を過ごすことができたと思います。