斉藤うめ子ブログ

新しいニセコの街づくりにとりくみます

歯の本数と歯の寿命

2021-01-31 01:52:22 | 健康
私は歯にはほとんど苦労したことがありませんでしたが、ここ数週間歯に物が
挟まったような違和感があり、ついに数日前上顎の奥歯がポロリと取れ奥歯に
大きな穴が開いてしまいました。噛むのが怖くてすぐに歯医者さんに診てもらう
と歯が抜け落ちてしまったのではなく、被せてあった歯の一部が欠けて落ちた
ようでした。

歯科医の先生に「私の歯は何本ですか」と尋ねると、「ざっと見て28本ですね」と
言われました。初め歯が欠けて落ちたので、27本になったかと思いましたが、抜け
たわけではないので欠けて落ちた部分を詰めなおし被せることになりました。
これはごく一般的な標準治療なので問題ないとのことです。これまであまり歯の
ことについて考えたことがなかったので、改めて歯について調べてみました。

歯の本数は全部で32本あり、親知らずを抜かすと28本あります。
【日本人の歯の年齢別本数】でみると
40才▶︎27.5本 50才▶︎24.8本 60才▶︎21.3本 70才▶︎15.2本 80才▶︎8.9本
40才を過ぎると歯を失う本数は加速的に増えていきます。
現在の日本人の平均寿命は男性が80才、女性は87才です。
厚生労働省の調査によると、歯の平均寿命は約50~65年で、その中でも「奥歯の寿命」
が最も短く、前歯よりも10年以上も早く抜けてしまいます。
歯の寿命が1番長い国はスウェーデンです。
スウェーデンは世界でも有名な歯科予防処置先進国で、国を挙げてむし歯・歯周病予防に
取り組んでいることで知られ、先進国の中でも特にむし歯・歯周病の人が少ないと言われ
ています。
この「予防歯科」「予防メインテナンス」という言葉はスウェーデンから生まれたそうです!
【80才の平均残存歯数】
▶︎スウェーデン 20本 ▶︎米国 17本 ▶︎英国 15本 ▶︎日本 8.9本
北欧ではいかに再発や悪化しないように予防に集中しているのです。
【定期検診・メインテナンスの受診率】
▶︎北欧 90% ▶︎米国 80% ▶︎英国 70% ▶︎日本 5〜2%
痛みなどの症状がなくても歯医者さんで定期的にメインテナンスをして歯の寿命を
延ばすことが大切です。

私は親知らずの歯が3本あったのですが、たまたまその1本がおかしな生え方をして
いたために痛みが来て、その歯を抜くしかないと言われ(今から40年近く前になり
ますが、その時アメリカのデラウエア州にいたのですが)、歯科医師から入院して
全身麻酔で手術を受けるように言われ、他の親知らずの歯は問題なかったのですが、
後で支障がでてきてはいけないからと言われ全部抜かれてしまいました。
手術後経過が順調なので入院しないで帰ってきましたが親知らずの歯は以来1本も
ありません。
以前に歯科医師さんから「後志管内で歯が28本全部ある人が何人いると思いますか
(あなたの年齢で)数人(1~2人???)ですよ」言われたのを思い出します。

昭和34年(1959年)105歳で亡くなった母方の祖父は歯が丈夫で100歳を過ぎても
硬いものをバリバリ音をたてて噛み砕いていたとよく母に聞かされたのを覚えて
います。私の姉も兄も小学生の時に歯の健康優良児で表彰されています。
歯のDNAに感謝しなければなりません。しかし歯の本数と寿命とは必ずしも
一致しているとは言えないようです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿